こんにちは、リョウジです!
テニスの草トーナメントに出ると、通常試合をする前に、ウォーミングアップを行います。
試合の勝敗にもかかわるウォーミングアップで何をするのか紹介します。
ウォーミングアップとは?
試合を開始する前に、普段のパフォーマンスを出せるように各ショットを打って調整します。
試合前のウォーミングアップは、実際にその試合で使うボール2球で行います。
2球しかないので、各ラリーがある程度繋がらないと、ウォーミングアップがスムーズに進みません。
1日で終わる草トーナメントでは、通常1試合目だけウォーミングアップをして、2試合目以降はウォーミングアップなしで、すぐ試合に入る場合が多いです。
ウォーミングアップでやること
ウォーミングアップは通常下記の順番で行います。
- ショートラリー
- ロングラリー
- ボレー対ストローク
- スマッシュ対ロブ
- サーブ
1. ショートラリー
短い距離でワンバウンドでラリーします。
ショートラリーが必要なければ、省いてロングラリーからスタートします。
2. ロングラリー
ロングラリーでグランドストロークのアップをします。
3. ボレー対ストローク
ボレー対グランドストロークでボレーのアップをします。
グランドストローク側は台になります。
フォアハンドボレーとバックハンドボレーの両方を打てるようにボールを送ります。
4. スマッシュ対ロブ
3.ボレー対グランドストロークのボレーヤーは、ボレーのアップが済んだら、グランドストローク側にロブを出してもらいます。
上がったロブを打って、スマッシュのアップをします。
ロブを上げる側は、滞空時間が長くてスマッシュを打ちやすいボールを相手に送ります。
風が強いときは、高いロブを上げると風の影響を受けやすいので、逆に低めに上げた方が親切の場合もあります。
相手の打つスマッシュをできるかぎり、ロブで返球します。
スマッシュのアップが終了したら、今度はグランドストローク側がネット前に出て、ボレーのアップをします。
5. サーブ
お互いにボレーとスマッシュのアップが終了したら、サーブのアップに入ります。
時間が限られているときは、デュースサイドから2球サーブを打って、アドバンテージサイドから2球サーブを打ったら終了です。
相手にも同じようにサーブのアップをしてもらいます。
サーブを受ける側は、リターンをしてもいいし、打たずにボールを持っておいてもOKです。
相手が2球サーブを打ち終わったら、相手に返球、もしくは相手がサーブのアップを終了していたら、自分がサーブのアップを開始します。
ウォーミングアップの方法は会場によっていろいろ。
草トーナメントによって試合前のウォーミングアップの方法はいろいろです。
試合がスタートする前にコートを開放して、練習時間を設けるところもあります。
その場合は、練習用に使用済みのボールを提供してくれます。
運営側の都合で草トーナメントの終了時間が決まっている場合は、ウォーミングアップが削られる場合が多いです。
1試合目だけサーブのアップを各サイド2球ずつだけのところもあります。
ウォーミングアップなしで1打目から試合を開始する草トーナメントもあります。
最後に…
ウォーミングアップで1番難しいのは、スマッシュ対ロブです。
理由は、ロングラリーやボレー対ストロークと比べて、圧倒的に練習量が足りないからです。
試合でもスマッシュやロブのコントロールは大事なので、普段からスマッシュ対ロブのラリーで練習しておくといいと思います。