こんにちは、リョウジです!
自宅でできるテニスの練習の1つにラケッティングがあります。
地味ですが、ラケットとボールに慣れることができ、グレーディング(力の強弱の調整)の練習にもなります。
もし、スポンジボールと練習に使える壁が自宅にあれば、もう少し実際のテニスに役立つ練習が可能です。
ボールのバウンド直後のタイミングでも打てるようになりたい方に、オススメしたい練習があります。
自宅の壁を使ったハーフボレーの練習法を紹介します。
【ステップ1】身体は正面を向けてミニミニラリー
ハーフボレーの練習をするために、ミニミニラリーで準備を整えます。
ハーフボレーと同じグリップのコンチネンタルグリップで握ります。
まずは、壁を狙って、ワンバウンドで小さくラリーをしてみます。
壁の近くで、身体を正面に向けます。
手首の角度は維持(グリップと前腕の角度が120度くらい)しながら、ラケットヘッドを地面に付くくらい下げます。
ボールはゆっくりになるように、身体の前方で、ラケット面を上に向けてとらえます。
ラケットは振らず、両膝をやわらかく使ってボールをコントロールします。
ミスなく続くようになったら、次のステップに進みます。
【ステップ2】身体を正面に向けたままハーフボレー
【ステップ2】では、身体を正面に向けたままハーフボレーの練習をします。
ボールをバウンド直後にとらえる感覚と身体の正面足元でハーフボレーする技術が身につきます。
身体を正面に向けたまま、ボールがバウンドする場所を予測して、ラケットをそこに入れられるようにします。
ボールがバウンド直後に、ラケットでタッチするので、打点は低くなります。
できるかぎり地面に近いところにラケットヘッドを用意します。
実際のハーフボレーでは、相手のコートまでボールを飛ばす必要があるので、インパクトでのラケット面は地面に対して垂直に近くなります。
至近距離の壁にボールをゆっくり飛ばしたいので、【ステップ1】と同様に、身体の前方で、ラケット面を上向きにしてとらえます。
【ステップ1】と同様に、ラケットは振らず、両膝をやわらかく使ってボールをコントロールします。
ラケットのどちらの面でも、打てるように練習します。
【ステップ3】身体を横に向けたままハーフボレー
実戦に近づけるため、身体を横に向けたままハーフボレーの練習をします。
実戦では、横向きになることで、サイドステップを使ってバランスを保ったまま素早くボールのバウンド地点に入れます。
自宅では、横向きで止まったまま、ラケットワークに集中してかまいませんが、打点には注意が必要です。
ラケットを持っている腕が前にくるバックハンドのハーフボレーのほうが、フォアハンドのハーフボレーより打点が前方(壁に近くなる)になります。
バックハンドボレーを両手で打っている方は、どちらのハーフボレーも同じくらいの打点で大丈夫です。
身体を横に向けて、打点の位置に気をつければ、【ステップ2】と同じ要領でハーフボレーが打てます。
【ステップ4】スペースがあるならグランドストロークのショートバウンド
【ステップ3】より壁から離れる空間があれば、グランドストロークのショートバウンド練習も可能です。
グランドストロークのグリップに握り変えて、【ステップ3】の練習を行うだけです。
フォアハンドもバックハンドも、グリップを厚く握り変えていますので、【ステップ3】より打点は前になります。(壁よりになる。)
ハーフボレーと同様、特にスイングする必要はなく、両膝をやわらかく使ってボールをタッチします。
最後に…
普段からハーフボレー(グランドストロークのショートバウンドも)を打っている場合は必要のない練習です。
ですが、バウンド直後にボールを打ったことがほとんどない方には、経験値を稼ぐ練習になるはずです。
バウンド直後にボールを打てるようになると、大幅に守備力が上がり、ラリーが今より続くようになります!