こんにちは、リョウジです!
テニスの練習がしたい!
テニスコートはあるけれど練習相手がいない…
練習相手がいれば球出し練習ができる、ラリー練習もできる、マッチ練習もできるのに…
定番のサーブ練習はもう飽きた。
何か他に練習できないかな?
わたしもテニスコートは空いているけれど練習相手がいなくて、よく1人で練習していたときがあります。
時間はいっぱいあったのでいろいろな練習を試してみました。
1人で練習してみた中で、効果を感じることができ、足りないところを補強できる1人トス打ち練習法を紹介します。
1人トス打ち練習法
自分でボールを放ってから打つ練習法です。
ドライブ系(順回転)のグランドストロークを自由自在にコントロールできるようになることが目的です。
1つずつクリアしていくか、うまくコントロールできないコースに絞って練習します。
- まっすぐアレーの間に打つ。
- アレーの間のサービスラインよりも後ろに深く打つ。
- クロスに深く打つ。
- クロスとストレートに打ち分ける。
- ショートクロスに打つ。
- トップスピンロブをクロスとストレートに打ち分ける。
- サービスラインからストレートとクロスに打ち分ける。
まっすぐアレーの間に打つ。
アレーの間に打って、まっすぐコントロールできるように反復練習します。
スタンス・テイクバック・打点・スイングの方向を覚えます。
[どんな人に効果があるか?]
ボールがまっすぐ打てない人
アレーの間のサービスラインよりも後ろに深く打つ。
負荷をさらに上げます。
アレーの間のサービスラインより深くコントロールして打ちます。
ネットのどれくらい上を通せば、サービスラインより深く打てるのかを覚えます。
[どんな人に効果があるか?]
ボールが浅くなってしまう人
クロスに深く打つ。
ストレートに深く打てるようになったら、今度はクロス方向に深く打つ練習です。
クロスに打つときに意識することは3つです。
- ボールにどう入ればストレートと同じ感覚で打てるか。
- そのとき、ストレートに比べて打点をどこにとればいいか。(どれくらい前で、どれくらい近くか。)
- クロスに打つときは、ストレートに打つときよりどれくらい飛距離を伸ばす必要があるか。
[どんな人に効果があるか?]
センターにボールが飛んでいってしまい、クロスラリーがうまくいかない人
クロスとストレートに打ち分ける。
ストレートとクロスに打てるようになったら、打点・ボールの入り方・飛距離を変えて、交互に打ち分ける練習をします。
[どんな人に効果があるか?]
クロスラリーでオープンコートができたとき、ストレートに打ちこめない人
ショートクロスに打つ。
相手がネットをとったときに、有効なショートクロスの練習をします。
ショートクロスに打つときに意識することは3つです。
- クロスより角度をつける必要があるので、打点とボールの入り方を確認する。
- ボールの頂点をネットのどれくらい前に持っていけば、ボールを短く落とせる弾道になるかを覚える。
- ボールを下から上に薄く当てて、ボールに回転をかける。(コンパクトにワイパースイングする。)
[どんな人に効果があるか?]
ショートクロスを打ちたいときに練習量が足りなくてミスする人
トップスピンロブをクロスとストレートに打ち分ける。
今度は、ショートクロスで覚えた薄い当たりを利用して、トップスピンロブをコントロールする練習です。
ポイントは、ネットのどれくらい上を狙えば高く深く落ちるかです。
ストレートやクロスに打つときと同じ構えから、ボールの弾道を高く変えて打てればネットにいるプレーヤーにとって脅威です。
[どんな人に効果があるか?]
ロブを打ちたいときに狙った弾道で打てない人
サービスラインからストレートとクロスに打ち分ける。
最後は、チャンスボールで確実に決める練習です。
打つ弾道はベースラインで打つより低くなり、飛距離を短くする必要があります。
下から上ではなく、後ろから前の水平なスイングで、ボールを厚くとらえます。
[どんな人に効果があるか?]
チャンスボールで焦って、自滅する人
練習するポジション
普段シングルスをしているかダブルスをしているかでも変わってきます。
シングルスをしている場合は3通り考えられます。
- ストレートとクロスに打ち分けできるサイドライン付近
- 回り込んでフォアハンドを打つポジション
- 左右に打ち分けが必要なセンターから
ダブルスをしている場合は、フォアハンドストロークもバックハンドストロークも普段守っているサイド(デュースサイドかアドバンテージサイドか)から練習するのがオススメです。
ボールの出し方
目的に応じて3種類のトス(ボールの出し方)を考える
グランドストロークのどこまで巻き戻して練習するかを考えます。
ショットを巻き戻す分だけ難易度が上がります。
打点の上からボールを落とす
ラケットをテイクバックした状態から、打点の上に用意したボールを落として打ちます。
フォワードスイングにフォーカスすることで、ボールをコントロールできるスイングを反復練習できます。
ボールを少し前にトスする
ボールを少し前にトスしてから、ボールがワンバウンドして打ちたい打点にくる前に、テイクバックをしながらボールに入って打ちます。
トスは、サーブのときより低く、少し前に出しますが、テイクバックとスイングができるくらいの高さは必要です。
テイクバックは、ボールがバウンドする前に終えます。
ボールには、シャッフルステップ(細かいサイドステップ)で微調整しながら入ります。
ボールを下から上に高めにトスする
ボールを下から上に高くトスをして、その間に一度サイドステップで下がってからサイドステップで前に移動してボールを打ちます。
後ろから前に移動する勢いを利用して打ちます。
サイドステップでボールに近づいたら、最後はシャッフルステップ(細かくサイドステップ)で微調整しながらボールに入ります。
バックハンドはさらに右手と左手のトス2種類から選択
バックハンドストロークでも3種類のトスから選びますが、さらに右手と左手どちらでトスするかを選びます。
右手のグリップの握りを固定しておきたい場合は、左手でトスします。
右手のグリップチェンジも練習したい場合は、左手でラケットを支えて、右手でトスしてからグリップを握ります。
ボールを打つタイミング
打ちやすい高さでもいいのですが、オススメは実戦を意識したボールの頂点(トップ)です。
ボールのトップで打つ方法については、こちらをご覧ください。
練習する球数
不安定なコースは、最低10球は練習したいです。(わたしがこの練習にハマっていたときは1カゴくらい打っていました。1カゴ=100球以上です。)
打てるコースの確認練習だったら、3球くらいうまく打てれば終了していいと思います。
2人以上でやる練習にはかなわない
やはり、2人以上でやるライブボールや球出しの練習にはかないません。
ボールにしっかり入らないと練習の成果が出ない。
自分で打つときは、ボールを打ちやすいところに落として打つため、実戦ではボールに入れないと効果が出ません。
相手のボールの勢いを利用できない。
自分で打つときは、相手のボールの勢いを利用できません。
相手が打つボールは、タイミングさえ合えば、1人で練習しているときよりもっと楽にボールは飛んでいきます。
他の練習と組み合わせることで効果を発揮する。
球出し練習、ラリー練習、マッチ練習などで1人トス打ち練習でやったことを試しましょう。
普段の練習と組み合わせることで効果を発揮して、本物のスキルに昇華します。
最後に…
1人でやる練習は2人以上でできる練習に比べれば、効果は期待できません。
でも、いい反復練習になりました。
今では、1人でもテニスコートが使えたことに感謝しています。