こんにちは、リョウジです!
ダブルスをしていると、どこに打てば、あとの展開が優位に進められるのかわからない場面が結構あります。
そんな場面を豊富に集めて、詳しく解説しているのが下記の書籍です。
「テニス ダブルス 勝つための戦術」はどんな本?
「テニス ダブルス 勝つための戦術」を監修されているのは山本育史(ヤマモト ヤスフミ)プロ。
山本育史プロは、元デビスカップ日本代表で、1991年と1992年に全日本選手権シングルス2連覇されています。
高校時代は、増田健太郎プロ、谷澤英彦プロと共に「高校3羽ガラス」と呼ばれ、注目を浴びていました。
「テニス ダブルス 勝つための戦術」の強みは、ダブルスの実戦で出現する特徴的な41場面を切り取り、それぞれの対応策をケーススタディのスタイルで解説しているところです。
コートの図とともに「こんなときどうする?」の場面で始まります。
各場面における対応策をコート図とともにいくつか用意して、下記の4つで示しています。
【 ◯ 】必ず知っておきたいセオリー的な対応
【 △ 】状況によって「これもあり」という二次選択
【 ✕ 】 それでは勝たないというNG例
【 ◎ 】これを知っていれば「強い」という裏セオリー
上記を知ることで、各場面における適切な対応策からNGの対応策まで把握することができます。
また、ミックスダブルスのセオリーを背景にした基本戦術を9場面で解説しています。
ミックスダブルスの「こんなときどうする?」も一緒に学ぶことができます。
「テニス ダブルス 勝つための戦術」を読むとどんな効果が期待できるか?
「テニス ダブルス 勝つための戦術」を読むと、下記の効果が期待できます。
テニススクール生が読むと…
ゲーム中によく失点する場面を調べれば、今までの判断がなぜダメなのかがわかり、次回からより良い対応策がとれるようになります。
試合に出ている人が読むと…
各場面における基本セオリーを学び、試合で適切な対応策がとれるようになります。
【 ◯ 】や【 ◎ 】の対応策を理解して、覚えるだけでも十分効果はあります。
テニスコーチが読むと…
各場面におけるそれぞれの対応策でどんな事態が発生するかをすべて把握できます。
なぜこの対応策がいいのか、なぜこの対応策がダメなのかを指導するのにも使えます。
「テニス ダブルス 勝つための戦術」わたしの使い方
わたしにとって「テニス ダブルス 勝つための戦術」は、ダブルスの各場面の対応策を調べる辞書的な役割を果たしています。
「こんなときはどうしたらよかったのだろう?」という場面に遭遇したとき、「テニス ダブルス 勝つための戦術」で調べて理解を深めるようにしています。
「41」もの場面を用意されているので、だいたいの場面はこの本で調べれば見つかります。
「テニス ダブルス 勝つための戦術」をオススメしたい人
ダブルスの各場面で適切な配球ができるようになりたい方にオススメの本です。
テニススクールで雁行陣のゲームをしている初級レベルの方でも、ダブルスの戦い方に興味があるなら、新しい発見がある1冊です。
レッスンを受講しながら、遭遇した場面のところを少しずつ読んでいくと、ダブルスの楽しさ・奥深さを理解できるかと思います。
「テニス ダブルス 勝つための戦術」は戦術の本なので、テニスの技術的なことは書いてありません。
テニスの技術について知りたい方は、他の本を選んでください。
最後に…
「テニス ダブルス 勝つための戦術」は、ダブルスの戦術にほとんどのページを割いた貴重なテニス本です。
ダブルスの戦い方に興味がある方は、ぜひ手元に置いておきたい1冊。
今ならAmazonのKindle Unlimitedでも読めます。
ぜひ読んでみてください!