わたしは、テニスがうまくなりたくてテニスコーチになりました。(決して、テニスがうまいからテニスコーチになったわけではありません。)
今ならテニスがうまくなる方法はいろいろあるかと思いますが、当時のわたしはテニスコーチになる方法しか知りませんでした。
「テニスコーチになれば、毎日コートで練習できるのでうまくなれるだろう。」
そんな甘い考えを持っていました。
そこで待っていたのは、「こんなにテニスが好きなのに、テニスができない」という苦しみでした。
コートはレッスンなどで埋め尽くされており、コーチが自分の練習をする時間は限られています。
しかも、レッスンでくたくた…
そして、なかなか上達しない自分がいる。
本当にテニスの才能がないんだなと嘆きつつも、努力すればいつかなんとかなると自分に言い聞かせました。
長い年月はかかりましたが、上達が遅い分できるようになったときに多くのことに気づけたと思っています。
わたしのように、テニスがなかなか上達せずに苦しんでいる生徒さんを見てきました。
言葉でアドバイスしただけでは、練習を重ねただけでは解決できないときがあります。
テニスは、生き物のようにちょっとやそっとでは変わらない難しいスポーツなので…
それでも、試行錯誤しながらできなかったことができるようになったとき、すぐにできてしまった人より深く、多くのことを学べます。
「こんなにテニス」は、わたしがテニスで経験したこと・気づいたこと・考えていることを記事にしています。
しかし、わたしがつかんだテニスのコツを言葉でまとめただけでは、読んだ方になかなか伝わりません。
そこで、わたしがどのような状況でどのようにコツをつかんだか、つまり自分の体験をなるべく記事に書くようにしました。
同じような状況で悩んでいるなら、そのコツを共有できるかもしれないと思ったからです。
わたしの試行錯誤した経験が誰かの役に立てたなら幸いです。