テニスを始めるときに知っておきたいグリップの握り方と名称について

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こんにちは、リョウジです!

テニスを始めるときに知っておきたいグリップの握り方と名称を紹介します。

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グリップの基本的な握り方

手のひらの人差し指の付け根と小指球(しょうしきゅう)と呼ばれる小指側の手のひらの下の部分を結ぶ線(以下手のひらの斜めの線と呼びます)を、8角形のグリップのどの面に合わせるかで、グリップの名称が変わります。

テニスの基本的な握り方は、手のひらの中で長く斜めにグリップを持つことです。

手のひらの中で斜めにグリップを持っているので、自然と人差し指と中指の間が空くようになります。

コンチネンタルグリップ

手のひらの斜めの線をグリップの2の面に合わせます。

サーブ・スマッシュ・フォアハンドボレー・バックハンドボレーでこの握りを使います。

多くのショットで使うコンチネンタルグリップグリップをテニスを始めたときから慣らしておかないと、あとあと習得するのが大変になります。

グランドストロークでの打ちやすい打点が、グリップの中ではもっとも低いです。

打つ方向に対して、横方向にもっとも遠くに打点が取れます。

ボールを後ろから前にフラットでとらえやすく、アンダースピンもかけやすいグリップです。

イースタングリップ

手のひらの斜めの線をグリップの3の面に合わせます。

フォアハンドストロークで最初に教わるグリップです。

グランドストロークでは、手のひらに近い感覚で打ちやすく、自然な順回転がかかるグリップです。

セミウエスタングリップ

手のひらの斜めの線をグリップの4の面に合わせます。

イースタングリップとウエスタングリップの間のグリップで、両方の特徴を合わせ持ちます。

トップスピンの回転量が調節しやすい、順回転系のオールラウンドグリップです。

ウェスタングリップ

手のひらの斜めの線をグリップの5の面に合わせます。

ボールに対して下から上にスイングしやすく、強烈なトップスピンをかけやすいグリップです。

グランドストロークの打ちやすい打点が、ここで紹介するグリップの中ではもっとも高く、前方で打点がとれます。

バックハンド・イースタングリップ

手のひらの斜めの線をグリップの1の面に合わせます。

テニスのバックハンドイースタングリップ

片手打ちバックハンドストロークで最初に教わるグリップです。

自然な順回転がかかるグリップです。

バックハンド・セミウェスタングリップ

手のひらの斜めの線をグリップの8の面に合わせます。

テニスのバックハンドセミウエスタングリップ

バックハンド・イースタングリップより打ちやすい打点が前で高くなります。

ボールに対して下から上にスイングしやすく、トップスピンをかけやすいグリップです。

薄いグリップ・厚いグリップとは?

薄いグリップ

ラケットのエッジ方向からつまむようにグリップを握ると薄いグリップになります。

薄いグリップは、インパクトで打つ方向の垂直方向からグリップを握っています。(グランドストロークの場合は、グリップの上方向から握っています。)

グリップの握りをコンチネンタルグリップに近づけることをグリップを薄くすると言います。


フォア側のショットでは、コンチネンタルグリップよりさらに薄くするとバックハンドイースタングリップになります。バック側のショットでは、コンチネンタルグリップよりさらに薄くするとフォアハンドのイースタングリップになります。

