こんにちは、リョウジです!
「やったことないけれど、テニスってどんなスポーツか知りたい!」
そんな方向けの記事です。
テニスを始めたいと考えている方に、テニスのイメージが少しでも伝わればうれしいです。
後半には、シングルスとダブルスの特徴についても紹介しています。
テニスはどんなスポーツか簡単に紹介します
テニスがどんなスポーツかわかるように簡単に紹介します。
テニスはラケットを使ってボールを打ち合うスポーツ
テニスは、ラケットを使ってボールを打ち合うスポーツです。
決まった大きさのテニスコートをネットで挟み、自分のコートに来たボールを追いかけながら、ネットの向こうにある相手コートを狙って打ちます。
テニスの1ポイントの流れで説明してみます。
サーブから始まる
ポイントの始まりは、相手コートの斜めにあるサービスボックスにボールを入れるサーブから始まります。
最初は、右サイド(デュースサイドといいます)からサーブを打ちます。
サーブを受ける人(レシーバーといいます)が準備できてから、サーブを打つようにします。
サーブを打つときは、ベースラインを踏まないようにします。
踏んでしまうとフットフォルトになり、失敗とみなされます。
打ったボールがネットに当たり、斜めのサービスボックスに入った場合は、もう1度打ち直しができます。(レットといいます。)
サーブは1ポイントにつき2回まで打つチャンスがあり、2回とも失敗すると相手のポイントになります。
1ポイント終わるごとに、サーブを打つサイドが左右に変わります。
レシーバーはワンバウンドで返球
相手のサーブを打ち返すレシーブは、必ず1バウンドしてから返球します。
レシーブは、ボールがネットに当たっても相手のコートに入れば、そのまま続けます。
レシーブ後は1バウンドかノーバウンドで相手のコートに返球
その後は、お互い1バウンドかノーバウンドでボールを相手のコートに返球します。
レシーブと同様、ボールがネットに当たっても相手のコートに入れば、そのまま続けます。
2バウンドする前にボールが返球できなかったり、打ったボールが相手コートに入らなかった場合は失点になります。
ボールがネットを越えなかった場合も失点です。
以上が1ポイントの流れです。
ただし、テニスで1ポイントとったときの呼び方は他のスポーツと違います。
テニスのスコアのカウント方法は特殊なので、テニスのゲームをするなら覚えないといけません。
テニスには2種類のゲームがある
テニスには2種類のゲームがあります。
【テニスのゲームは2種類】
- シングルス
- ダブルス
テニスには1対1でポイントを競うシングルスと2対2でポイントを競うダブルスがあります。
1対1でポイントを競うシングルスは、両サイドのアレーを含めないシングルスコートで行います。
サーブを打つときは、シングルスサイドラインの延長線より内側で打たないといけません。
シングルスをするときは、シングルスサイドラインの0.914m外側のネットの高さが1.07mになるように、シングルスポールを両サイドに立てます。
シングルスには、男子シングルスと女子シングルスがあります。
2対2でポイントを競うダブルスは、両サイドのアレーを含めたダブルスコートで行います。
サーブを打つときは、ダブルスサイドラインの延長線より内側で打たないといけません。
サーブとレシーブを打ち終わったら、ペアのどちらが返球してもいいルールです。
ダブルスには、男子ダブルスと女子ダブルス、さらに男女でペアを組むミックスダブルスがあります。
テニスのシングルスとダブルスの特徴
テニスがどんなスポーツかイメージできたら、シングルスとダブルスの特徴を知りましょう。
シングルスとダブルス、興味があるほうや自分に向いていると思ったほうを中心にテニスを楽しむのがいいと思います。
シングルスの特徴
まずは、シングルスの特徴からです。
【シングルスの特徴】
- 1ポイントが長い
- レシーブはアバウトでもなんとかなる
- 守る範囲が広い
- すべて自己責任でできる
- 戦術は割とシンプル
- 日本ではやれる場所が限られている
1ポイントが長い
シングルスは、ダブルスに比べて1ポイントが長くなる傾向があります。
お互いがコート後ろにへばりついていると、なかなかポイントが終わりません。
レシーブはアバウトでもなんとかなる
ダブルスと違って始めからネット前にプレーヤーが張り付いていないので、とりあえず相手コートにボールが返ればなんとかなります。
守る範囲が広い
シングルスは、ダブルスに比べると使用するコートは狭いですが、1人で戦うため広いエリアを守らなければなりません。
シングルスではコート1面を走り回るため、脚力や体力が必要です。
すべて自己責任でできる
ダブルスでは、ペアで話し合ってあらかじめ打つコースを決めたりしますが、シングルスはすべて自己責任でボールを打てます。
戦術は割とシンプル
ダブルスと比べて、相手のいないオープンコート(空いている空間)を作りやすいので、戦術は割とシンプルです。
思い描いた通りにボールが打てるかが問題です。
日本ではやれる場所が限られている
テレビでテニスの試合を放送するときはほとんどシングルスです。
ただ、コート1面に対して人数が多いと必然的にダブルスになってしまいます。
シングルスだけをやる環境を作らないとなかなかできません。
ダブルスの特徴
次に、ダブルスの特徴です。
【ダブルスの特徴】
- 1ポイントが短い
- レシーブはシビア
- シングルス以上にネットプレーの技術が求められる
- ペアリングが大事
- 戦術はいろいろ
- テニススクールに行くとほとんどダブルス
1ポイントが短い
ダブルスでは、たいがいプレーヤーのどちらかがネットのそばにいます。
ネットのそばにいるプレーヤーが積極的にボールを打って決められると、1ポイントがすぐに終わります。
レシーブはシビア
ネットのそばにプレーヤーがいるので、レシーブがあまいとすぐにやられます。
レシーブする人は、相手の前衛(ネットの前にいるプレーヤー)を気にしながらボールを返すことになります。
シングルス以上にネットプレーの技術が求められる
ダブルスはシングルスに比べてネットのそばにポジションをとる機会が多いので、必然的にネットプレーの技術が求められます。
ペアリングが大事
ダブルスは、ペアで攻撃と守備の役割分担をしたり、シングルスより広いコートをペアで協力して守ったり、攻撃したりします。
プレーヤー個々の強さ以外に、ペアでの強さも求められます。
戦術はいろいろ
ダブルスの主な陣形に、雁行陣と並行陣があります。
雁行陣は、1人がネットの近くにポジションをとり、もう1人がネットから離れたベースラインにポジションをとります。
並行陣は、2人が横に並ぶ陣形です。
ペアでのポジションのとり方や相手の陣形の崩し方など覚える戦術はいろいろあります。
テニススクールに行くとほとんどダブルス
テニススクールは、コート1面に生徒が多いためほとんどダブルスをやります。
ダブルスは2人で助け合えるため、シングルスよりコートを走る距離が短くて済みます。
また、テニススクールでバランスよく技術を教えるのにも、ダブルスは適しています。
ダブルスでは、シングルスに比べてネットプレーを使う機会が多いため、総合的な技術を必要とします。
最後に…
同じテニスで大枠のルールは一緒でも、シングルスとダブルスではだいぶ違います。
それぞれの奥の深さもテニスの魅力です。
シングルス・ダブルス両方のテニスを楽しめたら素敵ですが、まずは自分に合いそうなほうでゲームできるのを目標にテニスを始めてみてはいかがでしょうか?