こんにちは、リョウジです!
テニスで球種を打ち分けるに当たって、ボールにどうラケットを入れていくかを知っておく必要があります。
サーブで球種別にボールの当て方を理解できるように、拳をボールに、手のひらをラケットの打球面に見立てて表現してみました。
【拳と手のひらを使ってサーブの球種別ボールの当て方を理解する】
- フラット
- スライス
- スピン
補足
※本来の打点の位置や体の回転、腕の正確な動きは考慮していません。あくまでもボールの当て方を確認するだけです。
※手のひら感覚で打てるグリップはイースタングリップです。実際にラケットでボールを打つ場合、グリップの握りに合わせて調整が必要です。
【イースタングリップから】
⬇︎
【コンチネンタルグリップに調整が必要】
フラットサーブの当て方
まずは、ボールの真後ろをとらえるフラットサーブからです。
ボールの回転を抑えて、ボールを厚くとらえます。
ボールのスピードは上がりますが、強く打つとサービスボックスにコントロールするのが難しくなります。
右利きの場合で説明します。(左利きの場合は左右逆になります。)
インパクト
まずは、インパクト(打点)を作ります。
左手を左肩の真上より少し前方に上げます。
左肘は曲げずに伸ばしておきます。
左手のひらを正面に向けたまま、握りしめて拳を作ります。
【左肩の真上より少し前方で左拳を作る】
左手の人差し指と親指が作る円の中心をボールの真後ろだと仮定します。
ボールの真後ろ(左手の人差し指と親指が作る円の中心)を右手のひらでふさぎます。
右肘は曲げずに伸ばしておきます。
テイクバック
インパクトを確認したら、右手をテイクバックします。
両肩を結んだラインの延長線上に右肘が来るようにします。
右肘は90度に曲げて、右手のひらは正面を向くようにします。
ちょうどスマッシュを打つような構えになります。
【スマッシュを打つようにテイクバックする】
フォワードスイング
テイクバックが終わったら、インパクトに向かってフォワードスイングです。
右手を引いたところから、ボールの真後ろ(左手の人差し指と親指が作る円の中心)に向かってスイングします。
ボールの真後ろ(左手の人差し指と親指が作る円の中心)を右手のひらでしっかりとらえます。
【ボールの真後ろをとらえる】
真後ろをとらえたボール(左拳)は、そのままの状態で前に飛んでいくイメージです。
これが、フラットサーブを打つときのボールの当て方です。
別アングルだと下記のようになります。
スライスサーブの当て方
次は、ボールの真後ろより右側をとらえるスライスサーブです。
ボールに横回転を与え、ボールを大きく左に曲げます。
フラットサーブと同じ打点でボールの当て方を変えて打ちます。
インパクト
まずは、インパクト(打点)を作ります。
左手を左肩の真上より少し前方に上げます。
左肘は曲げずに伸ばしておきます。
左手のひらを正面に向けたまま、握りしめて拳を作ります。
【左肩の真上より少し前方で左拳を作る】
左手の人差し指と親指が作る円の中心をボールの真後ろだと仮定します。
ボールの真後ろ(左手の人差し指と親指が作る円の中心)より少し右側を右手のひらでふさぎます。
右肘は曲げずに伸ばしておきます。
テイクバック
インパクトを確認したら、右手をテイクバックします。
フラットサーブのときと同じように右手をテイクバックします。
両肩を結んだラインの延長線上に右肘が来るようにします。
右肘は90度に曲げて、右手のひらは正面を向くようにします。
ちょうどスマッシュを打つような構えになります。
【スマッシュを打つようにテイクバックする】
フォワードスイング
テイクバックが終わったら、インパクトに向かってフォワードスイングです。
右手を引いたところから、ボールの真後ろ(左手の人差し指と親指が作る円の中心)に向かってスイングします。
ただし、ボールの真後ろ(左手の人差し指と親指が作る円の中心)よりも少し右側を右手のひらでとらえます。
【ボールの真後ろよりも少し右側をとらえる】
右手のひらは少しだけ左を向いている状態を維持しています。
真後ろより少し右側をとらえたボール(左拳)は、ボールの真後ろ(左手の人差し指と親指が作る円の中心)が右に回りながら、左斜め前に飛んでいくイメージです。
これが、スライスサーブを打つときのボールの当て方です。
別アングルだと下記のようになります。
補足
フラットサーブとはまったく違う方向にボールは飛んでいきます。フラットサーブと同じ方向に打つ場合は、ボールの当てる位置とスイング方向をセットでずらす必要があります。1番簡単なのはクローズドスタンスに変更する方法です。
スピンサーブの当て方
最後は、ボールの真後ろより左下側をとらえるスピンサーブです。
ボールに縦回転(正確には斜め回転)を与え、ボールを右方向に弾ませます。
フラットサーブやスライスサーブと違い、ロブを上げるようなスイング軌道になります。(順回転がかかるのでロブのような弾道にはなりませんが…)
インパクト
まずは、インパクト(打点)を作ります。
左手を左肩の真上より少し前方に上げます。
左手のひらを正面に向けたまま、握りしめて拳を作ります。
【左肩の真上より少し前方で左拳を作る】
左肘を少し曲げて、左拳を頭の上方にセットします。
左手の人差し指と親指が作る円の中心が自分の方に向きます。
【左手の人差し指と親指が作る円の中心が自分の方に向く】
左手の人差し指と親指が作る円の中心を、右手のひらでふさぎます。
右肘は少し曲がった状態になっています。
テイクバック
インパクトを確認したら、右手をテイクバックします。
フラットサーブのときと同じように右手をテイクバックします。
両肩を結んだラインの延長線上に右肘が来るようにします。
右肘は90度に曲げて、右手のひらは正面を向くようにします。
ちょうどスマッシュを打つような構えになります。
【スマッシュを打つようにテイクバックする】
フォワードスイング
テイクバックが終わったら、インパクトに向かってフォワードスイングです。
右手を引いたところから、ボールの左下側(左手の人差し指と親指が作る円の中心)に向かってスイングします。
ボールの左下側(左手の人差し指と親指が作る円の中心)を右手のひらでとらえます。
【ボールの左下側をとらえる】
左下側をとらえたボール(左拳)は、左手の人差し指と親指が作る円の中心が右上に回りながら、右斜め前の上方に飛んでいくイメージです。(左拳が飛ぶと、左肘が伸びます。)
これが、スピンサーブを打つときのボールの当て方です。
別アングルだと下記のようになります。
以上、「拳と手のひらで理解する球種別テニスボールの当て方【サーブ編】」でした。