こんにちは、リョウジです!
オープンスタンスのトレーニングと言えば、足を踏み込んだときに上半身の姿勢が維持できるランジ系のトレーニングや下半身からの運動連鎖を強化するメディスンボール投げ、弱い筋肉を使ってひねり戻りのトレーニングができるバランスボール投げなどがあります。
この記事では、道具も使わず、もっと気軽に練習できるセミオープンスタンスのステップ練習を紹介します。
「セミオープンスタンスのステップ」で何を磨くことができるか?
セミオープンスタンスのステップ練習では、回り込みながらセミオープンスタンスを作る練習ができます。
下半身の動作に集中して反復練習ができます。
大きな動きで回り込む「1ステップ」と、細かく回り込む「2ステップ」があります。
セミオープンスタンスを決めるまでのトレーニングなので、他のオープンスタンスのトレーニングに比べると、負荷も小さくトータルでの効果も期待できません。
ただ、気軽にできて強度が低い分回数をこなせます。
反復練習がしやすいので、セミオープンスタンスを決める動作を自動化できます。
メインのスタンスをスクエアスタンスからセミオープンスタンスに移行したい方や股関節の絞り込み動作が甘いと感じている方には有効な練習です。
大きな動きで回り込むセミオープンスタンス「1ステップ」のやり方
大きな動きで回り込むセミオープンスタンス「1ステップ」の動きから説明します。
まず、軸足の置き場を1カ所決めます。
軸足の置き場の左右の斜め45度前にそれぞれもう片方の足の置き場をイメージします。
軸足の置き場の真上に頭を置いたまま、両足だけを交互に入れ替えます。
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両足を交互に入れ替える
軸足の置き場にある足の膝を曲げて、股関節を内側にひねります。
それに伴い、斜め前に置いてあるもう片方の足は、踵が上がり、足の裏を外側に向けて、股関節を内側に絞ります。
これで、骨盤より上が横向きになります。
ただし、目線だけは常に正面を向いたまま行います。
上半身を180度回転させながら、両足のスタンスの入れ替えを繰り返します。
両腕に関しては、2通りの方法があります。
- 両手を組んで両腕を左右にひねる
- ボクサーのように構える
両手を組んで両腕を左右にひねる
両手を組んで、手のひらを外に向けます。
両腕を前に伸ばして、スタンスを決めるのに合わせて、左右にひねって肩を入れます。
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ショルダーターンがしっかりできる
ボクサーのように構える
もしくは、ボクサーのように構えて肩を入れるだけでもOKです。
回数をこなすならボクサーのように構えた方が集中できます。
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回数をこなせる
練習の目的は、セミオープンスタンスの下半身の動きを覚えることなので、どちらの方法でもかまいません。
細かく回り込むセミオープンスタンス「2ステップ」のやり方
次は、細かく回り込むセミオープンスタンス「2ステップ」のやり方を説明します。
大きな動きで回り込むセミオープンスタンス「1ステップ」の間に、正面向きになるステップを入れます。
セミオープンスタンスを決めた後、1度正面向きになるステップを入れてから次のステップで逆足のセミオープンスタンスをとります。
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【最初に戻る】ボクサーのように構えた例
両腕は、両手を組んで左右にひねってもいいし、ボクサーのように構えて下半身の動きに集中してもOKです。
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【最初に戻る】両手を組んで両腕を左右にひねった例
ステップを踏んでいる最中、頭の位置が動かないようにします。
この練習は両足を細かく動かしながらスタンスを決める練習にもなります。
最後に…
大きな動きで回り込む「1ステップ」と、細かく回り込む「2ステップ」でセミオープンスタンスを決める練習でした。
- 頭を動かさずに両足のフットワークでセミオープンスタンスをとる。
- スタンスを決めたとき、両股関節を内側に絞り込む。
セミオープンスタンスのステップを反復練習して、上記の2つを無意識レベルでできるようにしちゃいましょう!