こんにちは、リョウジです!
テニススクールの体験レッスンを受けるとき、どこを見て入会するかを決めますか?
初めてテニススクールの体験レッスンに行くと、純粋にレッスンが楽しかったかどうかで入会を決めてしまいます。
テニススクールに通ったことがあれば、比較対象があるため、体験レッスンのとき、冷静にいろいろなことを気にします。
元テニススクール生が体験レッスンでどこを見ているかを書きたいと思います。
テニススクールまでの距離
通える距離にテニススクールがあるかを確認します。
電車を使って通う場合、駅の近くにあれば良いのですが、バスを使ったり、歩く距離が長いと通うのも大変です。
テニススクールの施設
駐車スペースや駐輪スペースは十分あるか
車や自転車で通う場合、スペースが十分にあるか確認した方が良いでしょう。
スペースが少ないと、前の時間の生徒さんが車で帰らないと駐車できなかったりします。
駐車できないせいでレッスンで遅刻したり、土日・祝日の混み合った日には、レッスンを受けることを諦めてしまう方もいます。
更衣室やお手洗い
更衣室にシャワーが何台あるか確認します。
大きなテニススクールであれば、レッスン終了後、かなりシャワーが混み合う可能性があります。
最低でもシャワーは2台ほしいところです。
3台以上あれば、待ち時間は少なくて済むでしょう。
また、更衣室やお手洗いをこまめに掃除しているかも見ておきます。
備品(ハンドソープ・ボディーソープ・シャンプー・トイレットペーパーなど)が切れていたり、ゴミ箱が溢れていたり、髪の毛がたくさん落ちていたら、長い時間更衣室やお手洗いをチェックしていない可能性があります。
テニスコート
コート数が多い場合、どこのコートでレッスンをするのか、案内図などでわかりやすく工夫しているかを見ます。
テニスコートはちゃんと管理しているかを見ます。
アウトドアコートであれば、落ち葉を掃除しているかどうか、砂入りオムニコートなら砂が十分にあるかを見ます。
インドアコートであれば、ゴミやホコリのかたまりが落ちていないか、害虫がコートの角にいないかを見ます。
テニスコートの周り
テニスコートの周りが住宅地の時は要注意です。
レッスン中に大きな声を出してしまうと、近隣の住民からテニススクールにクレームが来ます。
テニスボールがコートの外に出てしまった時、住宅に入ってしまいます。
フロントの接客
初めてテニススクールの体験レッスンを受けるときは緊張すると思います。
フロントスタッフは、そんな体験者が困らないように、施設やテニスコートの案内をしているか、必要なものの確認をしてくれているか、体験レッスンの流れをていねいに説明しているかを見ます。
フロントスタッフが親身に対応しているようなら、何か困ったときに頼りやすくなります。
機械的な接客をしていたり、スタッフ同士でおしゃべりして、体験者に不快感を与えるテニススクールは要注意です。
テニスコーチ
コーチの声の大きさ
コーチの声が小さいと、アドバイスされていてもよく聞こえません。
コーチが練習内容の説明をしている時も、生徒さんは一生懸命聞き取らなければいけません。
これではストレスが溜まります。
コーチの説明はわかりやすいか?
レッスンでの説明が長いと、生徒さんはだんだん聞く気がなくなってきます。
また、専門用語が多いと何を言っているかわからなくなります。
コーチの中で伝えたいことがまとまっていれば、少ない言葉でわかりやすく伝えることができます。
少ない言葉であれば、生徒さんの頭の中にも残りやすいです。
コーチは誰を基準にレッスンをしているか?
理想は、体験者がいてもいなくても同じ内容のレッスンができることです。
普段から体験者でもわかるレッスンを心がけていれば、体験者がいてもレッスンは変わらないし、困りません。
大抵は、体験者に合わせてレッスンをするか、体験者のことは気にせずクラスの生徒さんに合わせてレッスンをするかのどちらかです。(ほとんどは前者かと思いますが…)
もし、コーチが体験者に合わせてレッスンをしていた場合、入会した後、生徒さんに合わせたレッスンに変わる可能性があります。
コーチの態度と言葉使い
コーチの生徒さんに接するスタンスは、3タイプあります。
- 上から目線
- フレンドリー
- ていねいに敬語で
コーチが合わないタイプだった場合、他のコーチに当たりましょう。
上から目線
昔ながらの先生タイプです。
生徒さんを呼ぶとき、呼び捨てだったりします。
ほめることは少なく、厳しいアドバイスが飛んできます。
厳しく教わりたい生徒さんには人気です。
フレンドリー
タメ口で、生徒さんに友達感覚で接してきます。
3つのタイプの中では、1番生徒さんとの距離が近く、親近感がわくタイプです。
テニス以外の話も、気兼ねなく話せるコーチです。
ていねいに敬語で
生徒さんをお客様のように接するタイプです。
言葉使いがていねいで、生徒さんが不快にならないように、ほめるアドバイスを巧みに使います。
当たり障りはなさそうですが、生徒さんとの距離が縮まりづらい場合もあります。
コーチの身だしなみ
テニスコーチとは言え、立派な社会人なので、清潔感のあるコーチに習いたいですね。
不精ひげでレッスンをしているコーチは、いくらテニスがうまくても、カッコよくても避けたいです。
コーチから名前を呼ばれたか?
