【自宅でできるテニスの練習】グランドストロークの打点の位置を覚える

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こんにちは、リョウジです!

力が入る打点で打てるようになるためには、打点の位置を覚えること、その位置で打てるようにスタンスを決めることが必要です。

グランドストロークで、あいまいになっている打点の位置を繰り返し確認して、正しく把握する練習方法を紹介します。

グランドストロークの打点の位置を覚える練習方法について

壁に打点の位置を設定して、下記の順番で練習していきます。

  • 【ステップ1】打点でアイソメトリックス
  • 【ステップ2】スタンス固定でテイクバックから打点までスイング
  • 【ステップ3】前後のサイドステップを入れる
  • 【ステップ4】スプリットステップ + 軸足を引いてターンを入れる

打点とスタンスの位置関係を覚えて、最終的にスプリットステップから打点に入れるようにします。

練習を始める準備

打点の高さを壁に設定

覚えたい打点の高さを壁に設定します。

オススメはラケットヘッドとグリップエンドが同じ高さになる打点です。

グリップの握り方でその高さは変わってきますが、そのグリップで打ちやすい高さになっているはずです。

高い打点を練習したい場合は、ラケットヘッドがグリップエンドより高くなる打点を設定します。

高さが決まったら、打点の位置に目印(カラーテープなど)を壁に貼ります。

スタンスを決める

打点に対して、両足をどこに配置したらいいかを決めます。

足の位置に目印は必要ありませんが、デフォルトのスタンスは決めておきます。

フォアハンドストロークで薄めのグリップなら、スクエアスタンスが適しています。

フォアハンドストロークで厚めのグリップなら、セミオープンスタンスが適しています。(薄めのグリップより、インパクトで身体が開くため。)

両手打ちバックハンドストロークは、スクエアスタンスをとります。

片手打ちバックハンドストロークは、クローズドスタンスをとります。

ボールを用意する

打点を探る【ステップ1】打点でアイソメトリックスだけ、ボールを使います。

テニスボールがあれば大丈夫ですが、わたしはテニス用のスポンジボールを使っています。

テニスボールより大きくて軽いので、自宅でラケッティング(ボールつき)などの練習をするときに重宝します。

【ステップ1】打点でアイソメトリックス

ラケットを持って、インパクトの形を作ります。

壁に目印を貼った打点の位置にボールをセットします。

インパクトの形のまま、ラケットでボールを壁に押し付けます。

力が入れやすい前方の打点を見つけて、しばらくこの状態を維持します。

打点でのアイソメトリックトレーニング(筋収縮運動を中心とする筋力トレーニング)になります。

呼吸を止めずに行うようにします。

【ステップ2】スタンス固定でテイクバックから打点までスイング

両足のスタンスを決めておいて、両手でラケットを持ったところからスタートします。

そこから、「テイクバックして打点までスイングする」を繰り返し練習します。

ゆっくりラケットを動かしながら、打点の位置を覚えます。

【ステップ3】前後のサイドステップを入れる

フットワークを入れても、打点に適した場所にスタンスをとれるか練習します。

その場にきたボールを打つときの前後のフットワークを入れてみます。

【ステップ2】と同様、両足のスタンスを決めておいて、両手でラケットを持ったところからスタートします。

そこから、両手でラケットを持ったまま、サイドステップで下がります。

サイドステップで折り返して、前進し始めたら、テイクバックを開始します。

サイドステップで前進している間にテイクバックを終えます。

スタンスを決めて、打点までスイングします。

ここまでを繰り返し練習します。

【ステップ4】スプリットステップ + 軸足を引いてターンを入れる

実戦と同じように、スプリットステップから開始してみます。

身体を正面に向けたまま、スプリットステップを行います。

両手でラケットを持ったまま、軸足を後ろに引いて身体をターンさせます。

もう片方の足を軸足に寄せて、【ステップ3】と同様にサイドステップで下がります。

サイドステップで折り返して、前進し始めたら、テイクバックを開始します。

サイドステップで前進している間にテイクバックを終えます。

スタンスを決めて、打点までスイングします。

ここまでを繰り返し練習します。

練習の注意点

本来スイングすると、ラケットは加速していきます。(フォロースルーで減速しますが…)

この練習方法では、打点でスイングを止めてしまいます。

打点の位置を把握する代わりに、スイングの自然な加速を破壊するリスクがあります。

そのためには、下記に注意して練習する必要があります。

スイングはできるかぎりゆっくりと

スイングスピードを上げてしまうと、打点でラケットを止めるため、スイングを減速することになります。

これは、本来の加速していくスイングとは別物です。

練習の目的は打点の位置を覚えることなので、テイクバックとスイングともにスローモーションで行います。

スローモーションは、動きの確認にも有効です。

練習後に通常の素振りを入れる

スイングを打点で止める練習をした後は、通常のスイングを行います。

通常のスイングで素振りを行い、打点は加速していくスイングの通過点だということを身体に思い出させます。

こんなにテニスが好きなのに、テニスができないときは…

バランスボールをラケットで打って、正しい打点を見つける練習があります。

打点の位置にバランスボールがくるように、持ってくれるパートナーが必要です。

腕に伝わる打感で正しい打点を探す練習方法です。

もし、バランスボールを持ってくれるパートナーがいれば、この方法で練習していたと思います。

昔、止まったボールを打つ練習機を買ったこともありましたが、三日坊主で終わってしまいました。(2種類くらい購入しました…)

わたしが求めていたのは、正しい打点の把握でした。

手伝ってくれるパートナーもいないし、インパクトの感触は必要ないので、ここで打てばいいという場所をあらかじめ知ったうえで、そこで打てるようになりたかった。

高いトレーニング道具に頼ると失敗することが多かったので、手軽にできる方法はないかと試行錯誤した結果、この練習方法にたどり着きました。

「こんなにテニスが好きなのに、テニスができない…」

テニスをしないと、打点の記憶は薄れていきます。

そんなときは、この練習で何度も何度も打点の位置を呼び起こします。

決して忘れることのないように。

参考にした本

前後のフットワークはこちらから⬇︎

バランスボールをラケットで打つ練習方法はこちらの2冊を参考にしました⬇︎

後は、「テニスが強くなりたいあなたに贈る100の法則 (LEVEL UP BOOK)」も参考になりました。グリップと打点の関係がわかりやすく書いてありました。