こんにちは、リョウジです!
テニスをしているとき、意識しても実際の動きには反映されないことがあります。
テニスしているところを撮影して、自分の動きを観察すると、すぐにそれは発見できます。
わたしがフォアハンドストロークを撮影したときに、【自分の意識と実際の動作の違い】や【言葉の使い方】について気づきがありましたので、この記事にまとめておきます。
テニスのフォアハンドストロークでラケットを立てる意味を考える
わたしは、フォアハンドストロークを打つときに意識していることが4つあります。
- 力を抜いたままラケットを立てる
- 打点を十分前にとる
- ゆっくり水平にスイングする
- 行き先を見ない
この4つができているときは、力が入る打点で厚い当たりのフォアハンドが打てていました。
ところが、撮影した自分の姿を見てみると、意識したとおりの動きになっていないことに気づきました。
テニスのフォアハンドストロークでラケットを立ててテイクバックしているつもりだった
私はフォアハンドストロークでラケットを立ててテイクバックしているつもりでした。
ところが、撮影した自分の姿を見てみると、テイクバックでラケットは立っていませんでした。
ラケットを立てたままテイクバックしようとしたが…
自分のテイクバックのイメージ
わたしの実際のテイクバック
そのときのわたしは比較的うまくフォアハンドストロークを打てていたので、自分のフォームを見て実際にラケットが立つように修正しようとは思いませんでした。
ラケットが立っていなかったことよりわたしが疑問に思ったのは、「なぜテイクバックのときラケットを立てることを意識していたのだろう?」ということでした。
テニスのフォアハンドストロークでうまくボールを打っているときラケットを立てている感覚があった
フォアハンドストロークで、わたしがラケットを立てようとしていた意味を考えてみました。
今までを振り返ってみます…
フォアハンドストロークをうまく打っているとき、わたしはテイクバックでなんとなくラケットを立てている感覚がありました。
それから、テイクバックでラケットを立てることを意識するようになった気がします。
テニスのフォアハンドストロークでラケットを立てることでラケットと前腕に角度を作っていた
わたしは、フォアハンドストロークの動きをスローモーションで再現しながらテイクバックを確認してみました。
そこで気づいたのは、自分にとって【ラケットを立てること】は【ラケットと前腕に角度を作ること】でした。
ラケットヘッドが自分の頭に近づく方向に手首を曲げると、ラケットと前腕に角度が作れます。
ラケットヘッドを自分の頭に近づけるとラケットと前腕に角度が作れる
グリップの握る厚さによって、手首を曲げる方向は変わってきます。
例えばテニススクールで最初に教わるイースタングリップなら、手首を甲側に曲げる(背屈する)と、ラケットと前腕に角度が作れます。
イースタングリップの場合は手首を背屈する
どれくらい手首を曲げるかは、手首の可動域や打ち方によっても違ってきます。
わたしにとって【ラケットを立てる】意識が、適正な手首の角度を作る呪文になっていたようです。
テニスのフォアハンドストロークでラケットと前腕に角度を作る意味
フォアハンドストロークでは、インパクトでボールに負けない形を作るため、ラケットと前腕に角度を作ります。
いつからインパクトの手首の形を作るのかといえば、フォアハンドストロークで打つと判断したらすぐに作ります。
ここでインパクトの手首の形を作っておく
確かに、わたしはフォアハンドストロークで打つと決めたとき、ラケットを立てる意識がすぐに現れていました。
最後に…
自分では意識しているのに、実際には意識したとおりに動いていなかった…
けれども、「意識する意味はあったんだ」とそのとき気づきました。
よくよく考えてみれば、バックハンドストローク・ボレー・スライスでも、ラケットを立てる(ラケットと前腕に角度を作る)意識がわたしにはありました。
「手首をどの方向に曲げるか?」とか「どのくらい手首を曲げるか?」を細かく考えず、「ラケットを立てる」だけを意識する。
はるかに簡単で、便利な言葉だなと思いました。