こんにちは、リョウジです!
テニススクールでは、レギュラーレッスンをお休みして他の日時に振替するときに、振替料金が発生する場合があります。
1回の振替料は小額でも、回数を重ねていくとそれなりの金額になってしまいます。
振替料をよく思っている生徒さんはいないかと思います。
わたしは、テニススクールの運営側と利用側の両方を経験しています。
テニススクールの振替料がなくなるとどうなるのか、両方の視点から考えてみました。
テニススクールの振替料がなくなるとどうなるか考えてみた
テニススクールの振替料がなくなるとどうなるか?
単純に、テニススクール側の利益がその分減ります。
とはいえ、振替料の総額は売上全体で考えると微々たるものです。
振替料がなくなると、下記のようなことが起こります。
- 生徒さんは好きなときにレッスンを受けられる
- 生徒さんはレッスンの消化が難しくなる
- コーチがレギュラークラスの生徒さんを見れる時間が減少する
- コーチは段階的な指導が難しくなる
生徒さんは好きなときにレッスンを受けられる
振替料がなくなると、生徒さんは他のクラスへ振替しやすくなります。
そうなると、レギュラーレッスンも休みやすくなり、好きなときにレッスンを受けられるようになります。
しかも、レギュラークラスの籍は事前に確保されています。
空いた時間にレッスンを受けられるフリークラスよりも優遇されたテニススクールのシステムが出来上がります。
当然、フリークラスの存在意義がなくなりますが…
生徒さんはレッスンの消化が難しくなる
振替料がなくなると生徒さんは休みやすくなるので、出席率が下がります。
出席率が下がると、さまざまな問題が生まれます。
生徒さん側で考えると、レギュラーレッスンの欠席が増えた分、振替の消化が難しくなります。
毎週同じ時間にテニススクールに通う習慣ができると、テニスを長く続けられます。
ところが、レギュラーレッスンに出席しないで未消化のレッスンが溜まっていくと、テニススクールに通う時間を確保していくのが大変になります。
当然、空いている時間があっても満席で入れないこともあります。
振替期限が迫ってくると、さらに振替したいクラスは混み合っていきます。
コーチがレギュラークラスの生徒さんを見れる時間が減少する
レギュラーレッスンで生徒さんの出席率が下がることで、コーチにも問題が発生します。
担当コーチが自分の生徒さんを見れる時間が減ってしまいます。
担当コーチが、生徒さんの上達具合を見て進級を出しますが、そういったことも難しくなります。
段階的な指導が難しくなる
レギュラーレッスンで生徒さんの出席率が下がることで、もう1つコーチに問題が発生します。
それは、レッスンにストーリーがなくなり、段階的な指導が難しくなるということです。
レギュラーレッスンの生徒さんより振替で入る生徒さんが増えると、コーチはその日来た生徒さんを満足させるレッスンになりがちです。
極端な例ですが、こんなことも起きかねません。
逆に、レギュラーレッスンの生徒さんが毎週出席すれば、コーチはレッスンの課題を段階的に設定できます。
単発のレッスンで終わるのではなく、レッスンとレッスンをつなぎながらストーリーを作れます。
レッスンにつながりが見えると、生徒さんは間が抜けないように出席したいと思うようになります。
簡単な例ですが、毎週生徒さんが出席してくれるとこんな感じでレッスンが進みます。
最後に…
振替料をなくすとどうなるか考えてみました。
テニススクールの振替料をなくすと、生徒さんは自由に振替できます。
その反面、レギュラーレッスンの出席率が下がり、生徒さんにもテニススクール側にもリスクが生じます。
テニススクールにもよりますが、通常最初の何回かは振替無料です。
多少お休みしても、なるべくレギュラークラスに出席してほしい。
振替料の有無は、生徒さんを指導するテニスコーチにも関わってきます。