テニススクールのジュニアレッスンで、子どもがマジメにやらない理由

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こんにちは、リョウジです!

ジュニアのレッスンを見ていると、マジメにテニスをしないでふざけている子どもを見かけませんか?

せっかくお金を払って通わせているのに、これじゃあテニスを習わせてもムダだと思ってしまいます。

なぜ子どもたちはマジメにテニスをやらないのか考えてみたいと思います。

子どもたちがマジメにテニスをやらない理由

子どもたちは、とても正直です。

子どもたちがテニスをマジメにやらないのは、単純にテニスのレッスンがつまらないからではないでしょうか?

子どもたちがテニスのレッスンがつまらないと感じるのはどんなときかリストアップしました。

  • 同じ練習内容に飽きてしまう。
  • 待ち時間が長くて退屈してしまう。
  • コーチが本気でやっていない。
  • 思いっきり打ちたいのに、打たせてくれない。
  • テニスに興味がない。
  • コーチの説明がつまらない。
  • うまく打てない。もしくは、簡単すぎる。
  • ゲームでずっと勝てない。もしくは、ゲームでずっと負けない。

同じ練習内容に飽きてしまう。

テニスの上達には反復練習が必要ですが、だからといって同じ練習内容を繰り返していると、子どもたちは飽きてしまいます。

いつも同じ流れでレッスンをしていると、「どうせ次はボレーの練習でしょう。つまらない!やりたくない!」なんて正直に言ってくれる子どももいます。

同じ練習内容に飽きてしまうの解決策

次は何をやるのだろうとワクワクさせるくらい、レッスンには変化が必要です。
(もちろん、ただ変化させるだけではなく、なぜこのような流れでレッスンをしているかストーリーは必要ですが…)

レッスンで行う下記の項目がずっと同じになっていないかチェックします。

  • レッスン前後で行うトレーニング
  • ラケッティングなどのコーディネーション
  • ショット練習(練習するショットの順番も考える。)
  • ラリー練習
  • レッスンでのゲームルール

上記項目が、1ヶ月以上同じにならないように気をつけます。

子どもに飽きさせない工夫をしながら、実は反復練習になっているレッスンができれば理想的です。

待ち時間が長くて退屈してしまう。

列に並んで、順番にボールを打たせるとき、子どもたちに待ち時間があると退屈してしまいます。

混んでいる寿司屋で、テーブルに座れるのを待っているとき、子どもの落ち着きようがないのを見ればわかると思います。(スマホアプリのゲームをやらせるとおとなしいとは思いますが…)

