こんにちは、リョウジです!
雁行陣対雁行陣から、ストレートロブでストレート雁行陣に変わるとき、どんなことに気をつけるべきでしょうか?
通常の雁行陣とストレート雁行陣の違いから考えてみます。
テニスの雁行陣とストレート雁行陣では何が違う?
通常の雁行陣とストレート雁行陣の違いは、主に下記の2つです。
【雁行陣とストレート雁行陣の違い】
- ポジショ二ング
- 打つ方向
ポジショ二ング
前衛のポジショ二ング
前衛では、攻撃するときのポジションが違います。
【通常の雁行陣】攻撃ポジションはサービスボックスの中央より一歩前
【ストレート雁行陣】攻撃ポジションはセンターサービスラインの中央より一歩前
前衛の守るときのポジションは、同じT字のあたりです。
⬆︎【通常の雁行陣】前衛の守るポジション
⬆︎【ストレート雁行陣】前衛の守るポジション
ただし、攻撃するときのポジションでは相手の後衛(ボール)に身体を向けて、守るときのポジションでは相手の前衛に身体を向けるようにします。
後衛のポジショ二ング
後衛では、ラリーの方向が変わるためポジションが下記のように変わります。
【通常の雁行陣での後衛のポジション】
→シングルスサイドラインとベースラインの交差点
【ストレート雁行陣での後衛のポジション】
→ダブルスサイドラインとセンターマークの中間
つまり、クロスラリーをするときのポジションとストレートラリーをするときのポジションの違いだと覚えておけば大丈夫です。
身体はボールの方向に向けておきます。
打つ方向
前衛の打つ方向
前衛で大きく変わるのは、相手の前衛を狙うときのポーチの打つ方向です。
【通常の雁行陣でのポーチ】
→前衛は逆クロス方向に打つ
【ストレート雁行陣でのポーチ】
→前衛はクロス方向に打つ
クロスに打つのと逆クロスに打つのでは、ボールの当て方が変わるので切り替えが必要です。
通常の雁行陣からのポーチではラケット面を外側に向けてボールの内側をとらえますが、ストレート雁行陣からのポーチではラケット面を内側に向けてボールの外側をとらえます。
打つ方向は違うものの、前衛が攻撃するときは相手の前衛に、守るときは相手の後衛につなぐのは、通常の雁行陣でもストレート雁行陣でも変わりません。
後衛の打つ方向
後衛では、通常の雁行陣がクロスラリーに対して、ストレート雁行陣はストレートラリーになります。
ストレート雁行陣のほうが、前衛を遠くに感じるうえにとられづらいです。
前衛のプレッシャーがかからずに後衛同士のラリーになりやすいです。
ストレート雁行陣からのクロスロブは返球が難しい
ポジショ二ングや打つ方向以外で気をつけたいことがあります。
ストレート雁行陣からのクロスロブは、雁行陣のストレートロブに比べると、返球が難しいということです。
ストレート雁行陣からのクロスロブは、前衛の頭上を抜けると、ボールがどんどん外に逃げていくからです。
ここがストレートロブとの違いです。
後衛は、この外に逃げていくロブを長い距離移動しながら返球しなくてはいけません。
もし、トップスピンが効いたクロスロブだと、さらにボールは外に弾んでいきます。
例えばストレート雁行陣で、相手の後衛が右利き、自分がアドバンテージサイドの後衛であれば、クロスにトップスピンロブを打つとかなり効果的です。
相手の後衛はバックハンドストロークで外に逃げていくトップスピンロブを返すことになり、優位な展開に持っていけます。
以上、「テニスの雁行陣とストレート雁行陣では何が変わる?」でした。