こんにちは、リョウジです!
どんなときにレベルが違う生徒さんがクラスにいるか以前書きました。
クラスにレベルが違う生徒さんが実際にいるとどうなるかとレベルを分けるメリットについて書きたいと思います。
クラスにレベルが違う生徒さんがいるとどうなるか
同じ級(レベル)の生徒さんでも実際にはレベル差があります。
コーチがレッスンをするに当たって、許容範囲内になるように、生徒さんのレベルを決めているはずです。
しかし、明らかにレベルが違う生徒さん(上のレベルでも下のレベルでも)がクラスにいた場合、気をつけないとどちらの生徒さんも不快な思いをすることになります。
回りが自分よりテニスが上手だとミスをすると申し訳ない気持ちになってしまい、萎縮してしまいます。
逆に、回りが自分よりテニスのレベルが下だと、ボールがまともに返ってこず、物足りない気持ちになり、テニスのレッスンがつまらなくなります。
レベル差のストレスを埋めるためには
球出し練習は対人ではないため、レベルの差は問題ありません。
しかし、その後の練習は違います。
ラリー練習で気をつけること
ラリー練習では、レベル差が1番出てしまう2人がラリーしないようにローテーションを考える、もしくはコーチとのラリーでケアすることが必要です。
不安な気持ちをできるかぎり取り除いたり、物足りない気持ちをコーチが本気で相手して、満たすようにします。
フォーメーション練習で気をつけること
フォーメーション練習では、コーチが固定でポジションに入り、相手に応じたボールを配球することで、レベルの調整ができます。
ペアリング(ペアになる組み合わせ)は、なるべくレベル差のない2人が組むようにします。
レベル差がある2人が組んでしまうと、上のレベルの生徒さんはパートナーがミスすると足手まといに感じてしまってイライラしたり、下のレベルの生徒さんはミスを恐れて消極的なプレーしかできなくなってしまったりで、悪循環な状態になります。
ゲーム練習で気をつけること
ゲーム練習でもコーチが入り、一方的な展開にならないようコーディネートが必要です。
もしくは、ペアを固定にせず、いろいろな生徒さんと組むようにして、レベル差のストレスを分散させます。
レベル差のある2人がずっとペアを組んでしまうと、フォーメーション練習と同じ悪循環が起きてしまいます。
レベルを分けてレッスンをするメリット
生徒さんのレベルを分けてレッスンをするメリットは、コーチがレベル差を埋める配慮をしなくていいことです。
レベルの違う生徒さんがいることによって、レッスンをするコーチにはいろいろな配慮が必要になります。
レベルの違う生徒さんがいることに慣れているベテランコーチならば、対人練習における配慮を負担とは思わないでしょう。
しかし、コーチはよくても、生徒さんにとってはその配慮が不平等に写ってしまうこともあります。
コーチがローテーションの順番やペアを決めなくても、今並んでいる順番やジャンケン(グーチョキパー)をして順番やペアを決めればいいのではないか?と思う方もいます。
コーチのコーディネートで、他の生徒より下に見られたと不快に思う方もいます。
生徒さんがイヤな思いをしないように、コーチが配慮しているのに、生徒さんによっては逆効果になってしまうこともあるということです。
最後に…
レベル差がない生徒さんでレッスンできると、お互いにストレスなく同じ目標に向かってテニスに取り組めます。
振替や体験などでレベルが違う生徒さんが入ったときも、上のレベルであればいい見本として参考にして、下のレベルであればフォローできるやさしさが生徒さんにあると楽しいレッスンになると思います。