こんにちは、リョウジです!
テニスコートではなくても、相手がいれば練習できるボレーボレー。
ボレーで打ち合うだけでも反応やラケット面を作る練習になりますが、縛りを入れると緻密なコントロール練習に変わります。
どのドリルもネットをはさんでもはさまなくてもできる練習です。
ぜひボレーのコントロール力アップに活用してみてください!
【テニスのボレーボレー】コントロールを磨く8つのドリル
ボレーのコントロールを磨くボレーボレーのドリルは下記の8つです。
- ダブルヒットボレーボレー(ワンクッションボレーボレー)
- フォアボレー対フォアボレー
- フォアボレー対バックボレー
- バックボレー対バックボレー
- フォアボレー対[フォアボレー⇄バックボレー]
- バックボレー対[フォアボレー⇄バックボレー]
- バタフライ
- サービスライン上でロングボレーボレー
難易度順に並べてありますので、上から順番に取り組むのがオススメです。
全部のドリルでやっておきたいことは、アイドリング(足踏み)です。
アイドリング(足踏み)をしていると、ボレーを打つときに足が出しやすくなります。
ラケットを正面に構えてスプリットステップは、最後のドリル「サービスライン上でロングボレーボレー」以外は必要ありません。
理由は2つあります。
- 2人の距離を短くして行うのでスプリットステップをする時間がない
- 打点の位置を覚えるためラケットはその位置にセットしておく
ダブルヒットボレーボレー(ワンクッションボレーボレー)
↓
ダブルヒットボレーボレー
1打目でラケットの真上にボールを弾ませて、ボールを地面に落とさず2打目で相手に返球します。
ボレーボレーのつなげるコツがつかめたり、やわらかいタッチを覚えられます。
フォアボレー対フォアボレー
ダブルヒットボレーボレーでやわらかいタッチを覚えたら、フォアボレーだけでボレーボレーしてみます。
最初からフォアボレーのラケット面を出しておきます。
足踏みしながら待っていて、右利きの方なら左足を踏み込みながら打つようにします。(左利きの方なら右足を踏み込みます。)
相手もフォアボレーのラケット面を出しているので、そこにボールをコントロールできるように練習します。
フォアボレー対バックボレー
お互いフォアボレーのコントロールが安定したら、バックボレーでもコントロールする練習をしてみましょう。
フォアボレー対バックボレーで、ボレーボレーします。
フォアボレーの方が台になります。
フォアボレーのラケット面を用意しておき、相手のターゲットになるようにします。
バックボレーの方は、バックボレーのラケット面を打点に用意して、足踏みしながら待ちます。
右利きの方なら右足を踏み込みながらボールを打ちます。(左利きの方は左足を踏み込みながら打ちます。)
バックボレー対バックボレー
フォアボレー対バックボレーがある程度つながるようになったら、お互いバックボレーでボレーボレーしてみます。
普段フォアボレーばかり使用していると、最初はボールのコントロールが難しいかもしれません。
ただ練習を重ねていくうちに、体の正面に来たボールはバックボレーの方が返しやすいことに気づくはずです。
フォアボレー対[フォアボレー⇄バックボレー]
⇅
左右に振り回しすぎないように注意
フォアボレーとバックボレーのコントロールが安定したところで、打ち分けの練習に移ります。
片方はフォアボレーで左右に打ち分ける練習、もう片方はフォアボレーとバックボレーを交互に打ち分ける練習をします。
「フォアボレー」側は、フォアボレーのラケット面を出したまま、相手がフォアボレーとバックボレーを交互に打てるようにボールをコントロールします。
相手が返球しやすいように、相手の中心より少しだけ右と左にラケット面の向きを変えてコントロールします。
[フォアボレー⇄バックボレー]側は、フォア・バック交互に打ちながら相手のフォアボレーにボールを集めます。
フォアボレーとバックボレーのラケット面を交互に用意する練習ができます。
バックボレー対[フォアボレー⇄バックボレー]
⇅
左右に振り回しすぎないように注意
片方はバックボレーで左右に打ち分ける練習、もう片方はフォアボレーとバックボレーを交互に打ち分ける練習をします。
バックボレーの方は、バックボレーのラケット面を出したまま、相手がフォアボレーとバックボレーを交互に打てるようにコントロールします。
[フォアボレー⇄バックボレー]側は、フォア・バック交互に打ちながら相手のバックボレーにボールを集めます。
バタフライ
フォアボレーをストレートに
↓
バックボレーをクロスに
↓
バックボレーをストレートに
↓
フォアボレーをクロスに(最初に戻る)
⑤と⑥の応用練習です。
片方は、フォアボレーもバックボレーもストレート方向にボレーをコントロールします。
もう片方は、フォアボレーもバックボレーもクロス方向にボレーをコントロールします。
お互いにフォアボレーとバックボレーを交互に打つことになります。
フォアボレーとバックボレーを均等に打て、ストレートとクロスの打ち分けも練習できるオールマイティーなボレーボレーです。
サービスライン上でロングボレーボレー
短い距離のボレーボレーで打点の形とコントロールが安定したら、2人の距離を伸ばしてボレーボレーしてみます。
2人の距離が離れた分、お互いに時間的余裕が生まれます。
ボレーを打ったら、正面にラケットを構え直してスプリットステップを行うようにします。
今までの練習のように、打点にラケットを用意して当てるだけでは、相手までボールは飛んでいきません。
足を大きく踏み込みながら打つことと、ラケットで後ろから前にボールを押し出すことで、相手までボールを飛ばします。
↓
ボールを飛ばすには足の踏み込みとラケットのスイングが必要
最後に…
昔のわたしはボレーボレーをしていると飽きてしまい、「早く終わらないかなー」とよく思っていました。
今回紹介したドリルを知って上達を感じられるようになったとき、昔より集中してボレーボレーができるようになりました。
ボレーボレーのバリエーションを増やすことで、ボレーの練習量を増やすきっかけになればうれしいです。