こんにちは、リョウジです!
並行陣では、片方が前にもう片方が後ろにポジションをとり、小さな雁行陣をとります。
攻撃と守備の役割分担です。
ただ、打つコースによってはどちらが前でどちらが後ろにポジションをとったらいいかわかりづらいときもあります。
そんなとき、並行陣の前後のポジションを練習できるのが、2対2のボレー対ストロークです。
テニスのダブルスのポジションが学べる2対2のボレー対ストローク
2対2のボレー対ストロークでは並行陣のポジションが学べます。
並行陣では前後のポジションが学べる
ネットにいる並行陣側は、ボールの配球により前後のポジションを学ぶことができます。
打ったボールの対角線上にいるプレーヤーは後衛のポジションにつき、正面にいるプレーヤーは前衛のポジションにつくのが正しい並行陣です。
並行陣の前衛と後衛の基本的なポジションは、下記のとおりです。
【並行陣前衛のポジション】
→サービスボックスの中央
【並行陣後衛のポジション】
→サービスラインの1歩前でシングルスサイドラインのほうに少し寄る
身体は2人とも、ボールが飛んでくる方向に向けます。
正しい並行陣のポジションをとれると、相手ペアにはセンターを厚く守っていて、隙のない陣形に見えるはずです。
前後のポジションが左右逆になっていると、相手にはセンターが空いていて、クロス方向の後ろが大きく空いた陣形になります。
例えば、相手コートのデュースサイドにボールを打った場合(どちらのプレーヤーが打っても同じ)は、斜めにいるデュースサイドのプレーヤーが後衛のポジションにつき、正面にいるアドバンテージサイドのプレーヤーが前衛のポジションにつきます。
相手コートのアドバンテージサイドにボールを打った場合は、斜めにいるアドバンテージサイドのプレーヤーが後衛のポジションにつき、正面にいるデュースサイドのプレーヤーが前衛のポジションにつきます。
センターにボールを打った場合は、どちらでもいいので前衛と後衛に分かれてポジションをとります。
2人が横に並ばないように気をつけます。
並行陣で2人が並ぶデメリットは、下記の記事をご覧ください。
2バックでは左右のポジションが学べる
ベースラインにいる2バック側は、ボールの配球により、左右のポジションを学ぶことができます。
打ったボールの対角線上にいるプレーヤーはクロスラリーのポジションにつき、正面にいるプレーヤーはストレートラリーのポジションにつきます。
ストレートラリーとクロスラリーの基本的なポジションは、下記のとおりです。
【ストレートラリーのポジション】
→ベースライン付近でダブルスサイドラインとセンターマークの中間
【クロスラリーのポジション】
→ベースライン付近でシングルスサイドラインを両足でまたぐ位置
身体は2人とも、ボールが飛んでくる方向に向けます。
上記の2バックのポジションをとれると、お互いが守るべき半面コートの中央からボールを追いかけられます。
2人がストレートラリーのポジションにつくと、ボールの対角線側に角度のついたボールが来ると移動距離が長くなってしまいます。
2人がクロスラリーのポジションにつくと、センターが大きく空いてしまいます。
例えば、相手コートのデュースサイドにボールを打った場合(どちらのプレーヤーが打っても同じ)は、斜めにいるデュースサイドのプレーヤーがクロスラリーのポジションにつき、正面にいるアドバンテージサイドのプレーヤーがストレートラリーのポジションにつきます。
相手コートのアドバンテージサイドにボールを打った場合は、斜めにいるアドバンテージサイドのプレーヤーがクロスラリーのポジションにつき、正面にいるデュースサイドのプレーヤーがストレートラリーのポジションにつきます。
上記が基本的な2バックのポジションです。
ただし、パートナーがボールを打つ場所によっては、カバーに入る必要があります。
パートナーがクロスに走らされたら、2人の間にスペースができるのでセンターに寄ります。
パートナーが自分の前に落ちたボールをとりに行ったら、空いたパートナー側のスペースをカバーします。
2対2のボレー対ストロークで並行陣側はコースを頻繁に変えない
2対2のボレー対ストロークを練習するとき、並行陣側はコースを頻繁に変えてしまうと大変だということがわかります。
並行陣側は左右にコースを変えるたびに、ポジションを前後に動かないといけないからです。
前後のポジションチェンジを避けるには、どちらか片方のプレーヤーを集中的に狙います。
2対2ではなく2対1の戦いに持ち込むと、陣形を変えずに攻められます。
その場合、弱いプレーヤーを集中して狙ったほうが確実です。
2対2のボレー対ストロークで2バック側はネットに出る準備をする
2対2のボレー対ストロークを練習するとき、2バック側はいつでもネット近くにつめる準備をしておきます。
特に、ボールを打たないプレーヤーはチャンスがあればネットにつめるようにします。
相手の後衛の足元にボールを沈めたり、相手の打ちにくいボディーにストレートアタックをするとボールは短くなりますが、T字(サービスラインとセンターラインの交差点)までパートナーが上がっていればポーチのチャンスがやってきます。
ベースラインにとどまっているとそのチャンスを逃すことになります。
ネット前にいつまでもスペースが空いていると、ドロップボレーも狙われます。
攻撃的なショットが打てたときに備えて、2バック側はいつでもネット近くにつめる準備をしておきましょう。
以上、「テニスのダブルスのポジションが学べる2対2のボレー対ストローク」でした。