こんにちは、リョウジです!
ゲームカウントが「6 – 6」になったとき、本来2ゲーム差をつけなければセットがとれません。(アドバンテージセットといいます。)
そんなとき、短期決戦で勝負をつけられるタイブレークが採用される場合が多いです。(タイブレークセットといいます。)
この記事では、タイブレークの流れとカウントの仕方を解説します。
テニスのタイブレークの流れ
7ポイントとったほうが勝ち
通常のタイブレークでは、先に7ポイントをとったほうが勝ちです。
ただし、2ポイント差をつけるまで勝負はつきません。
【例1】
7 – 5
→2ポイント差がついているので決着
【例2】
7 – 6
→1ポイント差なので続行
8 – 6
→2ポイント差がついたので決着
1ポイント目はデュースサイドから
1ポイント目はデュースサイド(自分のコートの右サイド)からサーブを打ちます。
2ポイント目はアドバンテージサイド(自分のコートの左サイド)からサーブを打ちます。
その後はまたデュースサイドに戻り、左右交互にサーブを打っていきます。
サーブ権の交代方法
1ポイント目でデュースサイドからサーブを打ったら、サーブ権は交代になります。
その後は2ポイントずつサーブを打って交代します。(アドバンテージサイド→デュースサイドの順番にサーブします。)
ダブルスの場合は、4人でサーブ権を交代するので少し複雑になります。
【AとBのペア 対 CとDのペア】
- Aがサーブを1ポイント打つ
- Cがサーブを2ポイント打つ
- Bがサーブを2ポイント打つ
- Dがサーブを2ポイント打つ
- Aがサーブを2ポイント打つ
この後は②から⑤の順番を繰り返す
本当は6ポイント目が終わったらコートチェンジをしますが、ここではサーブ権の交代だけ見ていきます。
また1ポイント目に戻ります。
ただし、このサーブ権の順番にコートチェンジが加わります。
コートチェンジのタイミング
合計ポイントが6の倍数になったとき、コートチェンジを行います。
【下記のスコアはすべてコートチェンジのタイミング】
4 – 2 (4 + 2 = 6)
6 – 6 (6 + 6 = 12)
9 – 9 (9 + 9 = 18)
タイブレークのコートチェンジではベンチに座って休憩できませんので、すみやかに移動します。
コートチェンジしたら、サーブは必ずデュースサイド(自分のコートの右サイド)から打ちます。
上の図にコートチェンジを加えると、7ポイント目と8ポイント目は下記のようになります。
【コートチェンジした場合のサーブ権の交代】
タイブレークのカウントの仕方
タイブレークのカウントの仕方は、普通に「0(ゼロ)、1(ワン)、2(ツー)、3(スリー)、4(フォー)、5(ファイブ)、6(シックス)、7(セブン)…」を使います。
【タイブレークのカウントの例】
0 – 1 (ゼロ・ワン)
1 – 1 (ワン・オール)
2 – 1 (ツー・ワン)
2 – 2 (ツー・オール)
上記の例のように、同点のときは「オール」を使います。
セルフジャッジでサーバーがコールするときは、「自分のポイント → 相手のポイント」の順番で言うようにします。
タイブレークの使われ方
通常の7ポイントタイブレーク以外に、10ポイントタイブレークがあります。
10ポイントタイブレークは、2ポイント差をつけて10ポイントとったほうが勝ちです。
また、タイブレークはゲームカウントが「6 – 6」になったとき以外にも使われることがあります。
セットカウントが「1 – 1」になったとき、最終セットの代わりとして10ポイントタイブレークが使われたりします。
試合ルールによってタイブレークの使われ方は違うので、それに対応できるようにタイブレークの流れやカウントの仕方は覚えておきましょう。
最後に…
タイブレークは短い時間でプレーヤー全員がサーブを打てるので、テニススクールでも重宝します。
サーブ権の順番やサーブを打ち始めるサイドだけではなく、コートチェンジも忘れずに気をつけてください!