テニスではフォームを気にするよりボールをコントロールすることを意識しよう!

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こんにちは、リョウジです!

わたしは高校生のとき、マイケル・チャン(錦織圭選手のコーチ)が大好きでした。

ラケット(プリンスのグラファイト)とシューズ(リーボック)はマイケル・チャンと同じモデルを購入して、雑誌の連続写真とテレビで放送していた試合を繰り返し見ながらフォームを真似していました。

部活とテニススクールで練習しながら、自宅ではマイケル・チャンでイメージトレーニングをしていたのは、いい思い出です。

残念ながらマイケル・チャンのようにフットワークはよくありませんでしたが…

そのときは、憧れのテニスプレーヤーの打ち方を真似したら、同じようなボールが打てるようになると思っていました。

もし、プロテニス選手のモノマネをするのなら、フォームを真似する練習は不可欠です。

でも、本当にテニスがうまくなりたい場合はもっと他にいい方法があるはずです。

フォームより大事なこと、それはボールを狙ったところにコントロールしようとする意識

わたしは、高校生のとき、マイケル・チャンのフォームを真似することに頭がいっぱいで、ボールを狙ったところに打つ意識がほとんどありませんでした。

ゲーム練習のときは負けたくないので、フォームを気にしているひまはなく、ボールをコートにコントロールするよう気をつけていました。

今思えば、ゲームで意識しなくてはいけないことを、普段の練習のときから意識して練習するべきでした。

そうすれば、もっといいパフォーマンスを試合で出せたのかもしれません。

プロテニスプレーヤーの結果ではなく、過程に注目する

プロテニスプレーヤーにはそれぞれ個性がありますが、理にかなった美しいフォームで打っています。

ボールを誰よりも打ち続けてたどりついたフォームです。

わたしたちがプロテニスプレーヤーから学ぶべきことの1つは、ボールを打ち続けてたどりついたフォームを真似することではなく、その過程で何をしていたかです。

もちろんたくさんのボールを打ち続けることも入ります。

そして、ボールを打ち続ける中で、ボールを狙ったところにコントロールする意識が必要です。

狙ったターゲットとボールの着地点との誤差をフィードバックしながら、打つボールの精度を上げていきます。

ボールを狙ったところにコントロールできれば、相手に攻められないように深く打ったり、相手を追い込むためにオープンコートを狙い、ゲームを優位に運べます。

ターゲットを狙って打つ練習をするとき気をつけること

ボールを狙ったところにコントロールするためには、ターゲットを設定する必要があります。

ターゲットというと、コーンの設置をイメージするかもしれませんが、ターゲットから離れたところで打つ場合はオススメできません。

ターゲットが遠くにあればあるほど、ボールの着地点との誤差は大きくなります。

コーン1つやボール4つで作るピラミッドのようなに近いターゲットは、ほとんど当たりません。

実戦において、打ったボールが機能しているかがわかるターゲットを用意するべきです。

遠くにターゲットを設置する場合は、誤差が出ることを前提にエリアで決めましょう。

ターゲットエリアの最適な大きさは、打つ人のコントロール精度にもよります。

ターゲットとボールの落下地点との誤差に合わせて、ターゲットエリアの大きさを決めます。

わたしはよくフラフープをターゲットにしてラリー練習をしていましたが、もう少し大きいターゲットでやればよかったかなと反省しています。(フラフープにボールが当たらない限り、ラリーが止まらないのでターゲットとして重宝していました。)

最後に…

ターゲットを狙って打つとき、最終的には軌道の高さ・回転量・ボールスピードをいろいろ調整しながらボールをコントロールできるようになれば、自分のフォームは最適化されます。

かつてボリス・ベッカーやシュテフィ・グラフを育てたリチャード・ショーンボーン博士がテニスマガジンで連載していた記事の中でこう言っていました。

ターゲットを狙わないショットはいっさい打たない!

ベースボールマガジン社 : テニスを徹底的に科学する ショーンボーン博士のテニスゼミナールより引用

リチャード・ショーンボーン博士の連載記事をまとめた「テニスを徹底的に科学する ショーンボーン博士のテニスゼミナール」がムックで売っていましたが、もう中古でしか手に入りません。

テニスを科学から攻める、とてもいい本でした。