こんにちは、リョウジです!
「いつまでたってもラケットにボールが当たらない…」
「ボールをいくら打ってもテニスが全然うまくならない…」
「テニスの上達が止まってしまった。」
上記のような悩みがある方に、たくさんのヒントを提供してくれる本があります。
その本の名前は「基本が身につく テニス練習メニュー200 (池田書店のスポーツ練習メニューシリーズ)」です。
型にはまったテニス指導とは違う発想で、テニスはもっと上達できると提案しています。
一見遠回りと思えるような練習でも、テニスコートでボールを打つだけでは手に入りづらい気づきがあります。
「基本が身につく テニス 練習メニュー200」を読むとどうなるの?
わたしの場合ですが、「基本が身につく テニス 練習メニュー200」を読んで、テニスコート以外でもいろいろな練習ができることに気づかされました。
「工夫次第でテニスはもっとうまくなれるかもしれない」
そう思い、テニスの動作をコート以外の場所で練習できる方法がないか考えるようになりました。
コートでボールを打つ練習とアイディア練習を組み合わせて、さらに上達できると思うとワクワクします。
オンコートでその効果が発揮されると、アイディア練習にも身が入ります。
そんなふうに練習方法を考えるための本でした。
「基本が身につく テニス 練習メニュー200」の監修者はどんな人か?
「基本が身につく テニス 練習メニュー200」の監修は、日本テニス協会S級エリートコーチの神谷勝則さんです。
ヨネックスのアドバイザリースタッフでもあります。
テニス雑誌に目を通している方なら、その斬新な指導法と発想でおなじみの「神谷メソッド」でご存じかと思います。
「基本が身につく テニス 練習メニュー200」はどんな本か?
「基本が身につく テニス 練習メニュー200」は、身体の扱い方やフットワークなどテニスがうまくなる身体をつくることに重点をおいています。
本書は「ノーフォーム、ノーグリップ」の技術書と謳っていて、誰でも自然に正しいフォームが身につく練習メニューを紹介しています。
前半には、コーディネーションやフットワークのトレーニングが豊富に載っています。
ボールやラケットを正しく扱うことができる球技の基本を身につけるものです。
テニスが上手くなるユニークなトレーニングも満載です。
テニスボールやラケットを使わず、さまざまな日常用具を使った練習も取り入れられています。
各ショットのオンコートドリルもたくさん載っていて、わかりやすいコート図とともに練習内容が丁寧に書いてあるので、すんなりと理解できます。
ページ数は多くはないですが、テニスに必要なゲーム戦術やストレッチ、トレーニングも網羅されていて、テニスの実用書としてはかなり広い範囲をカバーしています。
どんな人に「基本が身につく テニス 練習メニュー200」はオススメか?
こんな方に「基本が身につく テニス 練習メニュー200」はオススメです。
球技の基本能力を高めたい方
テニスの専門技術を吸収しやすいように、土台となる球技の基本能力を高めたい方にオススメです。
たくさんのドリルが載っているので、自分に何が足りないかを考える必要はありますが…
テニス部に所属している学生
テニス部の練習で使えるドリルが山ほど載っています。
コートが使えないときにできるドリルやトレーニングも豊富なので、体調や状況に応じて飽きずに選択することができます。
ジュニアの生徒さん
真剣にやる球技はテニスが始めてというジュニアには、球技の基本能力を身につけるトレーニングがオススメです。
遊び感覚で取り入れるのがいいと思います。
テニスコーチ
「基本が身につく テニス 練習メニュー200」は指導者にもオススメできる本です。
大人やジュニアのレッスンに取り入れたいドリルが豊富に載っています。
こんな人には「基本が身につく テニス 練習メニュー200」はオススメできない
逆に、他のテニスの実用書に書いてあるような専門知識が知りたい方にはオススメできません。
本書の冒頭でも書いていますが、グリップの握り方に関する説明は一切ありません。
また、練習メニューが208もあるので、まじめに取り組もうとすると気が遠くなり、挫折するかもしれません。
テニスの専門知識と厳選されたショット練習を知りたい方は、「DVD付き もっと上達する!テニス」をオススメします。
かなり前に出版された本ですが、基本を押さえつつもかなりマニアックな内容まで書いてあり、長く使える本です。
ノーフォーム、ノーグリップの教科書「基本が身につく テニス 練習メニュー200」とは違って、「もっと上達する!テニス」は各ショットの打ち方について細かく説明しています。
「基本が身につく テニス 練習メニュー200」は、辞書のように必要な項目を調べたり、必要な練習を選んで取り組むのがいいと思います。
最後に…
「基本が身につく テニス 練習メニュー200」はボリュームがあり、本のカバーだけを見るとオーソドックスなテニスの実用書に見えます。
ですが、中身は他のテニス本では軽く扱う部分をこれでもかというくらいページを割いた異色の1冊ではないでしょうか?
テニスの専門技術を学ぶ前に、球技の基本能力から高めることができる1冊です。
神谷式トレーニングの導入書ならこちら⬇︎
サーブに特化した神谷式トレーニングならこちら⬇︎