- テニススクールのレッスンはどんな流れなの?
- テニススクールのレッスンはどんなことに気をつけたらいいの?
- クラスにレベルの違う生徒さんがいるのはなぜ?
こんにちは、リョウジです!
テニススクールのレッスンに慣れるまでは、上記のようにいろいろと不安に思うことがあるかと思います。
わたしは、テニススクールの運営スタッフとして10年携わってきました。
テニススクールで、コーチ・ストリンガー・フロント・事務など幅広く経験しています。
その経験を活かして、レッスンの流れや注意点を詳しく解説します。
この記事を読むことで、レッスンに関するいろいろな不安を解消できるはずです。
テニススクールのレッスンに関する知識を身につけて、楽しくかつ安全にテニスを磨きましょう!
テニススクールのレッスンはどんな流れなの?
レッスンの流れはスクールや受講するクラスによって違います。
レッスンの流れを3つほど紹介します。
- 初心者向け
- 経験者向け【基本メニュー】
- 経験者向け【ライブボール】
初心者向けレッスンの流れ
初心者向けレッスンは、下記の流れをイメージしておいてください。
- ウォーミングアップ
- ラケッティング
- 球出しでショット練習
- ラリー練習
- 時間があれば簡単なゲーム
- クールダウン
ウォーミングアップは、テニスに必要な動きや動的ストレッチで可動域を広げ、テニスをする準備を整えます。
ラケッティングは、簡単に言えばボールとラケットを使ったボールつきです。
道具に慣れるために行います。
コーチの球出しで下記の基本ストロークのどれかを練習します。(サーブは球出しではなく、自分でボールを上げます。)
- フォアハンドストローク
- バックハンドストローク
- フォアボレー
- バックボレー
- スマッシュ
- サーブ
先週のレッスンのおさらいもすると、2ストローク以上練習することもあります。
その後、球出しで練習したストロークを使って、コーチと簡単なラリーをします。
もし時間があれば、簡単なポイントゲームをしてテニスを楽しみます。
最後のクールダウンでは、静的ストレッチで強張った筋肉を伸ばしてほぐします。
コーチがラリーの相手をしてくれるから、初心者でも安心してレッスンを受けられる!教わるだけではなく簡単なゲームもあるので、テニスの楽しさも体感できるね!
経験者向けレッスン【基本メニュー】
初心者クラスで基本6ストロークの練習を終えた初級以上のクラスであれば、下記の流れを基本としてレッスンします。
- ウォーミングアップ
- ミニラリー
- 球出しでショット練習
- ラリー練習
- フォーメーション練習
- ゲーム
- クールダウン
詳しくは、下記の記事でまとめています。
経験者向けレッスン【ライブボール】
基本メニューの球出し練習を省き、実戦練習の中にテーマを盛り込むライブボール中心のレッスンの流れもあります。
テニス経験の長い生徒さんや上級者向きの内容ですが、基本メニューの流れよりレッスンの効率と生徒さんの満足度は上がります。
ライブボールを中心とした実戦的なレッスンは、下記の流れで進みます。
- ウォーミングアップ
- ミニラリー
- ローテーションラリー
- フォーメーション
- ゲーム
- クールダウン
詳しくは、下記の記事でまとめています。
テニススクールのレッスンはどんなことに気をつけたらいいの?
今日も目一杯レッスンを楽しむぜ!!
レッスンでのちょっとした油断が、大きなトラブルを招く可能性があります。
テニススクールのレッスンでは、どんなことに気をつけたらいいかを下記の順番で解説していきます。
- 心構え
- 水分補給
- テニスボールによる事故
- 接触事故
レッスンを受けるときの心構え
レッスンで気をつけることは、日頃コーチから言われていると思います。
しかし、テニススクールに入会したばかりだとコーチから言われたことを忘れてしまったり、まだ定着していなかったりします。
そこで、レッスンでの心構えをリストアップしましたので、レッスン前に確認しておきましょう。
- 素振りをするときは回りに人がいないか確認する。
- 十分にウォーミングアップを行う。
- コートに入ったら足を細かく動かしておく。
- スタンスを広くとる。
- ネットプレーではラケットと顔を離しておく。
- 誰かが「ケア!」や「危ない!」と叫んでたら身構える。誰かが危ないときも「ケア!」や「危ない!」と知らせる。
- 周囲に人や物(ラケット・ボール・レッスン用具)がないか気にしておく。
- 無理しない。
リストアップした項目の詳細は、下記の記事にまとめています。
レッスンを受けるときに気をつけたい水分補給
テニススクールのレッスンでは、自分の体調にも気をつけなければいけません。
体調不良で最後までレッスンを受けられないことがあるからです。
生徒さんが体調不良で、レッスン途中に帰っていくのを何度も見てきました…
睡眠を十分にとることも大切ですが、特に気をつけたいのは水分不足による体調不良です。
レッスン中は、コーチの促しもあり、水分をマメにとっていると思います。
レッスン中だけではなく、レッスンが始まる前にも水分を250〜500mlとっておきましょう!
