こんにちは、リョウジです!
テニススクールでダブルスばかりやっていると、ペアのことを考えず自由に戦えるシングルスにも興味が湧いてくるかと思います。
シングルスをやってみたい!でも、どこでやればいいんだ?
しかし、シングルスをやる環境を整えるのはけっこう大変です。
テニススクールでは、あまりシングルスのクラスを開講していません。
あっても数クラスだと思います。
テニススクールにとって、シングルスは定員が少なく利益が得にくいクラスだからです。
コートと相手が確保できればシングルスはできますが、毎回都合を合わせるのも難しい…
そんなときにおすすめしたいのが、シングルスの草トーナメントです。
わたし自身、いろいろな試合会場を探しながらシングルスの草トーナメントに出続けた経験があります。
休日や仕事の合間に時間を作りながら、毎月8回くらい試合に出続けました。
まだまだ修行中の身ですが、何年も試合に出続けた結果、毎年数回はオープンの大会で優勝できるようにはなりました。
そのときの経験を踏まえて、シングルスの試合で困らない【準備・戦略・グッズ】をまとめてみました。
これからチャレンジしたい方にはテニスのシングルスの始め方を、現在シングルスで伸び悩んでいる方にも何か有益な情報を提供できたらと思います。
ぜひこの記事を読んで、シングルスの試合を楽しんでみてください!
【テニスのシングルス】試合に出てみよう!
テニスの試合って楽しいの?やったことないんだけど…
最初はテニスの試合に出ても、楽しく感じないかもしれません。
でも、定期的に草トーナメントに出続けると、今までとは違うテニスの楽しさに出会えるかもしれません。
わたし自身、初めてシングルスの草トーナメントに出たときは全敗で、「2度と試合に出たくない」と思いました。
打ったボールはコートにまったく入らず、サーブもダブルフォルトばかりだったので、相手も退屈していたはず…
そんな経験をしたので、もっと上達してから試合に挑戦しようと決心したのですが、自分のテニスにいつまで経っても自信が持てず、その機会はなかなかやってきませんでした。
それからかなりの時間が経ち、職場の先輩に繰り返しシングルスやダブルスの草トーナメントに誘われるようになりました。
イヤイヤながら出続けていると、勝てないながらも試合が徐々に楽しくなっていきます。
ほとんどが1日に3試合以上できる大会だったので、その日だけでも試合を重ねるごとに自分が上達しているのを感じたからです。
試合に出るようになり、自分が知っているテニスの世界が大きく広がりました。
下記の記事で、試合に出てよかったことをまとめています。
試合に出るメリット
試合に出ると、どんなメリットがあるの?
試合に出るメリットはいろいろありますが、わたしが特に感じたのは下記の3つです。
- ミスが減る
- 自分の強みと弱みがわかる
- 身につける技術に優先順位がつけられる
ミスが減る
定期的にテニスの試合をするようになると、ミスが減ります。
徐々につなぐ場面か攻撃する場面かがわかるようになるからです。
最初は、何でもないボールをハードヒットしてしまい、大量にポイントを失います。
そのことに気づくと、必死にボールをつなぐようになります。
この段階でかなりミスが減るはずです。
あとは、その中から攻撃できる場面を見つけていけばOKです。
周りにあまりミスをしない人がいたら、多分試合経験がある人です。
自分の強みと弱みがわかる
試合をした後に振り返る時間を作ると、自分の強みと弱みが徐々にわかってきます。
試合を通して同じパターンでポイントをとっている、あるいは失っていることに気づくからです。
同じパターンでポイントを量産していれば、それが自分の強みです。
逆に、同じパターンで何ポイントも失っていれば、自分の弱みになります。
自分の強みと弱みを理解することは、試合で戦略を立てるうえで大切なファクターになります!
身につける技術に優先順位がつけられる
テニスで身につける技術は終わりがないくらいたくさんありますが、試合に出ることで優先順位をつけることができます。
試合をすると、自分に1番何が足りないかが痛いほどわかるからです。(同時に、今は捨てるべき技術も見えてきます。)
それは、自分の致命的な弱点であったり、攻撃パターンの精度だったりします。
自分に足りないものを練習と試合で克服していくと、次の課題が見つかります。
結果として、試合に勝つうえで優先順位の高いものから練習していくことになります。
また、試合の課題を1つずつクリアしていけば、テニスを最速で上達させることができます。
どのレベルなら試合に出れる?
どれくらいのレベルになったら、試合に出る意味があるの?
