テニススクールのレッスンで行うミニラリーではどんなドリルができるのか書いてみた

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こんにちは、リョウジです!

テニススクールのレッスンは、下記のように分かれています。

  1. ウォーミングアップ
  2. ミニラリー
  3. 球出し練習
  4. ローテーションラリー
  5. フォーメーション練習
  6. ゲーム
  7. クールダウン

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ウォーミングアップ(動的ストレッチと静的ストレッチの準備体操)後に行う、ミニラリーのパートではどんなドリルができるかを書きたいと思います。

ミニラリーの役割

準備体操が身体のウォーミングアップなら、ミニラリーはテニスのウォーミングアップです。

短い距離で、ラケットとボールに慣れるために行います。

ボールの当て方を確認したり、ボールを打つタイミングを意識したり、足を動かしたり、いろいろできます。

レッスンの時間と内容によっては、ミニラリーを省き、球出し練習からスタートする場合もあります。

その場合は、球出し練習がウォーミングアップの代わりになります。

ローテーションラリーのとき、自主練習エリアでミニラリー系のドリルをやる場合も、レッスン最初のミニラリーと内容がかぶらないようにします。

例えば、レッスン最初のミニラリーはグランドストロークのショートラリーだけやって、ローテーションラリーの自主練習エリアではボレーボレーをするなどです。

ミニラリーのドリル例

ミニラリーといえば、グランドストロークのショートラリーとボレーボレーが定番ですが、さまざまなドリルが考えられます。

下記にミニラリーでできるスタンダードなドリルをまとめておきます。

お互いワンバウンドでミニラリー

  • ミニミニラリー(お互いネット前に立ち、ショートバウンドで小さく返球)
  • グランドストロークのショートラリー
  • スライスのショートラリー
  • サービスラインより下がらず、グランドストロークのショートラリー

グランドストロークでのラリーのショートバージョンです。

お互いボールに当てて返すだけなら簡単ですが、本気でショートラリーをするとけっこう難しいです。

グランドストロークのショートラリーは奥が深く、いろいろなことを学べます。

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その他のドリルだと、自分のコートにワンバウンドさせて打ち合うミニラリーもあります。

まあ、グランドストロークというよりはボレーのドリルですが…

ハイボレーでボールを上からおさえこむ練習になります。

お互いノーバウンドでミニラリー

  • ダブルヒットボレーボレー
  • 近い距離でボレーボレー
  • サービスライン上でロングボレーボレー

ボレーボレーは、しばりを入れることで難易度を上げたり下げたりできます。

シンプルな練習ですが、ボレーの何を強化したいかでいろいろなバリエーションが考えられます。

詳しくは下記の記事をご覧ください。

【テニスのボレーボレー】コントロールを磨く8つのドリル

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ノーバウンド対ワンバウンドでミニラリー

  • ミニボレー対トップスピンでのストローク
  • ミニボレー対スライス
  • ミニボレー対サービスライン上でハーフボレーかローボレー

グランドストローク同士のゆっくりなショートラリーと早い反応と判断を必要とするボレーボレーの間のテンポになります。

ボレー側は、深さのコントロールやラケットをボールのどの角度から入れるかを練習できます。

グランドストローク側は、すぐ返ってくるので、打ったら次の準備に入る練習にもなります。

トップスピンのグランドストロークを打つ場合は、時間がないため、最後までフォロースルーが取りづらいです。

フォロースルーを省いてボールに当てるだけにならないよう注意が必要です。

ミニラリーのドリルの決め方

ミニラリーのドリルの決め方は、目的に応じていろいろ考えられます。

どのラリー形式に慣れたいか

「お互いワンバウンド」、「お互いノーバウンド」、「ノーバウンド対ワンバウンド」の3種類から選びます。

例えば、ローテーションラリーで行う予定の形式でミニラリーを行えば、事前にラリーのリズムに慣らすことができます。

そうすれば、ロングラリーで練習するときのハードルが下がります。

トップスピンの強化かスライスの強化か

トップスピンやスライスのボールの当て方を短い距離でつかみます。

使い分けれるように、それぞれの打ち方の違いを意識しながら練習すると効果的です。

一定のタイミングで打つか、いろいろなタイミングで打つか

テニスを始めたころは、いつも一定のタイミングで打てるようにボールに合わせて動きます。

次のステップとしては、ポジションを変えずに打つことで、ボールのいろいろなタイミングで打てるように練習します。

特に、ボールのバウンド直後に打つ、グランドストロークのショートバウンドやハーフボレーの練習に、ミニラリーは適しています。

最後に…

ミニラリーは、レッスン後半のドリルの伏線で内容を決めたり、前回のレッスンの復習に使ったり、身につけたいスキルにしぼって毎週反復練習するなど、用途はさまざまです。

ただ、レッスン後半のドリルに力を注いでもらうため、ミニラリーをあくまでもウォーミングアップとして行うコーチも多いと思います。

いつもグランドストロークのショートラリーとボレーボレーだけ、もしくはグランドストロークのショートラリーを短い時間(5分くらい)しかやらないほうが、生徒さんも混乱せず、レッスンに入れるからです。

あなたのクラスでは、いつもどんなミニラリーをしていますか?

コーチがどんな目的でミニラリーをしているかわかるかもしれません。