こんにちは、リョウジです!
グランドストロークをショートバウンドで返球するには、ボールをバウンド直後にとらえる練習が不可欠です。
ただ、ショートバウンドでの返球は1度覚えてしまえば、ずっと使える便利な方法。
過去のわたしもそう思っていましたが、簡単な練習でショートバウンドでの返球はできるようになりました。
ショートバウンドで返球できるようになりたい方は、1度この記事の練習を取り組んでみてください!
グランドストロークをショートバウンドで打つための練習方法
練習を始める前に、ショートバウンドで打つコツを知りたい方は下記の記事でご確認ください。(コツは3つだけです。)
ショートバウンドは自宅や壁打ちで練習できる
グランドストロークをショートバウンドで打つための練習方法は、テニスコートではなくても下記の場所を使って1人でできます。
- 自宅
- 壁打ち
ちょっとした壁とスポンジボールがあれば、自宅でもショートバウンドの練習はできます。
わたしが自宅で使い分けている2種類のスポンジボールを紹介しておきます。
ウイルソンのスポンジボールは通常のテニスボールより大きめ(直径9cm)で、バウンド後の弾みが小さくてゆっくりです。
プリンスのスポンジボールはテニスボールに近い大きさで、ウィルソンのスポンジボールよりバウンド後の弾みが大きくて速いです。
実戦に近い形で練習ができます。
近くに壁打ちできるところがあれば、通常のテニスボールを使ってショートバウンドの練習ができます。
ショートバウンドの練習方法
ショートバウンドの練習方法は、下記の2ステップで行います。
- 壁の近くでミニミニラリー
- グランドストロークのグリップでショートバウンド
バウンド直後に打つタイミングがつかめていれば、②の「グランドストロークのグリップでショートバウンド」の練習だけで十分です。
壁の近くでミニミニラリー
フォアハンド側の面で打ったところ
バックハンド側の面で打ったところ
グリップはボレーで使うコンチネンタルグリップで握ります。
壁からラケット1本分以上離れて、壁に向かってワンバウンドで小さくラリーをします。
ただし、毎回ボールをバウンド直後に打ちます。
コンチネンタルグリップは上向きのラケット面を作りやすいので、山なりのゆっくりとしたボールが打ちやすいです。
そのため、ボールをとらえるタイミングに専念できます。
ボールのバウンド地点に身体とラケットを入れる練習にもなります。
両膝を柔らかく使いながら、ボールのバウンド地点に入りましょう。
下記の順番で、少しずつ難易度を上げてチャレンジしてみてください。
- フォアハンドだけ
- バックハンドだけ
- フォアとバックを交互に
グランドストロークのグリップでショートバウンド
打点を前にとって若干ラケット面を上向きにする
コンチネンタルグリップでバウンド直後にボールをとらえられるようになったら、グランドストロークのグリップでチャレンジしてみます。
グランドストロークのグリップで握ると、ショートバウンドのインパクトでラケット面が地面と垂直に立ちますが、打点を前にとって若干上向きを作ります。
コンチネンタルグリップのときよりボールは前方に飛ぶので、壁との距離を少し離します。
若干上向きのラケット面を保ったまま、ボールのバウンド地点に入り、軽く当てながら続けます。
慣れてきたら、壁から少し離して、ショートバウンドの打点前後で小さくスイングします。
フォアハンドのみ、バックハンドのみでそれぞれ練習してみてください。
グランドストロークをショートバウンドで打つための応用練習
上記の練習をした後、実戦で試していけば、ショートバウンドで打てるようになります。
もし、コートを使って2人でショートバウンドを練習する場合は、下記の方法があります。
- ネットのそばでミニミニラリー
- サービスライン内でショートラリー
- ロングラリー
- ボレー対ストローク
ネットのそばでミニミニラリー
2人ともネットのそばに立ち、すべてバウンド直後のタイミングでボールをタッチします。
コツは、お互いにネット側に短くボールを落とすことです。
そうすると、身体の前でボールがバウンドするので打ちやすくなります。
グリップはコンチネンタルグリップで握ります。
サービスライン内でショートラリー
サービスラインより後ろに下がらない
お互いにサービスラインより後ろに下がらずに、グランドストロークのグリップでショートラリーをします。
ボールが深ければ、ノーバウンドで返球したり、ショートバウンドで返します。
いろいろなタイミングで返す練習になります。
ロングラリー
ショートバウンドを練習する側と台になる側に分けてロングラリーをします。
ショートバウンドを練習する側は、デッドゾーン(サービスラインとベースラインの間)に立ち、ラリーをします。
ベースラインより下がらないように気をつけます。
台になる側は、通常どおり動いて返球します。
デッドゾーンにボールがバウンドするように台になる側が狙って打てると、相手はショートバウンドの練習ができます。
ラリーが続かないようだったら、ポイントをかけて勝負するのがオススメです。
ストレートラリーでもクロスラリーでも練習可能です。
ボレー対ストローク
ストローク側は、デッドゾーンでショートバウンドで返します。
ベースラインより下がらないようにします。
ボレー側は台として、デッドゾーンを狙って返球します。
ボレー側のポジションは、ネットとサービスラインの中間くらいです。
ボレーに自信がある方は、サービスライン付近にポジションをとって返球します。
ボレー対ストロークはお互いロングラリーをするよりテンポが早くなり、ポジションを下げる時間もなくなります。
より実戦的なショートバウンドの練習ができます。
本来グランドストローク同士のラリーでは、時間があればしっかり下がって打ち抜いた方が相手にとって脅威です。
最後に…
コートでの練習方法ではデッドゾーンにポジションをとることで、ボールのバウンド地点に入りやすい状況を作りました。
ショートバウンドで打てれば、相手をコート後方に追い込んだとき積極的にデッドゾーンまでポジションを上げられます。
ショートバウンドの練習とデッドゾーンのポジションに慣れることができる一石二鳥の練習方法です。
ぜひトライしてみてください!