寿司屋で待つ時間とテニスで待つ時間はまったく違いますが、どちらにしろ子どもたちは待つのが苦手です。

テニスのスキルを1人ずつ教えたいと思うと、どうしても時間がかかってしまい、子どもたちを待たせてしまいます。

待ち時間が長くて退屈してしまうの解決策

まずは、待たせないように1球交代でどんどん動かして打たせます。

球出しなどのペースを上げていき、激しく動かすと、子どもたちは呼吸が苦しくなり、休みたいと思うはずです。

そのタイミングで、ゆっくり1人ずつ基本練習をやりながら教えると、並んでいる子どもたちは、待ち時間に休憩をとることができます。

練習のペースに変化をつける方法です。

コーチが本気でやっていない。

コーチが手を抜いてレッスンをすると、子どもたちにはすぐわかってしまいます。

子どもたちもコーチと同じように、手を抜いてやることを覚えます。

例えばボール拾い。

子どもたちがボールを拾う間、コーチが休んでいたり、次のドリルの用意をしていると、マジメにボール拾いをやらない子どもが出てきます。

ボール拾いは誰にとってもつまらないものです。

ボール拾いでも本気でやらす工夫が必要です。

コーチが本気でやっていないの解決策

コーチの本気を見せる必要があります。

例に出したボール拾いなら、コーチがストップするまでに、誰が1番自分のラケットにボールをつめるか競争する方法があります。

コーチもハンディー付きでボール拾いに参加すると盛り上がります。

コーチより拾えたボールが少ない子は、トレーニングをするルールも考えられます。

ボール拾いの時間もレッスンの1部と考え、子どもたちを放置しないように気をつけます。

ゲームでコーチが入るときは、子どもたちに手加減してつなぐだけではなく、たまには本気のプレーでコーチのすごさを示すことも有効です。

思いっきり打ちたいのに、打たせてくれない。

子どもたちは、ボールをコートにコントロールするより、野球のように遠くに飛ばしたがります。

子どもだっていろいろなストレスを抱えています。

思いっきりボールを打つことでストレス解消になるんです。

子どもが思いっきりボールを打つと、コーチはコートに入るスピードで打つように言います。

子どもは、思いっきり打ちたいのに、打たせてくれず、やる気をなくします。

思いっきり打ちたいのに、打たせてくれないの解決策

何のためにショット練習をするのか、子どもたちに説明が必要です。

テニスというスポーツはゲームであり、ゲームを優位に戦うためにショット練習を行います。

ゲームを優位に戦うためには、ボールをイメージした軌道で打てる必要があります。

子どもたちには、ターゲットを狙って打つ練習をさせますが、コーン1つのようにピンポイントにしてしまうとほとんど当たりません。

自分の打ったボールが狙った方向に打てているとわかるように、ターゲットを広くとります。

テニスに興味がない。

テニスが習い事の1つという子どもたちもいます。

塾がない日、テニススクールに通っている子どもも多いと思います。

テニスに興味があるわけではなく、テニスが息抜きになっている子どももいるのではないでしょうか。

テニスに興味がないの解決策

そんな子どもたちに伝えたいのは、テニスの楽しさや魅力です。

テニスが上達していくことが実感できたり、ゲームで勝ち負けを競い合ったりできれば、自然とテニスに興味を持つようになります。

テニスの魅力は言葉で説明するより、実際のプレーを見せたほうが伝わります。

「テニスがうまくなるとこんなことができるようになるんだ。」

「コーチのようにテニスが上手になりたい。」

コーチがデモンストレーションをやることで、子どもたちがそんなふうに思ってくれたら成功です。

コーチの説明がつまらない

学校でも先生の話を聞いていない子どもがいると思います。

テニススクールのレッスンでも、どんなドリルをするのか、何球交代なのかを聞いていない子どもたちを見かけます。

コーチの説明がつまらないの解決策

テニスのレッスンでは、ドリルの説明をしてからドリルを実際に行うという流れが多いです。

大人の生徒さんなら説明だけで理解できるかもしれません。

子どもたちには言葉による説明より、コーチの動きをマネさせるほうが伝わります。

コーチと子どもたち全員で、素振りをやります。

コーチは、ゆっくり動いて子どもたちがマネできるようにします。

実際にボールを打つときは、もう少し動けないと間に合いません。

なので、コーチは徐々に動きのスピードを上げていきます。

コーチができる最も速い動きになるまでマネさせましょう。

うまく打てない。もしくは、簡単すぎる。

同じ練習メニューをやっていても、なかなか打てるようにならない子とどんどんうまくなっていく子がいます。

うまく打てるようにならず、回りの生徒たちがどんどん進級していなくなると、やる気がなくなってきます。

また、どんどんうまくなる子は進級して、同じレベルの生徒たちと練習できればいいですが、上のレベルのクラスが存在しない場合もあります。

その場合、テニスのレッスン内容に物足りなさを感じると思います。

もっとレベルの高いテニススクールに移籍する方法もありますが、今のクラスにとどまる場合は、簡単すぎてつまらなくなります。

うまく打てない。もしくは、簡単すぎるの解決策

うまく打てない子どもには、同じ練習メニューを繰り返しても、なかなか上達することはできません。

なにが足りなくてうまく打てないのかを観察する必要があります。(ボールの動きを予測できないのか、ボールに入るフットワークがわからないのか、ボールとラケットをうまくコンタクトできないのかなど。)

アドバイスするときも改善が見られないなら、子どもにとって他にピンとくる言い方がないかを探します。

逆に、どんどんうまくなる子に上のレベルのクラスを用意できないときは、練習時に他の生徒たちより高いハードルを設けて、物足りなさを解消させます。

ゲームでずっと勝てない。もしくは、ゲームでずっと負けない。

レッスンのゲームで生徒数が多い場合は、チャレンジャーとチャンピオンに分かれるケースが多いです。

そうすると、ずっとチャレンジャーにいる子どもとずっとチャンピオンにいる子どもが出てきます。

ずっと勝てないでチャレンジャーにいると子どもはふてくされて、やる気をなくします。

チャンピオンで勝ち続ける子どもも、最初は喜んでいるかもしれませんが、あまりにあっけなく勝ち続けているとつまらなくなります。

ゲームでずっと勝てない。もしくは、ゲームでずっと負けないの解決策

ゲームのルールを工夫します。

例えば、チャレンジャーがチャンピオンに行きやすくするためには、勝ったポイントだけ加算してあるポイントになれば、チャンピオンに行けるルールにします。

チャンピオンに行けるあるポイントは、低く設定しておけば、なかなか勝てない子どもでもチャンピオンになれます。

チャンピオンが、ずっと勝ち続けてチャレンジャーに行かないようにするためには、1ポイント勝負にして1ポイント負けた時点でチャレンジャーに行ってもらうルールが考えられます。

他には、チャンピオン側で3連勝したときも、そのとき相手だったチャレンジャーと交代するルールもあります。

誰にでもチャンピオンに行けるルールにすることで、ゲームがつまらなくなるのを防ぎます。

最後に…

テニススクールのジュニアレッスンで、子どもがマジメにやらない理由と解決策を考えてみました。

もちろん、子どもたちの意識を変えるのは、簡単ではありません。

ただ、担当コーチがお休みで代行のコーチがレッスンをするだけで、子供たちのやる気が普段と変わるので、普段と違うレッスンを試してみることは有効だと思います。