厚いグリップ

ラケットを地面に置いて、ラケットフェイスの上方向からグリップを握ると厚いグリップになります。

厚いグリップは、インパクトで打つ方向の真後ろからグリップを握っています。

グリップの握りをウエスタングリップに近づけることをグリップを厚くすると言います。

各ショットによって薄いグリップ・厚いグリップは違う

不適切なグリップも含めて、各ショットを薄いグリップ(薄い握り)と厚いグリップ(厚い握り)に分けてみました。

フォアハンドストローク

薄い握り
コンチネンタルグリップ
イースタングリップ

厚い握り
セミウエスタングリップ
ウエスタングリップ

片手打ちバックハンドストローク

薄い握り
コンチネンタルグリップ
バックハンドイースタングリップ

厚い握り
バックハンドセミウエスタングリップ

両手打ちバックハンドストローク

薄い握り
[右手](フォアハンドの)イースタングリップ
[右手]コンチネンタルグリップ
[左手]コンチネンタルグリップ
[左手]イースタングリップ

厚い握り
[右手]バックハンドイースタングリップ
[右手]バックハンドセミウエスタングリップ
[左手]セミウエスタングリップ
[左手]ウエスタングリップ

サーブ・スマッシュ・フォアハンドスライス・フォアハンドボレー

薄い握り
バックハンドイースタングリップ
コンチネンタルグリップ

厚い握り
イースタングリップ
セミウエスタングリップ
ウエスタングリップ

バックハンドスライス・バックハンドボレー

薄い握り
(フォアハンドの)イースタングリップ
コンチネンタルグリップ

厚い握り
バックハンドイースタングリップ
バックハンドセミウエスタングリップ

両手打ちバックハンドスライス・両手打ちバックハンドボレー

薄い握り
[右手](フォアハンドの)イースタングリップ
[右手]コンチネンタルグリップ
[左手]バックハンドイースタングリップ
[左手]コンチネンタルグリップ

厚い握り
[右手]バックハンドイースタングリップ
[右手]バックハンドセミウエスタングリップ
[左手]イースタングリップ
[左手]セミウエスタングリップ
[左手]ウエスタングリップ

テニスを始めたとき、どのグリップで握ればいいの?

テニススクールで推奨する各ショットのグリップと握り方を紹介します。


‪左利きの方は、すべて左右逆になります。

サービス・スマッシュ・フォアハンドボレー・片手打ちバックハンドボレー

コンチネンタルグリップ

ラケットを垂直に立て、フレームを人差し指と親指でつまみます。

そのまま、グリップエンド近くまで下ろしていけば、コンチネンタルグリップになります。

テニスのコンチネンタルグリップの握り方

テニスのコンチネンタルグリップの握り方

両手打ちバックハンドボレー

バックボレーを片手で打つのが難しい方は、両方打ちバックハンドボレーを覚えます。

力がまだついていないジュニアにもオススメです。

右手 → コンチネンタルグリップ
左手 → コンチネンタルグリップ

ラケットを垂直に立て、両手ともフレームを人差し指と親指でつまみます。

左手が上で、右手が下でフレームをつまみます。

そのまま、グリップエンド近くまで下ろしていき、両手ともコンチネンタルグリップで握ります。

両手はくっつけて握ります。

テニスの両手打ちバックボレーのグリップの握り方

テニスの両手打ちバックボレーのグリップの握り方

フォアハンドストローク

イースタングリップ

ラケット面を寝かせてフレームを垂直に立て、ラケット面に手のひらを合わせます。

そのまま、グリップエンド近くまで手を下ろせば、イースタングリップの出来上がりです。

テニスのイースタングリップの握り方

テニスのイースタングリップの握り方

テニスのイースタングリップの握り方


ソフトテニスの経験がある方は、イースタングリップに変えず、ウエスタングリップのように厚いグリップのままで大丈夫です。

両手打ちバックハンドストローク

右手 → コンチネンタルグリップ
左手 → イースタングリップ

右手

ラケットを寝かせてフレームを垂直に立て、フレームを人差し指と親指でつまみます。

そのまま、グリップエンド近くまで下ろしていき、コンチネンタルグリップで握ります。

左手

左側のラケット面(打つラケット面の裏側)に、左の手のひらを合わせます。

グリップの右手の下まで手を下ろし、イースタングリップで握ります。

テニスの両手打ちバックハンドストロークの握り方

テニスの両手打ちバックハンドストロークの握り方

テニスの両手打ちバックハンドストロークの握り方

片手打ちバックハンドストローク

バックハンド・イースタングリップ

左手でラケットのスロートを持って、ラケットを寝かせたままフレームを垂直に立てます。

左手のスロートの持ち方は、親指をスロートの上側、中指・薬指・小指の3つの指をスロートの下側を支え、人差し指はストリングに当てます。

右手の人差し指の付け根をグリップの真上の面に合わせてグリップを握ると、バックハンド・イースタングリップになります。

テニスのバックハンドイースタングリップの握り方

テニスのバックハンドイースタングリップの握り方


ソフトテニスの経験がある方で片手打ちバックハンドストロークでテニスを始める場合は、バックハンドイースタングリップに変えず、バックハンドセミウエスタングリップのように厚いグリップのままで大丈夫です。

最後に…

以上が、テニスの基本的なグリップの握り方についてです。

ただし、この握り方でないといけないわけではありません。

基本的な握り方でテニスを始めても、ボールを打っていくうちに、より自分に合ったグリップの握り方へ進化していきます。

もしうまくいかないショットに出会い、その原因がグリップの握り方にあった場合は、テニスの基本的なグリップが助けになるはずです。

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