こんにちは、リョウジです!
グランドストロークのドリルで、早いタイミングでハンドトスしたボールを連続で打つドリルがあります。
このドリルの対象・効果・やり方について書きたいと思います。
「早いタイミングでハンドトスしたテニスボールを連続で打つ」ドリルはどんな練習?
「早いタイミングでハンドトスしたテニスボールを連続で打つ」ドリルは、生徒さんの近くから打ちやすいところにゆっくりボールを出しますが、1球1球の間を短くします。
打っている途中に次のボールを送ります。
生徒さんは、その場とはいえ全身を使って反復して打つことになるので、グランドストロークのテイクバックとスイングに高い負荷をかけることができます。
「早いタイミングでハンドトスしたテニスボールを連続で打つ」ドリルはどんな人にオススメ?
「早いタイミングでハンドトスしたテニスボールを連続で打つ」ドリルは、安定したスイングでボールをコンタクトできるジュニアや学生にオススメのドリルです。
グランドストロークに負荷をかけるトレーニング要素もありますので…
逆に、初心者やボールをまだスイートスポットでとらえられない生徒さんにはオススメできません。
急かすように打たせるとグランドストロークが荒くなり、 フォームが崩れていきます。
このようなレベルの生徒さんには、まず丁寧に打たせて、正しいスイングを覚えることのほうが先決です。
「早いタイミングでハンドトスしたテニスボールを連続で打つ」ドリルの効果は?
「早いタイミングでハンドトスしたテニスボールを連続で打つ」ドリルには下記の効果が期待できます。
【連続ハンドトスの効果】
- テイクバックの準備が早くなる
- 全身を使って打てるようになる
- 短い時間でたくさんボールを打てる
テイクバックの準備が早くなる
打っている最中に次のボールが来るので、急いでテイクバックとフォワードスイングをしないと間に合いません。
相手のボールが速いときなど、テイクバックとスイングを急がないと間に合わないときの練習になります。
全身を使って打てるようになる
【全身を使うようになる】
連続でボールを打ち続けると、腕が疲れていきます。
手打ちができなくなり、全身を使って打つことを自然に覚えます。
短い時間でたくさんボールを打てる
連続でボールを出すので、短い時間でたくさんボールを打つ練習ができます。
ボールを少しでも多く打たせたいジュニアや学生にはもってこいです。
「早いタイミングでハンドトスしたテニスボールを連続で打つ」ドリルのやり方
「早いタイミングでハンドトスしたテニスボールを連続で打つ」ドリルのやり方について説明します。
ハンドトスでボール出しできる人が1人なら、2列にして2点出しでできます。
その場合は、2列同時にボールを出します。
ボール出しできる人が2人いるなら、同じく2列にして1点出しにします。
安全性を考えて、半面に1列くらいが妥当かと思います。
生徒さんの狙いはストレート方向にします。
フォアハンドストロークだけかバッグハンドストロークだけで連続で打たせます。
ボール出しは下からゆっくり出しますが、生徒さんがボールをインパクトするときには次のボールを出すようにします。
1人10球くらいで交代します。
10球でもかなりハードです。
もっと負荷をかけたければ、最後の1球はコートに入るまで連続で打ち続ける方法があります。
練習用ボールに余裕があるのならば、1人15球や20球に増やすこともできます。
このドリルは球出しで用意したボールがすぐなくなります。
生徒さんが8人以上いるなら、ボールを打った後何球かボール拾いをしてから列に並ぶルールにすれば打つボールはなくなりません。
このドリルをやると間違えたやり方で打つ生徒さんが出てきます。
最後までラケットを振り切らないでテイクバックを始める生徒さんです。
ラケットにボールが当たったら、すぐにフォロースルーをやめて、テイクバックをすれば時間に余裕ができます。
これでは間違えたフォームで打つ練習になってしまいます。
無意識にこのようなチーティングをしてしまう場合があるので、最後まで振り切ってからテイクバックするようアドバイスが必要です。
【最後まで振り切る】
以上、「【グランドストロークのドリル】早いタイミングでハンドトスしたテニスボールを連続で打つ」でした。