こんにちは、リョウジです!
テニスをしていると、コーチにマンツーマンで見てもらって、なんとか弱点を克服したいと思うときがやってきます。
そんなとき、プライベートレッスンのことを何も知らないと、予約できるまでかなりの時間がかかったり、いろいろなことで失敗してしまいます。
わたしは、テニススクールの運営スタッフとして10年携わっています。
その間、多くの生徒さんや外部の方がプライベートレッスンを利用していました。
プライベートレッスンでのトラブルや、いろいろな目的で利用する方も見てきました。
その経験を元に、プライベートレッスンの利用方法と注意点を詳しく解説します。
この記事を読むことで、プライベートレッスンで起こりやすいトラブルを知ることができ、疑問点も解消できるかと思います。
プライベートレッスンを受けてみたいと思っている方が、正しく利用できるようにお手伝いします。
テニスのプライベートレッスンの予約方法
明日空いているから、プライベートレッスンを1時間お願いします。できれば午前中で!
申し訳ございません。明日は空いているコートがありません。(仮にコートが空いていても、今からだと明日の午前中にコーチを手配するのは難しいです…)
プライベートレッスンは、ご自分の都合だけで申し込むことができません。
ご自分の都合に合わせて、下記の確認が必要です。
- 空きコートの把握
- コーチの確保
通常テニススクールは、決まったスケジュールでグループレッスンを組んでいます。
レンタルコートも受付していれば、限られた時間しかコートは空いていません。
プライベートレッスンを受けるためには、コートが空いている限られた時間に合わせるしかないのか…
さらに、コーチの確保です。
コーチにも都合があります。
コートが空いていても、レッスンができるコーチがいなければプライベートレッスンは申し込みできません。
普段はその時間に予定がなくても、申し込みが直前だと、すでにコーチの予定は埋まっているかもしれません。
なるほど…前もってプライベートレッスンを申し込んで、コーチを確保する必要があるのね。
とはいえ、空きコートとコーチの確保は何ヶ月も前からできるとはかぎりません。
プライベートレッスンの予約がいつから受付できるか決まっている場合が多いからです。
受付日の営業時間スタートに申し込めば、高い確率でプライベートレッスンの予約ができますよ!
プライベートレッスンの予約方法や申し込みの注意点は、下記の記事で詳しく書いています。
テニスのプライベートレッスンの料金設定
プライベートレッスンって、本当に高いよね…30分だけでこの料金。ただテニスをするだけなら、普段のグループレッスンのほうが絶対お得!
グループレッスンの場合は、生徒さんみんなでコート代とコーチ代とレッスン用具代を負担しています。
ところが、プライベートレッスンの場合、生徒さん1人でこれらを負担するので、その分料金も上がってしまいます。
プライベートレッスンの料金設定は、テニススクールによって違います。
プライベートレッスンの料金が統一されているところと、コーチの指導力や実績によって料金が違うところがあります。
ん?グループレッスンの料金は一律なのに、プライベートレッスンだとコーチによって料金が違うスクールもあるのか…
コーチでプライベートレッスンの料金を変えると、テニススクール側には下記のメリットがあります。
- コーチのプライベートレッスンのフィーを実力に応じて変えることができる
- 人気コーチにばかりプライベートレッスンが集中しないようにできる
それでも、生徒さんは人気のコーチを指名しますけどね…
テニスのプライベートレッスンをキャンセルするときはキャンセル料に注意!
すみません。4日後にプライベートレッスンの予約をとっていましたが、都合が合わなくなってしまったのでキャンセルしてもらえますか?
かしこまりました。プライベートレッスンは1週間をきった場合、半額のキャンセル料がかかりますがよろしいでしょうか?
コートとコーチを確保しているため、キャンセルすると上記のようなことが起こります。
テニススクールにもよりますが、プライベートレッスンを予約した場合、予約日の何日か前からキャンセル料が発生します。
プライベートレッスン料の何割かを支払うことになりますが、当日雨が降っていたりすると、キャンセル料は曖昧になります。
高い料金を支払っているのに、雨の中でレッスンするのは納得がいかないと思います。
悪天候のときは、コーチと生徒さんで話し合ってやるかやらないかを決めます。
仮にレッスンができる程度のコンディションでも、キャンセル料がかからず、中止にできる場合が多いです。
天気があやしい場合は、1度テニススクールに電話して、できるかどうかを確認してみてください。
テニスのプライベートレッスンで気をつけたいコーチのタイプ
もし、そこを直したいのなら、その練習ではなくて、この練習をしたほうがいい!
はあ…(このコーチは、リクエストしても思ったとおりの練習をさせてくれないな…)
上記のようになると、例えコーチが正しくても、生徒さんは満足できません。
プライベートレッスンで気をつけてほしいのが、コーチのタイプが自分に合うかどうかです。
プライベートレッスンを申し込むとしたら、あなたはどちらを望みますか?
