こんにちは、リョウジです!
テニススクールの防球ネットには、インドアのコート間やコートの中を分けるカーテン式のものと、ピンポイントでボール避けができる移動式のものがあります。
今回お話したいのは、ピンポイントでボール避けが可能な移動式の防球ネットについてです。
テニススクールのレッスンで使用する移動式の防球ネットはとっても生徒さん想い
テニススクールのレッスンで使用する移動式の防球ネットはとっても生徒さん想いだとわたしは感じています。
小型な防球ネットだと、隣のコートにボールがいくのを防ぐためだけにしか使えません。
アウトドアのテニススクールによくある防球ネットです。
わたしが生徒さん想いだと感じているのは、幅・高さともに2m以上(多分どちらも2.5m)ある防球ネットです。
これくらい大きいと生徒さんの全身をボールから守ってくれます。
この防球ネットがあれば、生徒さんがケガをする可能性は確実に落ちます。
例えば、クロスでボレー対ストロークをするときです。
クロス半面でラリーをすると、同時に2つのラリーをしていることになります。
自分が打っているボールや相手に集中していると、隣のラリーからボールが来てもわかりません。
ボールが隣でラリーしている生徒さんのほうに行ってしまった場合は、打った本人や周りの人が「ケア!」「危ない!」と知らせるようコーチから言われているかとは思います。
でも、これだけでは事故はなくなりません。
防球ネットをネットの両脇に配置すれば、グランドストローカーがストレートにいるボレーヤーにボールを打ってしまっても安心です。
死角から飛んでくるボールを防球ネットが守ってくれます。
生徒さん想いな防球ネットですがデメリットもあります。
幅・高さともに2m以上ある防球ネットがテニスコートに設置してあると、圧迫感がありコートが狭く感じます。
また、さきほど紹介したクロスでのボレー対ストロークの練習で、ネットの両脇に防球ネットを設置すると、グランドストローカーはショートクロスに打てません。
防球ネットが両脇のコースを塞いでしまっています。
また、コート上に障害物が増えることになるので、衝突してケガしてしまうという新たな危険が生まれます。
デメリットばかり書いてしまいましたが、それでも事故防止のためレッスンで防球ネットを活用してほしいと思います。
テニススクールのレッスンで使用する移動式の防球ネットは生徒さん同士の自主練のバリエーションを増やしてくれる
また、テニススクールのレッスンで使用する移動式の防球ネットは、生徒さん同士の自主練のバリエーションを増やしてくれます。
幅・高さが2m以上の防球ネットを使えば、球出し練習をするときに球出しする生徒さんを守ってくれます。
防球ネットがあると、ハードヒットするショット練習もできるようになります。
例えば、スマッシュ・ハイボレー・グランドストロークのチャンスボール・ドライブボレーなど、フワッとした球出しをハードヒットする練習が生徒さん同士でできるようになります。
生徒さん同士でスマッシュ練習できるのはとてもありがたい
球出しする人は防球ネットの後ろから球出しすれば安全です。
球出しは目の前に防球ネットがあるので出しづらいかもしれませんが…
その他には、生徒さんを守るわけではないのですが、ロブやロブボレーの練習をするときに防球ネットを障害物として使えます。
【ロブ】1度球出しする人に返球するとさらに効果的
【ロブボレー】1度球出しする人にボレーで返球するとさらに効果的
防球ネットを越えるように、ロブやロブボレーを打つ練習ができます。
とはいえ、このような防球ネットがあると、コーチはレッスンメニューに合わせて配置を変えるのが大変だと思います。
キャスターが付いている防球ネットだとしてもです。
それでも防球ネットがあれば練習ドリルのバリエーションを増やすことができるので、コーチがレッスンをする上でもありがたい備品です。
特に、インドアテニススクールのローテーションラリーでは、コートの隅を使うドリルがマンネリ化しやすいはずなので…
最後に…
「幅・高さともに2m以上の防球ネットをもっとテニススクールに導入してもいいのでは?」と思ったので、この記事を書いてみました。
アウトドアのテニススクールでは強風があると倒れる恐れがあるので微妙ですが、インドアのテニススクールである程度コートの周りに空間があれば、生徒さんとコーチどちらにとってもプラスになる備品です。