試合に出るのは早ければ早いほどいいとわたしは思っていますが、最低限ゲームを楽しめるレベルになっていることが必要です。
ゲームを楽しめるレベルとは、下記を満たしている状態です。
- サーブを入れようと思えばサービスボックスに入る
- グランドストロークやレシーブで力加減を調節すれば相手コートに入る
- ネットプレーでボールに当てるだけなら相手コートに入る
- スコアのカウントができる
- 技術よりポイントを優先する思考
詳しくは、下記の記事にまとめています。
ゲームを楽しめるレベルであれば、テニススクールのレベルに関係なく試合に挑戦する価値があります!
草トーナメントのレベル分け
テニスの草トーナメントでは、誰でも出れるオープン大会とレベルが設定されている大会があります。
基本的に草トーナメントのレベル分けは試合でのレベルなので、スクールでのレベルは参考にしないように気をつけてください。
もし、各レベルの目安が大会要項に書いてあれば、それを参考に申し込めばOKです。
シングルスとダブルスどちらがいい?
草トーナメントに出るなら、シングルスとダブルスどちらがいいの?
向き不向きがあるので、どちらがいいとは言えません。
パートナーがいるなら、ダブルスにしかないテニスの楽しさを試合で経験できるはずです。
ただ、ダブルスしかやったことがないなら、ぜひシングルスにもチャレンジしてみてください。
下記の点でダブルスと違うはずです。
- 自己責任でボールが打てる
- 気にするプレーヤーは相手1人でいい
- コートカバーする範囲が広い
- コース変更がしやすい
コートはダブルスより狭くなりますが、1人で戦う分コートが広く感じるはずです。
この記事は、わたしが頻繁に出ていたシングルスについて書いていますが、ダブルスの試合にもある程度役立つ内容になっています。
【シングルス】試合に出る準備
試合に出るための準備について、ここでは書いていきます。
事前に知っておくと、余計なストレスを感じなくて済むかと思います。
事前に確認しておくこと
草トーナメントには、ホームページなどに大会要項があります。
その中で、事前に確認しておきたいことを下記にまとめておきます。
- 試合のキャンセルはいつまで可能か
- 試合会場のコートサーフェス
- 試合前にウォーミングアップができるか
- 試合会場はどれくらい前に到着すればいいか
- 悪天候による大会の中止はどれくらい前に決めるか
上記を事前に整理しておけば、何かあったときに安心かと思います。
要項に書いてなく、調べてもわからないことがあれば、運営側に確認しておきましょう!
試合の持ちもの
試合には何を持っていけばいいの?
試合で持っていきたいものを下記にまとめておきます。
- ラケット2本
- テニスシューズ
- キャップ
- 着替え用衣類
- タオル類
- 汚れもの入れ
- スポーツ飲料
- ゼリー飲料2個
- アミノ酸サプリメント
3試合以上やる場合、「スポーツ飲料・ゼリー飲料・アミノ酸サプリメント」がないと戦い抜けません…
最低ラケット1本は、試合前に張り替えておきましょう。
試合前にストリングを張り替えると、以下のメリットがあります。
- 試合中にストリングが切れづらくなる
- 最高のパフォーマンスを発揮できる
- 自分に合ったテンションがわかる
季節や状況によって必要になるものもあります。
- 水筒
- 日焼け止めクリーム
- 虫除けスプレー
- ネッククーラー
- 防寒グッズ
- サングラス
- 折りたたみ傘
- サポーター
- コンタクトレンズやメガネ
試合で余計なストレスがかからないよう、必要なものは揃えましょう!
必須ではありませんが、試合であると便利なものもあります。
- グリップテープ
- テーピングテープ
- リフレッシュシート
- テニスボール
- 時間つぶしできるもの
- リカバリー系のサプリメント
少しでも試合を快適に進めたい方は検討してみてください!
詳しくは、下記の記事をご覧ください。
また、草トーナメントで長い時間試合をする場合、空腹にならないように気をつけたいです。
もし、空腹感を感じたときはすでに遅く、エネルギー切れを起こします。
そうならないように、食事のタイミングや試合会場での間食も考えましょう。
大会当日に気をつけたいこと
ついに試合当日だ!初めての試合で緊張するな…
普段から試合に出ている方は、決まったルーティンで動いているかと思います。
もし、初めて試合に出る方でしたら下記に気をつけてみてください。
- 試合ルールを確認しておく
- 最初どう戦うかを考えておく
- ウォーミングアップのやり方
- セルフジャッジやカウントコールの仕方
- 試合進行について
- 次の試合までにやること
- 大会が終わったら身体のケア
詳しくは下記の記事をご覧ください。
試合前のウォーミングアップの流れを知りたい方はこちらをどうぞ。
ウォーミングアップなしの大会なら、対処法を考えておきましょう。
シングルスの戦略
試合に勝てない!どうしたら勝率を上げることができるんだ?
