こんにちは、リョウジです!
テニスで新しいショットを教わると、以前学んだショットとごちゃまぜになり、うまく打てないことがあります。
わたし自身も、テニスでそんな経験を繰り返してきました。
今まで打てたのに、突然打てなくなると不安になります。
「元に戻るのか?」
「いったい何が原因なのか?」
「どうしたら元に戻るのか?」
わたしは10年ほどテニススクールの運営に携わっていました。
テニスコーチをしていたとき、新しいショットを教えるときは類似するショットと比較しながら説明するようにしました。
生徒さんにそれぞれの共通点と違いを伝えて、頭の中を整理してから練習に入りますが、身体はなかなか思うように動いてくれません。
頭で理解したとしても、身体がついてくるまで地道な反復練習が必要です。
この記事では、2つのショットを比較してそれぞれの共通点と違いをまとめました。
共通点と違いを知っているか知らないかで、ショット練習の効率が大きく変わるはずです。
各ショットの理解を深め、今より自由に使い分けれる未来を手に入れませんか?
【共通点と違い】テニスのショットを使い分けるために知っておきたいこと【まとめ】
「共通点と違い」を解説するショットは、下記のとおりです。
- スライスとボレー
- GSのトップスピンとスライス
- アングルボレーとストレートボレー
ごちゃまぜになりやすいショットをチョイスしました!
スライスとボレー
ベースライン近くにバウンドする深いボレーを打つには、足の踏み込み以外にスイングが必要になります。
その際に、アンダースピンをかけてスイングするので、同じ回転をかけるスライスもしくはスライスのアプローチを教わります。
スライスで覚えたスイングをボレーで使うには、それぞれの共通点と違いを理解しておく必要があります。
- グリップの握りと手首の形
- ラケット面が開く
- 後ろから前にスイング
- 基本の球種は同じ
- 身体の開きは抑え気味
- 打点の位置
- ワンバウンドかノーバウンド
- スイングの大きさ
- 足を踏み込むタイミング
同じ球種のため、共通点はかなり多いです。違いをしっかり理解しておけば、切り替えがスムーズになります!
詳しくは、下記の記事にまとめています。
グランドストロークのトップスピンとスライス
スライスを教わると、今まで打ってきたグランドストロークのトップスピンとの違いに戸惑うことになります。
最初はなかなかうまく打てませんが、練習を重ねてボールの当て方がわかると推進力のあるスライスが打てるようになります。
ところが、スライスが打てるようになると、普段のグランドストロークが逆にうまく打てなくなる場合があります。
スライスの影響を受け、何かが変わってしまったのです。
そんなことのないように、下記の共通点と違いを抑えておく必要があります。
- 手首はインパクトの形を保つ
- 顔は打点に残しておく
- 回転量を減らしていくと後ろから前のスイングになる
- ボールの軌道
- ボールに対してスイングする方向
- スイング軌道
- スイング中の先行するラケットフレーム
- 身体の回転
- ラケットヘッドの位置
身体の回転の有無とグリップの違いで、打点も変わってきます。
詳しい解説は、下記の記事でまとめています。(同じコンチネンタルグリップで、トップスピンとスライスを打ち分けた場合の違いも解説しています。)
アングルボレーとストレートボレー
アングルボレーは難しいと思うかもしれませんが、考え方によってはストレートに打つボレーより打ち方がシンプルです。
また、アングルボレーを学ぶことで、ストレートボレーの精度を上げることもできます。
それを実現するには、それぞれの共通点と違いを理解する必要があります。
- グリップの握り
- フットワーク
- ラケットの用意
- 身体のターン
- ボールの入り方
- ボールの当てる位置
同じ構えからの打ち分けが理想ですが、まずはコースがバレてもいいので打ち分けられるようになりましょう!
詳しくは、下記の記事で解説しています。
最後に…
ショットの共通点と違いを見てきました。
両方のショットを打てる、そして自由に打ち分けれるヒントになれば幸いです。
ショットの選択肢が増えれば、テニスの世界がさらに広がり、もっと楽しくゲームができるはずです!
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グランドストロークとスライスがごっちゃになって、どっちもうまく打てない…どう使い分けたらいいんだ?