こんにちは、リョウジです!
テニスを始めるお子さんのご両親からこんな質問をよく受けます。
インドアテニススクールのカーペットコートの場合、こんな風に対応しています。
「コートに入る場合は内履きの用意をお願いしています。カーペットコートは溝が細かい外用のシューズだと危ないので、転倒防止のため専用テニスシューズの購入をお願いしてします。」
アウトドアのテニススクールの場合は、こんな感じです。
「運動靴でも大丈夫ですよ。ただ、砂で滑るようならジュニア用テニスシューズがオススメですよ。」
お子さんがテニスを長く続けられるかわからない場合、ご両親はテニスシューズを買うことをためらいますので、このように対応しています。
本音を言うと、テニススクールに通うのであれば、テニスシューズは購入してほしいです。
ケガ防止とテニスコートで余計なストレスに悩まなくて済みますので…
ジュニア用テニスシューズの特徴
ジュニア用テニスシューズのメーカー
ジュニア用のテニスシューズは、扱っているメーカーが少ないです。
主に、プリンス・ヨネックス・スリクソン・アシックスの4社です。
アシックスは、20cm以上の靴ひもタイプなので、ちょっと特殊です。(他メーカーはマジックテープ式です。)
ジュニア用テニスシューズは種類が少ない
ジュニア用テニスシューズは、種類が少ないので大人のシューズを選ぶよりはるかに楽です。
ただし、在庫が切れるとメーカーから再入荷がなかなかされないこともあり、時期によっては希望のシューズが手に入りづらいです。
下手をすると新作が発売するまでずっと手に入らない場合もあります。
マジックテープ式で、サイズが1cmきざみのジュニア用テニスシューズが多い
ジュニア用テニスシューズは、マジックテープ式なので、ジュニアでも簡単に履けます。
サイズは1cmきざみで、18〜22cmまで用意されています。(スリクソンのみ17cmあり。)
0.5cmサイズアップできる調整用インソールが付属しているシューズもあります。
22.5cm以上であれば、アシックスのジュニア用か大人用テニスシューズから選びます。
当然、靴ひもタイプになります。
お買い得な型落ちモデル
型落ちモデルが残っていれば、新作モデルより安く買えることが多いです。
新作モデルに比べて、性能が大きく違うことはあまりないので、フィットするサイズがあればお買い得です。
必ず試し履きをすること
メーカーで若干足形が違います。
同じサイズでも、合うメーカー合わないメーカーがあるので、購入する前に試し履きをしましょう。
テニス用ソックスを履いた上で、両足とも試し履きすることをオススメします。
カカト側に小指が1本入るくらいの余裕が必要です。
それから、サイズが合っていても、急ブレーキをしたときに指が痛くならないかもチェックしてください。
コートサーフェス別にジュニア用テニスシューズを分けると3種類
コートサーフェス別にジュニア用テニスシューズを分けると3種類あります。
地面と接するソールの作りがそれぞれ違います。
- オールコート用
- カーペットコート用
- クレー・砂入り人工芝コート用
オールコート用
オールコート用は、どのコートでも使える汎用性の高いシューズです。
ソールには溝を入れていますが、基本的には地面との接触面積が広くなるように設計しています。
オールコート用はハードコートで一番力を発揮できるシューズなので、本来はハードコート用として購入するシューズです。
ジュニア用テニスシューズで、1番種類が多いのはオールコート用です。
とりあえず1足だけ購入するなら、オールコート用にしておけば、どのコートでテニスをすることになってもなんとかなります。
カーペットコート用
インドアのテニススクールに通うと、たいていはカーペットコートでレッスンを行います。
テニススクールのレンタルシューズがカーペットコート用だった場合、敏感なジュニアだとオールコート用シューズを購入すると違和感を感じる場合があります。
シューズのコートをつかむ力に差を感じたのでしょう。
カーペットコート用のソールは、ほとんど溝がなく、ツルツルになっています。
カーペットコートでは、ツルツルなソールがコートとの接地面積を広げて、抜群のグリップ力(地面をとらえる力)を発揮します。
カーペットコートでしかテニスをしないなら、カーペットコート用のシューズがオススメです。
クレー・砂入り人工芝コート用
アウトドアのテニススクールは砂入り人工芝コート(オムニコート)が多いです。
砂を定期的に巻く手間はありますが、雨が降ったあとも水がたまりづらくすぐに使えるメリットがあります。(屋上のオムニコートだと水がたまってしまいますが…)
クレー・砂入り人工芝コート用テニスシューズのソールは、砂が入り込む空間をたくさん用意して、コートをつかめるように工夫されています。
明らかに、オールコート用とは違うソールになっているはずです。
クレーコート(土のコート)と砂入り人工芝コートは、ソールが削れると砂で滑って転倒しやすいコートです。
クレー・砂入り人工芝コート用テニスシューズを選び、定期的に新しいテニスシューズを購入することをオススメします。
ジュニア用テニスシューズのメーカー別特徴
プリンス・ヨネックス・スリクソン・アシックスの4社の特徴を表にまとめておきます。
オールコート用 | カーペットコート用 | クレー・砂入り人工芝用 | サイズ(cm) | マジックテープか靴ひもか | 備考 | |
プリンス | あり | あり | ✖ | 18~22 | マジックテープ | 0.5cmサイズアップできるインソール付属 |
ヨネックス | あり | あり | あり | 18~22 | マジックテープ | |
スリクソン | あり | あり | ✖ | 17~22 | マジックテープ | 0.5cmサイズアップできるインソール付属 |
アシックス | あり | ✖ | ✖ | 20~25 | 靴ひも | サイズは0.5cmきざみ |
※プリンス・ヨネックス・スリクソンのシューズサイズは、1cmきざみです。
以上です。
実際にジュニア用テニスシューズを購入される場合は、「ジュニア用テニスシューズの選び方。オールコート用シューズか?コート別専用シューズか?」の記事をご覧ください。