こんにちは、リョウジです!
多くのジュニアテニススクールで取り入れられているのが、PLAY&STAY(プレー・アンド・ステイ)です。
PLAY&STAYはすばらしいプログラムですが、ジュニアの保護者にはなかなか理解されません。
なぜかと言うと、PLAY&STAYのコンセプトと保護者のテニススクールへの要望が大きく違っているからです。
PLAY&STAYのコンセプトと保護者のテニススクールへの要望が大きく違っている。
PLAY&STAYは、ゲームの楽しさを伝えるためにレッスンをします。
ゲームの楽しさとは、「サーブをして、ラリーをして、ポイントをとる」ことです。
保護者のテニススクールへの要望は、「テニスの打ち方をちゃんと指導してほしい」です。
テニススクールに遊びに来ているわけではない。
貴重な時間を割いて、通っている。
ちゃんとどうやって打てばいいのか指導してほしい。
PLAY&STAYのレッスンを見ていたジュニアの保護者から、このようなご意見がよくあります。
では、どうしたらジュニアの保護者にPLAY&STAYを理解してもらえるのでしょうか?
- テニススクール入会時に、保護者にPLAY&STAYのコンセプトを説明して、レッスンの内容を正しく理解してもらう。
- テニスのゲームをもっと楽しくする手段の1つとして、技術の指導も随時入れていく。
まずは、テニススクールのPLAY&STAYをジュニアの保護者に理解してもらうことです。
そして、保護者の要望にも応えていくことです。
テニススクール入会時に、保護者にPLAY&STAYのコンセプトを説明して、レッスンの内容を正しく理解してもらう。
PLAY&STAYとは、「適切なコート」「適切なボール」「適切なラケット」を使用して、テニスを始めたその日から簡単にラリーができて、楽しくゲームをプレーできるプログラムです。
簡単にゲームを楽しめて、テニスが続けられる。
それが、PLAY&STAY(ゲームを楽しむ&テニスに留まる)です。
ジュニアの成長に合わせて、段階的にコート・ボール・ラケット・ルールを変えていき、最終的に通常のコート・ボール・ラケット・ルールでテニスができるようにします。
このプログラムについて、テニススクール入会時にきちんとジュニアの保護者に説明しておくべきです。
技術の習得だけを目的としたレッスンはしないということも…
テニスのゲームをもっと楽しくする手段の1つとして、技術の指導も随時入れていく。
ただ、ラリーとゲームをしているだけのレッスンでは、保護者は納得しません。
レッスンで取り入れるべきは、もっとラリーやゲームを楽しくするための手段です。
PLAY&STAYの目的は、簡単にラリーができ、ゲームを楽しんで、テニスに留めることです。
そのための手段の1つとして、やはり技術の習得は必要です。
ゲームを楽しむ中で、技術の習得も少しずつしていくことを保護者に伝えれば、安心するのではないでしょうか?
ただ、ゲームをもっと楽しくする手段は、技術の習得だけではありません。
ゲームに勝つため戦略を練ったり、自由な発想から新しい戦い方を見つけたり、ゲームの経験値を積んで予測力を付けたり、フィジカルを鍛えたり、いろいろ考えられます。
テニスをもっと楽しくする手段は、技術の習得だけではなく、形としては見えづらいけれど、いろいろあることも保護者に伝えなくてはいけません。
なぜならば、保護者がテニススクールに求めているのは、ボールの正しい打ち方だからです。
「テニススクールで学ぶのは技術の習得だけではない」ということが伝わり、保護者の方が楽しくテニスをするお子さんをサポートできれば、きっとPLAY&STAYは威力を発揮してくれるはずです。
以上、「どうしたらテニスのPLAY&STAYが、ジュニアの保護者に理解されるのか考えてみた」でした。