こんにちは、リョウジです!
球出しは打てるけれど、ラリーがつながらなくて悩んでいる場合、高額なプライベートレッスンよりオススメなのがラリークラスです。
ラリーを練習するならヒッティングパートナーという選択肢もありますが、プライベートレッスンと同じようにコーチやコートの確保がけっこう面倒です。
ラリークラスとは、球出しとゲーム練習を省いて、ラリーだけに特化したクラス。
集中してラリーを練習することができ、レッスンであればコーチが1人1人の生徒さんとラリーしながらアドバイスをもらえます。
ラリーが大好きな生徒さん向けのラリークラスもあります。
タイプの違うラリークラスを2つ紹介します。
ライブボールで打ち合いを楽しめるテニススクールのラリークラスとは?
私が知っているラリークラスは下記の2種類です。
- コーチが生徒さんのリクエストに応える少人数のラリークラス
- 定番のラリー練習を毎回行うクラス
コーチが生徒さんのリクエストに応える少人数のラリークラス
こんな人向け
1つ目は、コーチが生徒さんのリクエストに応える少人数のラリークラスです。
生徒さん5人の例は、こんな感じです。(ラリーのローテーションは時計回り。)
ショートラリーでウォーミングアップ(相手は固定)
↓
ローテーションラリーを何周かやる
↓
残った時間でシングルスのチャンピオンゲーム
どんな生徒さん向け?
対象は、ラリーがつながるようになりたい生徒さん(初級〜初中級)です。
中級者以上でも、苦手なショットがある場合にはオススメできます。
どんな内容?
レッスンは、ショートラリーでウォーミングアップをしたら、ローテーションラリーを何周か繰り返す内容です。
ローテーションラリーの内容はシンプルなラリー練習、例えばストレートラリーやストレートのボレー対ストロークなどです。
毎ローテーションラリーごとに、コーチとマンツーマンラリーをします。
生徒さん同士でラリーするときは、コーチが個々に課題を与えて練習します。
対象レベルが広いので、生徒さんにレベル差ができやすいです。
どのレベルでも練習になるように、ゆっくり丁寧につなげます。
最後に少し時間があれば、ラリーを使ったゲームをやったりします。
例えば、コーチからの球出しからシングルスのチャンピオンゲームなどです。
時間が少なく生徒さんにレベル差があれば、1ポイント勝負でチャンピオンとチャレンジャーが入れ替わるルールで行ったりします。
定番のラリー練習を毎回行うクラス
こういう人たちがいたらこっち
2つ目は、定番のラリー練習を毎回行うクラスです。
生徒さん6人の例は、こんな感じです。(ラリーのローテーションは時計回り。)
ボレーボレー(相手は固定)
↓
ショートラリー(相手は固定)
↓
ストレートラリー
↓
ストレートでボレー対ストローク
↓
サーブからクラスラリー
どんな生徒さん向け?
対象者はラリーができる中級以上です。
生徒さん同士でも充分ラリーがつながり、楽しめるレベルです。
人数が多ければ3列でラリーをするので、狙った方向にまっすぐ打てるコントロールが必要です。
ガンガンに打ち合うラリーが好きで、運動量を求めている方にも適しています。
どんな内容?
下記のように、基本ラリーをすべて行う内容です。
- ボレーボレー
- ショートラリー
- ストレートラリー
- ストレートでボレー対ストローク
- サーブからクロスラリー
ストレートで行うラリーは、人数が多ければ3列で行います。
ストレートラリー以降は、コーチが固定で入ります。
ローテーションしながら、生徒さん全員がコーチと打てるようにします。
人数が多い場合はコーチが固定で入らず、生徒さんと同じように2球か3球で交代する場合もあります。
サーブからクロスラリーはデュースサイドとアドサイドの2レーンしかないので、コーチが固定で入らない確率が3列のラリーより上がります。
また、最後のサーブからクロスラリーをアレンジして、ポイント形式で締めくくる方法もあります。
最後はラリーではなくポイントを競うのもあり
サーブ側をチャレンジャー、レシーブ側をチャンピオンにします。
サーブ側は2球交代にして、勝ち点だけ加算します。
上記イラストの例だったら、勝ち点が3点になったとき、相手のレシーバーと交代するルールが考えられます。
生徒さんのレベルが拮抗しているなら、1対1で3ポイント先取の勝負をするのもありです。(ゲームを意識するなら、15-15スタートのノーアドでカウントします。)
このタイプのラリークラスは、レッスンとしてではなくプログラムとして扱う場合が多いです。
レッスンとして扱うなら、コーチが生徒さんにアドバイスする必要があります。
プログラムとして扱うなら、コーチはアドバイスをせずにヒッティングやラリーのコーディネートに徹します。
ラリークラスをプログラムとして扱うなら、コーチの能力よりもヒッティング能力が必要になります。
ラリークラスをプログラムにすると、定員枠が増えて受講料金もリーズナブルになりやすいです。
最後に…
わたしは昔フォアハンドが安定せず、球出しでいくら打てるようになっても、ラリーが続かないことに気づきました。
それから、ラリーを練習できるところを探し回っているときに見つけたのがラリークラスでした。
テニスは勝ち負けのあるゲームですが、ラリーにはただ打ち合うだけで楽しくなる魅力があります。
そんなラリーを目一杯楽しめて練習できるのがラリークラスです。