こんにちは、リョウジです!
アングルボレーを覚えると、左右に打ち分けるエリアが広がります。
ただ、アングルボレーを覚えるメリットはそれだけではありません。
アングルボレーの打ち方を応用すると、ストレートに打つボレーにも磨きをかけられます。
この記事では、アングルボレーからストレートに打つボレーを磨く練習方法を紹介します。
テニスのアングルボレーからストレートに打つボレーを磨く
- 練習する人数 → 8人
- 球出し役 → 1人
上記のイメージで、ドリルを解説します。
下記の3ステップで練習を進めます。
- 手出しでアングルボレー
- サイドステップしながらストレートにボレー
- 通常のフットワークでストレートにボレー
アングルボレーの打ち方を使って、ストレートにボレーを打つときも上体が開かないことを再確認します。
この練習方法はアングルボレーが打てることが大前提です。
アングルボレーの練習方法を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
手出しでアングルボレー
最初のステップでは、ネットに対して横を向いてアングルボレーを打ってみます。
球出し役は、ネット手前のセンターライン上に立ちます。
練習する人は、サービスラインに2列で並びます。
練習する人は、横向きになって隣の人と向き合う形をとります。
球出し役に呼ばれたら、左右交互に1人ずつ前に来ます。(「ゴー!」などのかけ声で呼ぶ。)
右側の列は右利きならバックのアングルボレーを打つ
左側の列は右利きならフォアのアングルボレーを打つ
ラケットを打点に用意した状態で、球出し役に呼ばれたらサイドステップでネット近くまで移動します。
球出し役の横まで来たら、身体の正面にやさしくボールを送ります。
練習する人は、サイドステップをしながらアングルボレーを打ちます。
ネットに対して身体を横に向けているため、打ったボールはネットを越えてまっすぐ飛んでいくはずです。
ボレーを1球打ち終わったら、外側から抜けて反対の列に並びます。
サイドステップしながらストレートにボレー
次のステップでは、球出しする方向を変えて練習してみます。
球出し役は、ネット越しからラケットで出します。
サービスラインの中央から打つ人の内側にゆっくり球出しします。
打つ人は「手出しでアングルボレー」を練習したときと同じようにサービスライン(センターラインとシングルスサイドラインの中央くらい)からサイドステップでネットにつめながらストレートに打ちます。
難しければサービスボックスの中央からスタートしてネット前でボレーしてもOK
練習する人は、ステップ1と同じく横向きになって隣の人と向き合う形をとり、ラケットの用意もしておきます。
球出しが飛んでくる方向は変わりますが、同じように打ちます。
身体の横向きを維持したまま打つ練習になります。
ボレーを1球打ち終わったら、外側から抜けて反対の列に並びます。
下記に注意してください。
- 【球出し役】自打球防止のため球出しはゆっくり出す
- 【球出し役】ボレーの打点が身体から離せるように球出しを送る
- 【球出し役】練習する人のボールコントロールが不安定な場合はターゲットのコーンをイラストの位置より外側に設置する
- 【練習する人】ボレーの打点が顔から離れるようにラケットを身体から離して用意する
通常のフットワークでストレートにボレー
いよいよ最後のステップです。
通常のフットワークで、ストレートにボレーする練習です。
球出し役は、ステップ2と同じように打つ人の内側に出します。
練習する人は、サービスボックスの中央に2列で並びます。
最終ステップでは、球出し役に身体を向けて構えます。
練習する人は、普段と同じボレーのフットワークを使って打ちます。
スプリットステップ後に軸足を決めて、踏み込みながらボレーするフットワークです。
軸足を決めたとき、股関節を内側にひねり、身体をターンします。
ボールの横側に入れるように、足を大きく踏み込みながらボレーします。
【上から見たところ】フォアボレー
【上から見たところ】バックボレー
ボレーを1球打ち終わったら、外側から抜けて反対の列に並びます。
最後に…
アングルボレーは特別なショットではなく、ボレーと同じ打ち方でボールの入り方を変えれば打てます。
アングルボレーの打ち方を生かすと、通常のボレー練習では意識しづらい「身体の開きを抑える」動きが身につきます。
この練習方法で、アングルボレーとストレートに打つボレーの使い分けができるようになればうれしいです。