わたし自身、最初はまったく勝てず、試合を積み重ねながらどうしたら勝率が上がるのか考えてきました。
強力な武器がなかったわたしは、どんなふうにポイントを失っているかを振り返り、できることから1つずつ改善していきました。
- セルフジャッジは正確に
- 【40-40】サイドの選び方
- ダブルフォルトをなくす
- リターンミスを減らす
- クロスラリーでミスしない
- クロスラリーからストレートにコース変更
- いろいろなボールに対応する
- 強風のときの戦略
当たり前のことしか書いていませんが、上記は試合で勝つための必須条件といえます。
もし、上記に思い当たるものがあれば改善してみてください。それだけで失点は減るはずです!
セルフジャッジは正確に
草トーナメントは当然ながらセルフジャッジです。
コートに入っていたかどうか自分で判断しないといけません。
セルフジャッジでは、インかアウトかわからないときはインとみなしラリーを止めずにそのまま続けます。
勝ちたいがため、きわどいボールは「アウト」とコールするプレーヤーもたまにいますが、真似してはいけません。
とはいえ、インかアウトかわからなくても続ければいいと考えるのもよくありません。
だんだんジャッジがあいまいになり、本来とっていたポイントも失ってしまうからです。
わたしのセルフジャッジの失敗談は、下記の記事に書いています!
【40-40】サイドの選び方
草トーナメントでは、「40-40」になるとノーアドバンテージのルールを採用することが多いです。
つまり、1本勝負です。
その後の勝敗を左右する大事なポイントです。
レシーバーはなんとなく得意なサイドを選びがちです。
もし、この1ポイントの勝率をもっと上げたいのであれば、下記を総合的に考えて判断するべきです。
- リターンが強いサイド
- サーバーが弱いサイド
- その試合でリターンが当たっているサイド
- ポイントがとりやすい展開になるサイド
自分の得意だけで決めるではなく、相手を観察したり、試合の流れやその日の調子も考慮してみましょう!
詳しくは、下記の記事をご覧ください。
ダブルフォルトをなくす
失っているポイントの中で、すぐに改善できることといえばダブルフォルトをなくすことです。
実際にダブルフォルトを0にするのは難しいですが、なくすつもりでいないとなかなかダブルフォルトは減りません。
サーブが入ってさえいれば、相手がリターンミスしてくれる可能性だってあります。
勝率を上げるために、まずはダブルフォルトをなくすにはどうしたらいいかを考えましょう。
リターンミスを減らす
ダブルフォルトに次いで、もったいない失点がリターンミスです。
リターンミスの原因は、下記の3点が多いです。
- 力加減
- ボールを見ていない
- バランスが崩れる
グランドストロークとの共通点はあるものの力加減が違うので、注意が必要です。
どんなときにリターンミスしているかを分析し、対処法を考えましょう。
クロスラリーでミスしない
シングルスにおいて、クロスラリーでミスしないことが大前提です。
フォア同士で打ち合えるのはもちろん、バック同士でもです。(2人が右利きの場合。)
そこでミスしてしまうと、相手はクロスラリーに持ち込むだけでポイントがとれてしまいます。
クロスラリーがミスなくつながるようになったら、次の戦略に移ります。
クロスラリーからストレートにコース変更
クロスラリーがミスなくつながるようになったら、次に考えたいのが攻撃です。
どんなにいいショットでも、クロスにしかボールを打ってこないなら、相手は怖くありません。
もし、フォアハンドに回り込めば1発で決められる破壊力があれば、そこから展開していくのがいいでしょう。
もし、わたしと同じように強力な1発がなければ、ストレートにコース変更する技術を磨いてみましょう。
クロスラリーからストレートにコース変更する技術は、練習さえすればできるようになります。
クロスから球出ししてもらい、ストレートに打ち抜くだけのシンプルな練習です。
できるようになったら、クロスからの球出しをクロスとストレートに打ち分ける練習もやってみましょう。
派手さはありませんが、試合を通して地味に効いてきます。
ストレートにコース変更する場面や気をつけることは、下記の記事をご覧ください。
いろいろなボールに対応する
その他、わたしがよくミスしていたポイントを振り返ると、下記の場面だということがわかりました。
- 浅いボールが来たとき
- 高いボールが来たとき
- スライスが来たとき
上記の3つをミスなく返球できれば、かなり失点を減らせます!
