こんにちは、リョウジです!
ラケットフレームの厚みもラケットを選ぶときの重要な要素です。
ラケットメーカーは、ラケットのコンセプトや利用するプレーヤーのニーズに合わせて、フレームの厚みをミリ単位で細かく設定しています。
薄いフレームの特徴
プレーヤーを虜にするやわらかい打感
薄いフレームは、打ったときにフレームがしなり、ボールがラケットに乗るような感覚があります。(実際には乗っていませんが。)
ボールがラケットに乗るようなこのやわらかい打感こそが、薄いフレームの特徴です。
コントロールの精度が高い
フレームがしなり、ボールがストリングに食い付くことによって、ピンポイントに狙えるコントロールを生み出します。
推進力が弱い
薄いフレームは、ボールを飛ばす推進力が弱く、ラケットによるアシストはあまり期待できません。
後ろから前にボールをしっかり打てないと、薄いフレームのラケットでボールを飛ばすのは大変です。
ストレートビームが多い
薄いフレームは、ラケットヘッドからスロートまでの厚みが統一されている(ストレートビーム)場合が多いです。
厚いフレームの特徴
剛性を高めたしならないフレーム
厚いフレームは、薄いフレームとは対照的に、厚みでフレームのしなりをなくして、反発力を高める設計です。
球離れが早く、ラケットのパワーでボールが飛んでいってくれます。
大味なコントロール
球離れが早いため、スイングによる意思が伝わりづらく、大味なコントロールになりがちです。
ボールの推進力をアシスト
厚いフレームは、ボールを飛ばす推進力をアシストしてくれます。
勢いの死んだボールの打ち込みや回転をかけて打つときも、ラケットが助けてくれます。
スイートスポット付近のサイドフレームが厚い
ラケットヘッドやスロートより、スイートスポット付近のサイドフレームが厚くなっている形状が多いです。
ちょうどいい厚みを見つけ出そう
ラケットの厚みは、細いものから厚いものまでかなり幅があります。
20mm以下のきわめて薄いフレームもあれば、30mm前後の厚いフレームも存在します。
テニススクールのラケットキャンペーンがあれば、ぜひこのフレームの厚みの差を感じてみてください。
同じテニスラケットとは思えないほど、何もかもが違うはずです。
最後に…
飛びよりコントロールをラケットに求めている方は今よりフレームの薄いラケットを、コントロールより飛びをラケットに求めている方は今よりフレームの厚いラケットを試してみることをオススメします。
自分にとって、ボールの飛びとコントロールのバランスがとれたラケットをフレームの厚みも参考にしながら探してみてください!