体験レッスン中、コーチから何回名前を呼ばれましたか?
数え切れないほど名前を呼ばれていれば体験者を気に留めてレッスンをしていたことになります。
名前を1回も呼ばれていなければ、体験者を迎える姿勢としてどうかと思います。
レッスン
レッスンの時間配分
各パートをバランスよく時間配分していると、どのドリルも楽しむことができます。
体験レッスンを受けたとき、どのパートも楽しく感じられたら、時間配分がうまくできている証拠です。
よくあるのは、球出しやラリー練習で時間を取りすぎてしまい、最後のゲーム時間がほとんど取れないレッスンです。
レッスンの各パートにつながりがあったか?
今日のレッスンは何をやるか(レッスンのテーマ)、どんなことに注意してやればいいか(球出し練習)、どんなときにやればいいか(ラリー練習)、やるとどんなことが起こりうるか(フォーメーション練習)、実際に試してみよう(ゲーム練習)のように、各パートにつながりがあったかを見ます。
こうなってしまうとレッスンの効果も薄れてしまいます。
レッスンで何かを学ぶことができたか?
体験レッスンのとき、コーチから生徒さんに伝えたいメッセージがはっきりしていれば、レッスンで何を学んだかが思い出せるはずです。
普段からコーチが生徒さんに何かを伝えようとしているかで、レッスンの質と上達具合が変わります。
楽しいだけのレッスンになっていないか気にしてみてください。
コーチから個人的なアドバイスはあったか?
テニススクールの体験レッスンはグループレッスンです。
それでも、プライベートタイムを設けるなどして個人的にアドバイスをもらえると、自分ができていることと足りないことがはっきりわかります。
体験者は、コーチにとって注目される存在です。
にもかかわらず、体験レッスンで個人的なアドバイスがなかった場合、そのクラスに入会しても個人的なアドバイスがもらえる可能性は低いです。
クラスと生徒さん
生徒さんのレベル
体験レッスンを受けたとき、クラスにいる生徒さんと自分の間にレベルの差があった場合、クラスに入りづらくなります。
それでも、クラスの生徒さんが体験者を歓迎してくれて、ラリーのローテーションなどわからないことをフォローしてくれるなら安心ですが…
生徒さんの年齢層や男女比
気にしない人もいますが、同じ年代の生徒さんがいないと居心地が悪くなります。
年代でテニスの打ち方がかなり違っていたり、話が合わなかったりします。
テニススクールで友達を作りたい方は、気になるポイントです。
また、平日の昼間のように、主婦の方が多いと男性は入りづらいかもしれません。
ナイターのクラスでは、男性しかいないクラスもあり、激しい打ち合いをしています。
女性の方は入りづらいでしょう。
クラスの雰囲気
クラスの雰囲気は好みが分かれるところです。
楽しいレッスンを望んでいる方には、明るい雰囲気のクラスがいいでしょう。
コーチの話術がおもしろかったり、クラスの生徒さんにムードメーカーがいる場合です。
特にムードメーカーの存在は大きいです。
ムードメーカーを中心にクラス全体がまとまり、レッスン中何度も笑いの渦に包まれます。
テニスがうまくなりたくて、少しでも多くボールを打ちたい方は、静かな雰囲気で淡々と練習するレッスンを好みます。
クラスの人数
クラスの人数が多いと、ボールを打った気がしません。
では、生徒さんが少なければ少ないほどいいというわけではありません。
特に、3人か4人しか生徒さんがいない場合、ボールはたくさん打てますが、休憩が少なくて、ハードなレッスンになりやすいです。
生徒さんが2人以下だった場合は、コーチを入れてもダブルスができません。
ほとんどプライベートレッスン状態になり、大変お得ではありますが、グループレッスンを望んでいる体験者は、何を話したらいいかわからない気まずい気持ちになる可能性があります。
テニススクールによっては、生徒さんが1人や2人の場合、レッスン時間を短縮する場合もあります。(例えば、本来は90分レッスンのところを、60分レッスンに短縮したりします。)
最後に…
テニススクールの体験レッスンを受けたとき、引っかかるところがあれば、快適なテニスライフを送るに当たって、許容範囲内かどうかを冷静に考えてみてください。
判断に迷うことがあれば、他のテニススクールも体験してみて、比べてみることをオススメします。
テニススクールに長く通うことを考えている方は、手間に感じても体験レッスンを見学がてらいくつか受けてみましょう。
テニススクール入会後、移籍したくなったときに、他のテニススクールを見ておいた経験が役立ちます。