浅いボールが来たとき
浅いボールは、ベースラインで打てるボールに比べると距離を合わせるのが難しいです。
ベースラインで打てるときは、待っていればボールが向かってくるので距離を合わせやすいです。
それに比べて、浅いボールは自分から前へ移動しないと距離が合いません。
しっかりスタンスを決めて打てるときもあれば、動きながら打たなければ間に合わない場合もあります。
また、ボールを打つ高さによっても、それぞれ注意点が違います。
浅いボールの返球方法については、下記の記事にまとめています。
高いボールが来たとき
相手からムーンボールや高く弾むトップスピンを打たれると、高い打点で打たされミスを連発した経験はないですか?
わたしは、過去にそれで自滅したことがあります。
普段から高い打点の打ちこみ練習をしていれば別ですが、そうでなければまず後方に下がりましょう。
ベースラインの後方で打つことになりますが、普段の打点近くまで落として打てれば深さもコントロールしやすいはずです。
粘り強くボールを返して、浅いボールを待ちましょう。
スライスが来たとき
相手がスライスを打ってきたとき、いつもと同じ気分で返球してしまうとボールがネットにかかりやすいです。
相手がスライスで打ってきたとき用の打ち方に切り替える必要があります。
また、スライスをスライスで返球すれば楽にネットを越えますが、ネットにつめられボレーで叩かれるリスクがあります。
詳しくは、下記をご覧ください。
強風のときの戦略
特殊な場合として、強風のときの戦略も考えておきましょう。
強風のときは、普段のプレーにこだわらず、「ネットで戦う」ことがポイントです。
たとえ、普段はベースラインで戦うグランドストローカーでもです。
詳しくは、下記の記事をご覧ください。
テニスのシングルスに役立つグッズ
シングルスでは、試合がもつれて接戦になることもあります。
そんなとき、わずかな差が勝敗を左右します。
ここでは、シングルスのパフォーマンスを上げてくれるグッズを紹介します。
長時間戦うなら、下記のグッズがあなたを助けてくれます!
トーナグリップ
トーナグリップ XL(99cm×29mm) ドライ 3本入り⬇︎
トーナグリップ XL(99cm×29mm) ドライ 10本入り⬇︎
トーナグリップ XL(99cm×29mm) ドライ 30本入り⬇︎
夏場、長いラリーになると手のひらから汗があふれ出します。
タオルで拭いても拭いてもグリップが滑ってしまい、ラケットがすっぽ抜けた経験はないですか?
わたしは実際にそのような経験をしてから、ドライタイプのトーナグリップを使っています。
トーナグリップといえば、プロの選手たちも愛用している有名なグリップテープ。
耐久性と巻きづらいデメリットはありますが、試合中にラケットが汗ですっぽ抜ける悩みから解放されます。
アミノバイタルBCAAチャージウォーター
長時間の試合を戦い抜くには、水分だけではなく失われたミネラルも補充する必要があります。
要はスポーツドリンクです。
ただ、夏場だと大量にスポーツドリンクを飲むことになります。
そこで大事になってくるのは、大量に飲んでも気持ち悪くならない味です。
わたし自身、いろいろなスポーツドリンクを試した結果、「アミノバイタルBCAAチャージウォーター」にたどり着きました。
ぜひ、夏場に1度試していただきたいドリンクです。
アミノバイタルタブレット
お試しの32粒とリピーター向けの120粒があります⬇︎
水分やミネラルはスポーツドリンクで、エネルギーはゼリー飲料などで補充できますが、激しい運動で筋肉などのたんぱく質から分解されたアミノ酸も消費されるので補充が必要です。
アミノ酸サプリメントはいろいろありますが、試合の合間こまめに補給できる「アミノバイタル タブレット」をおすすめします。
まとめてアミノ酸をとる場合、補給するタイミングを考えないといけません。
アミノバイタルタブレットなら、毎試合終わった後に2粒くらい補給すればOKです。(1粒500mgのアミノ酸が含まれています。)
最後に…
わたしがシングルスの草トーナメントで経験したことをまとめてみました。
試合で勝つためには、定期的に試合に出続けることが必要です。
また、いつも同じ大会に出ていると、対戦相手やコートのサーフェスに慣れてきます。
どこでも力が発揮できるように、いろいろな大会に参加してみることをおすすめします。
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テニスのシングルスってどんなのだろう?楽しいのかな?