こんにちは、リョウジです!
テニスのアングルボレーとストレートに打つ通常のボレーの「共通点と違い」をまとめました。
共通点と違いがわかれば、コースの打ち分けがスムーズになります。
両方の打ち方がごちゃまぜにならないように、1度確認してみてください!
テニスのアングルボレーとストレートに打つボレーの共通点
アングルボレーとストレートに打つ通常のボレーの共通点は下記の3つです。
- グリップの握り
- フットワーク
- ラケットの用意
この3つに関しては、使い分ける必要はなく同じです。
グリップの握り
アングルボレーとストレートに打つ通常のボレー、どちらもグリップはコンチネンタルグリップ(もしくは薄めのグリップ)で握ります。
両者を打ち分けるのに、グリップを変えるのは効率的ではありません。
グリップを変えるとラケット面の感覚が変わるため、その都度内部意識の調整が必要です。
フットワーク
アングルボレーとストレートに打つ通常のボレー、どちらもフットワークは同じです。
ボレーの基本どおり、フットワークを下記の順番で行います。
- スプリットステップ
- 軸足を決める
- 前足を踏み込む
↓
↓
アングルボレーも通常のボレーと同じフットワーク
ラケットの用意
アングルボレーとストレートに打つ通常のボレー、身体に対してラケットの用意する位置は同じです。
両方に言えることですが、ラケットを用意したときに、ラケット面と両肩を結んだラインが平行にはなりません。
【上から見たところ】上のように平行にはならない(フォアボレーの例)
ラケット面と両肩を結んだラインが90度になるイメージです。
【上から見たところ】フォアボレー
【上から見たところ】バックボレー
身体の向きを変えずに、打点とラケット面の向きを変えることで、コースの打ち分けは可能です。このほうがコースは読まれづらいというメリットがあります。しかし、最初はラケット面と両肩を結んだラインを90度に保ったまま打ったほうが、混乱せずシンプルに打てます。
⬆︎コースを打ち分けるのに身体のターンとラケットの両方をコントロールする必要がある
⬆︎最初はラケットの用意を統一して身体のターンだけコントロールする
打つ高さによってラケット面の開き具合は変えますが、アングルボレーとストレートに打つ通常のボレーの「ラケットの用意」は一緒です。
高い打点のときは、どちらもラケットを垂直に立てて用意します。
高い打点はラケットを立てる
低い打点のときは、どちらもラケットを寝かせて用意します。
低い打点はラケットを寝かす
テニスのアングルボレーとストレートに打つボレーの違い
アングルボレーとストレートに打つ通常のボレーの違いは下記の3つです。
- 身体のターン
- ボールの入り方
- ボールの当てる位置
身体のターン
ラケットの用意を統一した場合、アングルボレーとストレートに打つボレーでは身体のターンに違いが現れます。
アングルボレーは、身体をターンせず正面を向いたまま打ちます。
ストレートに打つ通常のボレーは、上体が横を向くまで身体をターンさせて打ちます。
ボールの入り方
アングルボレーとストレートに打つボレーでは、フットワークは同じですがボールの入り方が違います。
アングルボレーは、ボールの正面に入ります。
【前方から見たところ】アングルボレー
打点が体の前になりますので、ボールが正面に来たときは移動する距離は短く簡単に入れます。
ストレートに打つ通常のボレーは、ボールの横側に入ります。
【横方向から見たところ】ストレートに打つボレー
打点が体の横になりますので、アングルボレーよりボールの前に踏み込む必要があります。
ボールの当てる位置
アングルボレーとストレートに打つボレーでは、ボールの当てる位置が違います。
ボールを後方から見た場合の当てる位置で説明します。
高い打点の場合
高い打点で打つ場合です。
アングルボレーは、ボールの真横(外側)をヒットします。
高い打点でアングルボレーを打つとき
ストレートに打つ通常のボレーは、ボールの真後ろをヒットします。
高い打点でストレートにボレーを打つとき
低い打点の場合
低い打点で打つ場合です。
アングルボレーは、ボールの真横より斜め下側をヒットします。
低い打点でアングルボレーを打つとき
ストレートに打つ通常のボレーは、ボールの真後ろより斜め下側をヒットします。
低い打点でストレートにボレーを打つとき
下記の3点も正しいのですが、この記事ではアングルボレーとストレートに打つボレーを簡単に打ち分けることを優先して、共通点と違いをまとめています。
- ストレートに打つボレーは上体を横に向くまでターンしなくても打てる
- さらに打点を前にとればボールの横側まで入る必要もない
- アングルボレーはボールの入射角と反射角を考えてラケット面を作るだけで打てる
最後に…
アングルボレーとストレートに打つボレーの共通点と違いを見ていきました。
両方の共通点と違いがわかると、その中間のコースになるクロスのボレーも容易になります。
共通点と違いを理解して、ボレーを各コースに打ち分けられるようになったら、次は応用です。
ストレートにボレーと見せかけてラケット面だけ方向を変えてアングルボレーを打つなどフェイクにもチャレンジしてみてください!
アングルボレーからストレートボレーを磨く方法はこちら⬇︎