



こんにちは、リョウジです!
テニスを始めて、最初に教わるダブルスのフォーメーション(陣形)が雁行陣です。
テニススクールだと、初級〜初中級で学ぶ陣形です。
2人で攻守に役割分担するシンプルな陣形と思いきや、様々な配球や状況に応じたポジショニングを覚える必要があり、奥が深いです。
ここでつまずくと、後に学ぶ並行陣もよくわからない状態に陥ります。
わたしはテニスコーチをしていたとき、生徒さんが間違えやすい配球やポジションをいろいろ見てきました。
この記事では、その経験を踏まえ「雁行陣で覚えておきたい基本的な戦術」を解説します。
この記事を読むことで、自分の配球やポジションが今のでよかったのか判断できるようになるはずです。
少しでも、雁行陣のわからないが解決してくれれば幸いです。
目次
【雁行陣の後衛】意識したい3つのこと





雁行陣の後衛が意識してほしいのは、下記の3つです。
- 正しいポジションをとる
- 高さを使い分ける
- 時間を使い分ける


【雁行陣の前衛】ポジショニングとコースの打ち分け
雁行陣の前衛でおさえておきたいのが、ポジショニングとコースの打ち分けです。
この2つは、自動化できるまで練習する必要があります。
前衛のポジショニング


→サービスボックスの中央より一歩前にポジションをとる
【守備をするとき】
→サービスラインとセンターサービスラインの交差するT字のところにポジションをとる







前衛のコースの打ち分け


→相手の前衛を狙う
【攻撃できないとき】
→相手の後衛につなぐ



【雁行陣のストレートロブ】
雁行陣でよく使うストレートロブからの展開。
ここでは、ストレートロブを打った側のペアと打たれた側のペアの動きをそれぞれ見ていきます。
味方がストレートロブを上げたら前衛はどう動く?


- スマッシュの構えに入った
- バックボレーの構えに入った
- ロブが前衛の上を抜けた

- センターを守りつつ下がる
- そのままT字にとどまる
- センターサービスラインに沿って前へ移動



相手からストレートロブが上がったら前衛はどう動く?


→「はい!」と後衛に伝える
【ロブを前衛が返球できない】
→「お願い!」と後衛に伝える


→相手の前衛へ打つ
【ロブを攻撃できない】
→相手の後衛へつなぐ



【ストレート雁行陣】
後衛同士がクロスに打ち合う雁行陣からストレートロブでポジションが入れ替わると、後衛同士がストレートに打ち合う「ストレート雁行陣」に変わります。
ここでは、ストレート雁行陣で知っておきたいことをまとめています。
ストレート雁行陣の前衛はどう動く?


→センターサービスラインの中央より一歩前にポジションをとる
【守備をするとき】
→サービスラインとセンターサービスラインの交差するT字のところにポジションをとる

→相手の後衛が打とうとしているボールに身体を向ける
【守備をするとき】
→ボールが飛んでくるかもしれない相手の前衛に向ける

雁行陣とストレート雁行陣では何が違う?

- ポジショ二ング
- 打つ方向

→サービスボックスの中央より一歩前
【ストレート雁行陣】
→センターサービスラインの中央より一歩前


→シングルスサイドラインとベースラインの交差点
【ストレート雁行陣での後衛のポジション】
→ダブルスサイドラインとセンターマークの中間


→前衛は逆クロス方向に打つ
【ストレート雁行陣でのポーチ】
→前衛はクロス方向に打つ


【ダブルスのポーチ】
ダブルスで後衛同士のラリー中、前衛がボールを横取りして攻撃するのがポーチボレー。
ここでは、ポーチボレーで知っておきたいことをまとめています。
ポーチをするときに気をつけたい3つのこと


- 動き出すタイミング
- 動く方向
- 打った後のポジション


ポーチをするとき前衛の足元以外はどこに打つ?


- 1発で決めようと思わない
- ポーチ後の展開を優位に進められる

→クロスを狙う
【前衛がポジションチェンジする場合】
→逆クロスを狙う


【ストレートアタック】
ダブルスで、後衛が正面にいる相手前衛に攻撃することを「ストレートアタック」と呼びます。
ストレートアタックは、ただ前衛に打っただけではうまくいきません。


- コートの中に入って打つ
- 前衛のバック側ボディに強打する
- 味方の前衛と打ち合わせしてリターンで使う


最後に…
雁行陣の基本的な戦術を見ていきました。
頭で理解できたら、ぜひダブルスのゲームで試してみてください。
並行陣と共通の戦術もあるので、これだけおさえておけば並行陣の習得もスムーズに進むはずです!