こんにちは、リョウジです!
壁(もしくはフェンス)の前でトスアップして、ボールを壁とラケットではさむサーブのドリルがあります。
サーブの導入向けドリルですが、どんな効果があるのでしょうか?
練習の仕方や注意点も踏まえて、右利きの場合で説明します。(左利きは、左右逆になります。)
ボールを壁とラケットではさむサーブのドリルはどんな練習か
壁に対して横を向き、スクエアスタンスをとります。
壁に近い左足のつま先を斜め前向きにして、右足のつま先は壁と平行になるように横を向きます。
壁の右上が打点になるように、壁と足との距離を合わせます。
トスをする左手を、壁に沿って上げます。(左腕ではなく、左手です。)
【ステップ1】ラケットを打点に用意しておき、ボールをはさむ
最初のステップは、あらかじめラケットを打点に用意しておきます。
ラケットのスイートスポットにボールが上がったときに、ラケットと壁でサンドイッチします。
ラケットのスイートスポットにボールが上がらないときは、トスアップをやり直します。
トスアップが安定して、繰り返しボールをはさめるようになったら、次のステップに進みます。
【ステップ2】ラケットをテイクバックしておき、ボールをはさむ
今度は、ラケットを立ててテイクバックしたところからスタートします。
右肘を90度まで曲げて、両肩と右肘が一直線になります。
ここから、トスアップをしながらスイングして、ボールをラケットと壁でサンドイッチします。
ボールをはさめるくらいのスイングスピードで、タイミングが合うように練習します。
【ステップ1】の打点にトスが上がらない場合は、スイングせずトスからやり直します。
ボールを壁とラケットではさむサーブのドリルは、どんな効果があるか?
このドリルの効果は主に3つあります。
トスが安定する
打点に上がったボールだけをはさむので、トスが安定します。
打点に上がらなかったボールをはさんだ場合、はさんだ位置を見て、うまくトスが上がっていないことを確認できます。
また、壁がトスアップのガイドの役割をしてくれます。
打点の位置が把握できる
サーブの打点の位置を、この練習で確認できます。
ボールをラケットでコンタクトできる
ボールをうまくはさめるようになれば、ボールをラケットでうまくとらえられるようになります。
ボールにラケットがゆっくり近づく感覚がつかめます。
ボールを壁とラケットではさむサーブのドリルの注意点
正しい打点でボールをはさむ
正しい打点を覚えられるように、立つ場所とボールをはさむ位置には気をつける必要があります。
間違った打点で打つ練習にならないように気をつけます。
コンチネンタルグリップで手首を折らないで打つサーブには合わない
サーブでは、「グリップ・スタンス・トスの方向・スイングの方向」の4つがセットになる記事を書きました。
この練習は、下記の組み合わせではできませんので、ご注意ください。
- コンチネンタルグリップ(手首は折らない)
- クローズドスタンス
- 右横にトスアップ
- 打つ方向の右斜め前にスイング
壁の右上が打点ではないためです。
壁の右上でボールをはさむと、右手首が手の甲側に折れてしまいます。
この練習がマッチするのは、下記の組み合わせです。
- コンチネンタルグリップ(手首を背屈)
- スクエアスタンス
- 右斜め前にトスアップ
- 打つ方向にスイング
- イースタングリップ(手首折らない)
- スクエアスタンス
- 右斜め前にトスアップ
- 打つ方向にスイング
以上です。
コートじゃなくてもできる練習なので、サーブの導入ドリルとしては重宝しています。