レッスンが始まる前、すでに水分が不足していると、脱水症を引き起こす可能性が上がってしまいます。
スポーツ時の脱水症は、汗をかいて水分とナトリウム(塩)が不足する状態で起こり、だるさや吐き気、けいれんなどの症状が出ます。
早朝レッスンでは、起きたときに水分が不足しているので、特に注意が必要です。
脱水症にならないよう気をつけることは、高温多湿な環境で起こりうる熱中症の予防にもつながります。
詳しい内容は、下記の記事をご覧ください。(水分以外にとったほうがいいものも紹介しています。)
レッスンで起こるテニスボールによる事故
テニススクールのレッスンにはいろいろな危険が潜んでいます。
その中でよく起きるテニスボールによる事故をリストアップしてみました。
- 相手が打つスマッシュやチャンスボール
- 自打球
- 死角から飛んでくるボール
- ペアの打ったボール
- コートに落ちているボール
起こりうるテニスボールの事故を知っておけば、回避できる可能性が上がります!
詳細と対策は、下記の記事にまとめています。
レッスンで起こる接触事故
レッスンで、テニスボールを一生懸命追いかけると視界を奪われます。
そんなときに起こる接触事故をリストアップしました。
- 生徒同士で衝突
- 振り回したラケットが接触
- テニスコートの備品に接触
- 地面に転倒
どれも大ケガにつながる可能性があるので、とっさに判断できるように、詳細と対策を下記の記事で確認してみてください。
左利きの生徒さんの対応
あの生徒さんのボールは、なんでかわからないけど打ちにくいな…
よく見ると、その生徒さんは左利きだったりします。
上記で紹介したようなケガが大きく絡む問題ではありませんが、相手のボールがなかなか返せないのもある意味深刻な問題です。(ボールの軌道を予測できず、ケガにつながる可能性はありますが…)
テニススクールのレッスンで、左利きの生徒さんがいた場合、下記の4つに気をつけましょう。
- 左利きは右利きの逆に曲がる
- 左利きがサーブを打つときのレシーブ
- ラリーで左利きにボール出しをするとき
- ゲーム練習で左利きがペアのとき
詳しくは、下記の記事をご覧ください。
まずは、相手が左利きだと気づくこと。後は、上記の4つを理解したうえで、左利きの生徒さんのボールに慣れていきましょう!
クラスにレベルの違う生徒さんがいるのはなぜ?
クラスにレベルの違う生徒さんがたまにいるんだけど、どうしてなんだろう?
テニススクールでは、レベルが違う生徒さんがクラスに混在することがよくあります。
レベル別にクラスを分けているはずなのに…
テニススクールでレベルの違う生徒さんがクラスに混在する理由
テニススクールでレベルの違う生徒さんがクラスに混在するのは、下記のどれかが原因です。
- 1つ下のレベルで受けられる振替システム
- 担当コーチに1つ上のレベルで振替していいと言われている
- 2レベル以上の合同クラスがある
- 時間の都合でレベルの違うクラスに通っている
- お目当てのコーチが1つ下のレベルを担当している
- あえてレベルを落としてテニスがしたい生徒さんがいる
- テニススクールの体験者がミスマッチなレベルで受けている
これだけ原因があると、同じレベルだけでレッスンをするのはかなり難しいね…
クラスにレベルが違う生徒さんがいるとどうなる?
明らかにレベルが違う生徒さん(上のレベルでも下のレベルでも)がクラスにいた場合、気をつけないとどちらの生徒さんも不快な思いをすることになります。
回りが自分よりテニスが上手だとミスをすると申し訳ない気持ちになってしまい、萎縮してしまいます。
逆に、回りが自分よりテニスのレベルが下だと、ボールがまともに返ってこず、物足りない気持ちになり、テニスのレッスンがつまらなくなります。
レベル差のストレスを解消するためには、レッスンの各パートでコーチがレベル差を感じさせないように気を配る必要があります。
詳しくは、下記の記事をご覧ください。
最後に…
テニススクールのレッスンで知っておきたい基本的なことから裏事情まで、この記事でまとめてみました。
テニススクールのレッスンに、ケガはつきものです。
レッスンで起こる事故を事前に知っておき、十分気をつけるようにしましょう!
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テニススクールに入会したけど、レッスンはどんな流れで進むの?