- コーチが主導でレッスンをしてほしい
- 自分が主導でレッスンをしてほしい
コーチにおまかせでレッスンしてほしいのか、それとも自分自身がリクエストした内容でレッスンしてほしいのか、ということです。
プライベートレッスンでお願いしたいことが漠然としていて、どうしたらいいかもわからない場合は、コーチにまかせてしまうのが楽です。
逆に、ピンポイントでやりたいことが決まっているなら、自分がリクエストした内容でレッスンしてもらうのがいいです。
どちらもできる融通がきくコーチならいいですが、そうではない場合もありますので、自分に合わないと思ったら、すぐ他を当たりましょう。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
テニスのプライベートレッスンでジュニアはどんなコーチを求めるか?
すみません。中学2年生の娘に、プライベートレッスンを受けさせたいのですが…
かしこまりました。どんなコーチがご希望ですか?
えーと…娘に聞いてみます!
テニススクールでは、ジュニアや学生のプライベートレッスンの申し込みも入ります。
ジュニアや学生のリクエストで多いのは、コーチの人柄です。
教えるのが上手なコーチでも、厳しかったり、怖いのは基本的に苦手です。
やさしくて、話しやすいコーチをだいたい希望します。
人見知りのお子さんもいるので、年齢が近いコーチや家庭教師のようなコーチが親しみやすく、求められています。
女の子であれば、同性のコーチがプライベートレッスンをしてくれるほうが安心するはずです。
グループレッスンを受けている生徒さんなら、担当コーチにお願いするのがベストです!普段生徒さんのテニスを見ているので、どんなことをやったらいいのか、すぐに判断できます。
テニスのプライベートレッスンを複数のコーチにお願いするのはどうなの?
◯◯コーチと△△コーチで、交互にプライベートレッスンの予約をお願いします。(2人ともお気に入りなので…)
か、かしこまりました…コーチに確認してみますね。
定期的にプライベートレッスンを受ける前提で考えたいと思います。
複数のコーチでプライベートレッスンを受けるのは、基本的にオススメできません。
特に同じテーマでレッスンをお願いすると、コーチの言っていることが違う場合があり、生徒さんは混乱します。
テニススクールのグループレッスンだったら、いろいろなコーチのレッスンを受けても、自分に合うアドバイスだけ取り入れることができると思います。
しかし、プライベートレッスンの場合は、コーチの目がすべて、生徒さん1人に注がれた状態です。
自分に合わないアドバイスは取り入れないでは、プライベートレッスンをするコーチと生徒さんで信頼関係を築くのは難しいです。
プライベートレッスンでは、コーチと生徒さんで1対1のキャッチボールが必要で、一方通行のままというわけにはいきません。
コーチ同士で生徒さんの状態を共有しながら進めるのであれば、複数のコーチとプライベートレッスンを行っても支障はないですが…
じゃあ、2人のコーチにそれぞれ違うショットを教わるのはどう?
2人のコーチに、まったく違うテーマでプライベートレッスンをお願いするのなら、まだいいです。
サーブとボレーは、サーブとボレーが得意なコーチに教わり、グランドストロークはグランドストロークが得意なコーチに教わるなら、大きな混乱は起きないでしょう。
テニスのプライベートレッスンは1回だけでは大きな効果は望めない
コーチ!プライベートレッスンを1時間申し込んだので、苦手のバックハンドストロークをなんとかして!
………
テニスのスキルは反復練習で身につきます。
正直、1時間のプライベートレッスンでみっちり教わって練習したとしても、大きな効果は望めません。
そのときはコーチに言われたとおりにできたとしても、次回テニスをするときはできなくなっていることはよくあります。
プライベートレッスンは、ある一定期間受けることを前提に、利用を考えるべきです。
1回のプライベートレッスンで、大きく上達するような魔法は存在しません。
継続してプライベートレッスンを受けられる場合、頻度に関してはどうプライベートレッスンを利用するかによって変わってきます。
下記のような利用方法が考えられます。
【他に練習できる場所がある】
→月に1回プライベートレッスンを受けて練習する方向性を決める
→次回のプライベートレッスンまでの宿題をもらう
【テニススクールのレッスンと併用する】
→2週間に1回のペースでプライベートレッスンを受ける
→レッスンでは克服しづらい苦手ショットを練習する
【試合に出ているジュニア】
→試合での課題を毎週のプライベートレッスンで練習する
頻度はどうあれ、定期的に利用することで、プライベートレッスンは効果的に働きます!
最後に…
プライベートレッスンの利用方法は、人それぞれです。
プライベートレッスンを受けているだけでも、テニスはうまくなります。
ただ、短いレッスン時間に高額の料金を支払うので、プライベートレッスンをどう利用したいのかは、はっきり決めておきましょう。
- 試合に出て課題ができたのでプライベートレッスンで克服したい
- テニススクールのレッスンでうまくできなかったところを練習したい
- プライベートレッスンの時間をフルに使ってめいっぱいラリー練習をしたい
- 回りの生徒さんを気にせず自分のペースでテニスを練習したい
- 1人だと気まずいので家族もしくは友達と一緒にテニスのレッスンを受けたい
プライベートレッスンは、そんな生徒さんのリクエストも聞いてくれるレッスンです。
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