こんにちは、リョウジです!
テニスを始めた人向けにスマッシュを段階的に練習するドリルを紹介してきました。
最後に、スマッシュを使ったポイントゲームを紹介します。
2対2のネットプレー対グランドストローク
2対2のネットプレー対グランドストロークでポイントゲームをします。
チャレンジャーは、2人ともネットに並んで立ち、今まで練習してきたスマッシュとボレーで戦います。
チャンピオンは、2人ともベースラインからグランドストロークで戦います。
スマッシュだけを使う練習ではなく、スマッシュ・ボレー・グランドストロークの3つを使う複合練習になります。
「なぜ2対2のネットプレー対グランドストロークなの?お互い雁行陣(ネット前の前衛とベースラインの後衛)でポイントゲームをするのではダメなの?」
雁行陣だと、練習のメインになるチャレンジャーがスマッシュやボレーを使う頻度が低くなってしまいます。
お互い雁行陣で戦うと、スマッシュが打てるボールが来たとき、相手の前衛はポジションを下げて、飛んでくるボールから距離をとってからディフェンスをしないといけません。
これだと、単純にショットを使う練習だけではなく、陣形やポジショニングを考えながらポイントゲームをする必要があります。
チャレンジャーは、基本的にはボレーかスマッシュしか打たないポジションに2人とも立ち、ネットプレーを磨きます。
チャンピオンは言わば台なので、2人ともグランドストロークでチャレンジャーに実戦的なボールを送ります。
テニスを始めたばかりだと、ラリーがなかなかつながらない難易度の高い練習です。
しかし、スマッシュを実戦で使うと言う意味ではとてもシンプルな練習方法です。
最初の球出しはどうする?
最初の球出しは下記のどちらかが考えられます。
【最初の球出し】
- チャレンジャーにボレーかスマッシュをランダムで打たす
- チャレンジャーとチャンピオン、どちらかにランダムで打たす
途中から最初の球出し方法を切り替えて、両方の球出しルールを使ってポイントゲームをすることもできます。
途中からチャンピオンにもボールを送ることで、チャレンジャーの難易度が上がります。
チャレンジャーにボレーかスマッシュをランダムで打たす
チャレンジャーにボレーかスマッシュをランダムで打たせます。
チャレンジャーが初球をボレーで打つ場合は、サービスラインよりも後ろにボールを送り、ベースラインに立っているチャンピオンにつなげます。
スマッシュの場合は、1発で決めてもOKとします。
チャレンジャーへの球出しは下記の2種類の方法が考えられます。
- チャレンジャーの2人に順番でボールを出す
- チャレンジャー2人どちらかにランダムでボールを出す
チャレンジャー2人どちらかにランダムでボールを出すと、さらにポイントゲームの緊張感が高まります。
チャレンジャーとチャンピオン、どちらかにランダムで打たす
チャレンジャーとチャンピオン、どちらかにランダムでボールを出すとどうなるでしょうか?
グランドストロークで戦うチャンピオンにもボールが出ることで、1球目からチャレンジャーに負荷をかけることができます。
ただ、チャレンジャーのボレーやスマッシュを打つ回数が減るデメリットがあります。
「なぜ球出しをランダムに出すの?」
理由は2つあります。
【球出しをランダムに出す理由】
- 1球目から実戦のようにどのショット使うか判断する練習ができる
- チャレンジャーとチャンピオンのポイントをコントロールできる
最初の1球目からランダムにすることで、スプリットステップをしてからどのショットで打つか判断する練習ができます。
ボールを打たない人もボールが出るのに合わせて、スプリットステップを行います。
また、ポイントゲームが一方的な展開にならないように、球出しする人がコントロールすることができます。
1球目でスマッシュを打たせば、チャレンジャー側にポイントが入る確率が上がります。
スマッシュを返球するのはテニスを始めたばかりの人には難しいからです。
1球目でボレーを打たせれば、初球はつなげるルールとは言え、チャンピオンに打ちやすいボールが返ってくるとは限りません。
チャレンジャーにチャンスが来る可能性が高いです。
グランドストローク側にボールを出すのであれば、チャンピオン側がかなり有利になります。
球出しする人は、ポイントゲームが白熱する展開になるように、誰にどのショットを打たすかを選択します。
球出しのボールをミスショットした場合はどうする?
球出しのボールをミスショットした場合はどうするか?
下記のどれかを選択するか、途中でルールを変えて展開を早くします。
【球出しのボールをミスショットしたときのルール】
- 相手ペアのコートに入るまでおまけを出す
- おまけに制限をつける
- ミスをしたら失点
相手ペアのコートに入るまでおまけを出す
相手ペアのコートに入るまでおまけを出すと、コートに入るまで繰り返し練習ができます。
コートに入るまで失点はしないので、ボールを出したペアがポイントをとりやすくなります。
ただ、展開が遅くなり、なかなかゲームが進みません。
おまけに制限をつける
おまけは3球までなどと制限をつける方法もあります。
何回かやり直しができ、長い時間はかからないバランスのとれた方法です。
打つ人にも緊張感が出て、相手コートに入れる意識が高まります。
ミスをしたら失点
球出しをミスしたら失点にすると、展開が早くなり、どんどんポイントが進められます。
ただし、ミスをしたまま次に進むので、不完全燃焼のまま終わってしまう可能性があります。
人数が少ない場合はどうする?
4人以上いれば、2対2でゲームを楽しめます。
3人以下の場合は球出しする人がグランドストローク側に入ってゲームします。
2対2でゲームができない場合くらい少ない場合は、ネットプレーヤーかベースラインプレーヤーどちらかが1人になります。
1人で打つ側は1面を守るのが大変なので、どちらか半面を守る方法でもいいです。
テニスを始めたばかりだと、半面にボールをコントロールするのは大変なので、ゲームではなくポイントを気にしないラリー練習をしてもいいと思います。
以上、「【テニスを始めた人向け】スマッシュを使ってゲームをしてみよう!」でした。