テニスのスプリットステップのコツ【4つの悪い例から学ぶ】

【PR】この記事には広告を含む場合があります。

こんにちは、リョウジです!

テニススクールで必ず教わるスプリットステップ。

スプリットステップは、相手がボールを打つときに行う動作です。

両足で小さくジャンプして、地面に着地後すばやく動き出せる状態を生み出します。

スプリットステップがないと、最初の一歩が遅くなります。

過去のリョウジ
そんなの言われなくても知ってるよ!もちろん毎回やってるし…

過去のわたしもずっとそう思っていました。

でも、いろいろなコーチから指導を受けたり、自分の動作を観察しているといろいろと間違えていたことに気づきます。

自分では正しくできていると思っていても、間違ったスプリットステップをしているかもしれません。

間違えたスプリットステップは、テニスのパフォーマンスにも悪影響を及ぼします。

この記事では、わたし自身も経験した悪いスプリットステップを4つ紹介します。

4つの間違った動作を知ることが、スプリットステップを正しく行うコツになるはずです。

スポンサーリンク

テニスのスプリットステップのコツ【4つの悪い例から学ぶ】

テニスのスプリットステップのコツ【4つの悪い例から学ぶ】

それでは、スプリットステップの悪い例を4つ紹介します。

下記の動きになっていないか、自分のスプリットステップをチェックしてみてください。

  • ボールに対して正面を向いていない
  • 相手が打つときに開始している
  • 高くジャンプしている
  • スタンスが狭い

ボールに対して正面を向いていない


テニスのスプリットステップのコツ【4つの悪い例から学ぶ】

【悪い例】バックハンドの準備が遅れるスプリットステップ

ほとんどの人が、グランドストロークもボレーもバックハンドよりフォアハンドのほうが打つ頻度が高いと思います。

左利きの方はバックハンドにボールが飛んでくることが多いかもしれませんが…

右利きの方がフォアハンドばかり打っていると、身体が少し右へ向いた状態でスプリットステップをしている可能性があります。(左利きの方は左を向いた状態。)

そのほうがフォアハンドのショットが打ちやすいためです。

しかし、このスプリットステップだと、バックハンドのショットを使うときに身体をターンさせる距離が伸びてしまいます。

当然、バックハンドの準備が遅れます。

その結果、バックハンドに苦手意識を持ってしまう可能性が高いです。

コーチ
スプリットステップのとき、身体が正面を向いてないよ!
過去のリョウジ
えっ、そうなの?ちゃんと正面を向いていると思うけど…

そして、このミスはコーチに指摘されてもなかなか直りません。

自分の動きを自覚しないと、本気で直そうと思いません。

わたしは、自分のバックハンドの苦手意識がどこから来ているのかを調べているうちに、やっと自覚できました。

この動きに気づくには、自分がスプリットステップをしているとき、どう動いているかを観察する必要があります。

ボールに対して身体を正面に向けて、どのショットにも対応できる状態でスプリットステップをすべきです。


テニスのスプリットステップのコツ【4つの悪い例から学ぶ】

身体を正面に向けてスプリットステップ

相手が打つときに開始している


テニスのスプリットステップのコツ【4つの悪い例から学ぶ】

【悪い例】インパクトでスプリットステップを開始すると手遅れ

相手がボールを打つときにスプリットステップを開始するとどうなるでしょうか?

地面に両足が着地したときには、もうすでにボールはラケットから放たれています。

過去のリョウジ
もうボールが来てる!今からじゃ間に合わない!

それから動き出すのではもう手遅れです。

相手が打ったと同時に反応できるスプリットステップのタイミングは、下記のようになります。


テニスのスプリットステップのコツ【4つの悪い例から学ぶ】

相手がボールをとらえる前にスプリットステップを開始

テニスのスプリットステップのコツ【4つの悪い例から学ぶ】

相手がボールをとらえたときに両足が地面に着地

過去のリョウジ
つまり、フライングしてスプリットステップしろってこと?

スプリットステップの開始は、ただフライングすればいいというわけではありません。

相手がボールをとらえたときに、ちょうど両足が地面に着地するタイミングが大切です。

高くジャンプしている


テニスのスプリットステップのコツ【4つの悪い例から学ぶ】

【悪い例】無意味にジャンプが高いスプリットステップ

過去のリョウジ
スプリットステップは、高くジャンプしたほうが効果あるんじゃないか?
過去のリョウジ
スプリットステップは、高くジャンプした方がカッコイイ!

自分が学生時代、テニススクールのテニスが上手な子どもが大きくジャンプしているのを見て、そう思ったことがあります。

高くジャンプすると躍動感があり、なんだか強そうに見えました。

しかし、実際にスプリットステップで高くジャンプすると、地面に両足が着地するまで滞空時間が長くなる分、タイミングを合わせるのが難しくなります。

その結果、両足の着地が遅くなり、反応が遅れるリスクが生じます。

また、高いジャンプを繰り返すことは体力の消耗にもつながります。

小さなジャンプのほうが、実戦的で無駄なエネルギーを使わなくて済みます。


テニスのスプリットステップのコツ【4つの悪い例から学ぶ】

上に飛ぶのではなく両足を開く

スタンスが狭い


テニスのスプリットステップのコツ【4つの悪い例から学ぶ】

【悪い例】スプリットステップのスタンスが狭いと危険

スプリットステップをしたとき、両足の距離が肩幅くらいだと危険です。

コーチ
スプリットステップでは、自分のラケットが入るくらいスタンスを広くとって!

上記のように指導するテニススクールのコーチもいるくらいです。

テニスのスプリットステップのコツ【4つの悪い例から学ぶ】

スタンス(両足の間)が狭いと、スプリットステップ後、頭からボールに向かってしまうため、バランスが崩れやすいです。

相手の打つボールが予想外のところに飛んでいったときは、特に危険です。

両足が地面に着地した際に、足首を捻挫してしまう事故も起こりかねません。

過去のリョウジ
スプリットステップで広いスタンスをとると、どんなメリットがあるの?

スタンスを広げると、頭の位置が下がり、身体が沈みます。

両膝を深く曲げなくても腰を落とすことができ、バランスを崩さずに次の動きに移れます。


テニスのスプリットステップのコツ【4つの悪い例から学ぶ】

着地のスタンスは広くとる

もちろん、スタンスは広ければ広いほどいいわけではありませんが…

スプリットステップとセットで覚えたいパワーポジション

スプリットステップが正しくできるようになったら、次に注目したいのが姿勢です。

スプリットステップと同時にパワーポジションという姿勢をとることで、「どの方向へも瞬時に動き出せる状態」が作れます。

パワーポジションは、下記を満たした姿勢です。

  • 広めのスタンスをとる
  • 両膝を軽く曲げる
  • 骨盤を起こす
  • 上体を少し前傾させる

これで、下半身から動き出すときに最も力が入る姿勢が作れます。

スプリットステップと同時にパワーポジションというしっかりとした土台を作れば、次の1歩が素早くかつ力強く出せます。

テニスでパワーポジションをキープするには、下半身の筋力と柔軟性が求められます。

コーチ

正しいスプリットステップを身につけたら、次のステップとしてパワーポジションの姿勢を意識してみよう!

最後に…

疲れてくると足が止まるだけではなく、スプリットステップすら面倒くさくてやりたくないかもしれません。

ですが、スプリットステップの正しい動作を知っていれば、それほど苦にはならないです。

ボールに対して正面を向き、開始するタイミングに気をつけて、両足を広げながら小さくジャンプするだけです!

タイトルとURLをコピーしました