こんにちは、リョウジです!
テニスで苦手ショットを克服したいと思ったとき、有効な方法の1つがショット強化レッスンです。
特定のショットに絞って、集中練習できるグループレッスンです。
ショット強化レッスンではどんなショットを扱う?
大きなくくりで分けているショット強化レッスンだと、下記の3つが多いのではないでしょうか。
- グランドストローク
- ネットプレー
- サーブ・リターン
グランドストロークの場合は、フォアハンドストロークとバックハンドストロークの両方を練習します。
(人数が少なければ、どちらかやりたいショットだけ練習できるかもしれません。)
ネットプレーの場合は、フォアハンドボレーとバックハンドボレーの2ショット、もしくはスマッシュを加えた3ショットを練習します。
ショットを複数扱うショット強化レッスンは、全体的にグランドストロークや、ネットプレー、サーブ・リターンを練習したい場合には有効です。
細かくショットを分けているショット強化レッスンだと、下記のように分けられます。
- フォアハンドストローク
- バックハンドストローク
- スライス
- フォアハンドボレー
- バックハンドボレー
- スマッシュ
- サーブ
- レシーブ
練習したいショットが1つであれば、細かくショットを分けているレッスンの方が断然オススメです。
ショット強化レッスンのレッスン時間と定員は?
ショット強化レッスンのレッスン時間は、短めだと30分、通常60分、長めだと80〜90分くらいです。
30分だと、1ショット限定のレッスンになり、定員も4名以下の少人数制にしないと、生徒さんの満足感や1人当たりの打数が得られません。
レッスン時間が増えるにつれ、定員を増やしやすくなります。
また、レッスン時間が増えると、1ショットだけではなく、複数のショットを扱うレッスンも可能になります。
ショット強化レッスンの流れは?
球出しで基本練習をしてから、応用でラリー練習をする流れです。
ラリー練習のとき、コーチとマンツーマンの時間を設けて、個々にアドバイスをもらいます。
サーブの強化レッスンなら、コーチの指導が入りながらサーブの打ちっぱなしをしてから、応用で実戦練習をします。
実戦練習は、サーブからクロスラリー、もしくはクロスにサーブを打って、相手からリターンが返ってきたら、ファーストショットまで打ち、ラリーを止める方法などが考えられます。
レッスン時間が30分の場合は、応用のラリーを削り、基本練習(球出し)に絞る方法もあります。
ショット強化レッスンの内容は?
グループレッスンなので、テーマを設けてレッスンを行います。
考えらえるテーマをいくつかあげてみます。
ショットの打ち方を1から覚えるのがテーマ
ショットを1からやり直したい方に向いています。
- グリップの持ち方
- 打つ前の準備
- 打点
- スイング
- タイミング
- バランス
- フットワーク
- 打った後に気をつけること
さらにスイングは、下記のように分解して指導もできます。
- ボディーワーク(体の動き)とラケットワーク(ラケットの動き)
- テイクバックと打点までのフォワードスイングと打点後のフォロースルー
- 小さなスイングから大きなスイングへ
このテーマでは、ショットを打つための基本事項を確認して、できていることとできていないことを棚卸しすることができます。
ショットの打ち分けがテーマ
下記の打ち分けをどれか1つに絞って練習します。
- 左右の打ち分け
- 深さの打ち分け
- 高低の打ち分け
- 回転の打ち分け
- 緩急の打ち分け
ボールコントロールが課題の方にオススメのテーマです。
ボールの入り方がテーマ
下記の動きをどれか1つ、もしくは複数選んで練習します。
- 左右の対応
- 前後の対応
- 高低の対応
相手から来るさまざまなボールに対応できるように練習します。
左右に動いたり、前後に動く練習はフットワーク中心のレッスンになり、高いボール低いボールを打つ練習は、準備やスイングの違いを身につけるレッスンになります。
人数が少なければ、レッスンテーマを設けず、生徒さんそれぞれの課題を練習できる場合もあります。
最後に…
テニススクールでショット強化レッスンがあれば、ぜひ活用してみてください。
レギュラーレッスンとは違う発見があると思います。
個人的には、フォアハンドストロークのエアKとバックハンドストロークのジャックナイフ、チャンスボールの打ち込み、股抜きショット、ロブ、グランドスマッシュのどれかを徹底練習できるショット強化レッスンがあったら、ぜひ受けてみたいと思っています。
需要はあまりないとは思いますが…