「ラケットの握り方や姿勢ってどうやるのが正解なの?基礎がちゃんとできてるか不安。」
「テニスのルールがよくわからなくて、友達とゲームを楽しむために簡単な説明がほしい。」
これらの疑問や悩みを解決する記事です。
本記事を読み終えると、基本的なルールや技術、練習方法を理解し、ステップを踏んで練習すれば上達できるという自信を持てるようになります。
テニスの基礎技術とルールは、反復練習と簡単なゲームから学ぶと効率的に身につけることができるので、ぜひご確認ください。
- テニスのルール
- ラケットの持ち方や姿勢
- 基本ショットの打ち方
- 基本的な練習メニュー
- シングルスやダブルスの基本戦術
- おすすめ自主練メニュー
- 適切な用具選びのコツ
- テニス上達のコツ
テニスの基本ルール
テニスは世界中で愛されているスポーツの一つですが、初めてプレイする人にとってはルールが少し複雑に感じるかもしれません。
初心者でも理解しやすいように、テニスの基本ルールをシンプルに解説します。
サービスのルール
テニスはサービスから始まります。
サーバー(サーブを打つプレーヤー)はコート後方のベースラインの後ろからボールを打ち、対角線上のサービスコートにボールを入れます。
ボールがネットに触れてサービスボックスに入った場合は「レット」となり、そのサービスをやり直します。
サービスボックスのラインに触れたボールは「イン」となり、サービスが入ったことになります。
フォルトとダブルフォルト
ボールがサービスボックスに入らなかった場合は「フォルト」となり、もう一度打つチャンスがあります。
2回連続でフォルトをすると「ダブルフォルト」となり、相手にポイントが与えられます。
得点の仕組み
テニスの得点は少し特殊です。
得点は次のように数えます。
- 0点:ラブ(Love)
- 1点目:15(Fifteen)
- 2点目:30(Thirty)
- 3点目:40(Forty)
- 4点目:ゲーム(Game)
例えば、「15 – 40」なら「フィフティーン・フォーティー」とコールします。
「30 – 30」のようにポイントが並んだ場合は、「サーティー・サーティー」とは言わず、「サーティー・オール」とコールします。
ただし、「40 – 40」の場合は「deuce」と呼び、勝つためには2ポイント連続で取らなければなりません。
最初に1ポイント取ると「アドバンテージ」となり、次のポイントも取ればゲームを勝ち取れます。
コートとエリア
テニスコートはシングルスとダブルスで使用するエリアが異なります。
- 【シングルス】
- →コートの内側のライン(シングルスサイドライン)を使用
- 【ダブルス】
- →外側のライン(ダブルスサイドライン)までが有効エリア
基本的には、相手のコート内にボールを返し、ラインを越えないようにします。
ライン上にボールが入った場合でも、これは「イン」と見なされます。
勝利条件
試合は「セット」と「ゲーム」で構成されます。
セットの勝利条件
通常、1セットは6ゲーム先取で勝利します。
ただし、お互いに5ゲーム取った場合は2ゲーム差がつくまで続行します。
- 通常は6ゲーム先取でセットを取得
- 「5 – 5」の場合は「7 – 5」で勝利
- 「6 – 6」の場合はタイブレークを行う(7ポイント先取)
試合の勝利条件
多くの試合では2セット先取で勝敗が決まります。(3セットマッチといいます。)
ただし、大会やルールによって異なる場合もあります。
テニスの基本的なグリップと姿勢
テニスを始める上で、最も重要な要素の一つがラケットの持ち方と正しい姿勢です。
これらを身につけることで、効率的なスイングと正確なショットが可能になります。
このパートでは、基本的なグリップの握り方・正しい姿勢・フットワークについて解説します。
ラケットの持ち方
ラケットグリップの握り方は、テニスのパフォーマンスに大きく影響を与えます。
初心者が知っておきたいのは、以下の代表的な4つのグリップです。
コンチネンタルグリップ
⬆︎手のひらの斜めのラインをグリップ面②に合わせます
コンチネンタルグリップは、サーブやボレーで使用される基本的な持ち方です。
グリップの握り方は、包丁を握るようなイメージです。
ラケットを地面に対し垂直に立て、利き手で上から握手をするように握ります。
手のひらの中でグリップを斜めに握り、人差し指と中指の間隔を空けるのがポイントです。
サーブやボレーの際、ボールに回転がかけやすく、狙ったところにコントロールしやすいのが特徴です。
イースタングリップ
⬆︎手のひらの斜めのラインをグリップ面③に合わせます
イースタングリップは、フォアハンドストロークに適した標準的な握りです。
ラケットを左手で持ち、右手をラケット面に当て、そのまま右手をグリップまで移動させて軽く握ります。
手のひらでボールを打つ感覚に近いため、始めたばかりの方に打ちやすい握り方です。
セミウエスタングリップ
⬆︎手のひらの斜めのラインをグリップ面④に合わせます
イースタンとウエスタンの中間の握りが、セミウエスタングリップです。
力が入りやすく、回転もかけやすいため、攻撃的なボールが打ちやすいです。
高い打点でも打ちやすく、プロの使用率も高い握り方です。
ウエスタングリップ
⬆︎手のひらの斜めのラインをグリップ面⑤に合わせます
ウエスタングリップは、強力なトップスピンをかけられる握り方です。
打点が高く、インパクトでは手のひらが上を向きます。
スピンを重視するプレーヤーに適していますが、リーチが短くなるデメリットがあります。
正しい姿勢とフットワーク
テニスにおいて正しい姿勢とフットワークは、効率的なショットを打つために欠かせません。
構えの基本姿勢
テニスでは、最初に「レディポジション」と呼ばれる構えをとります。
足を肩幅より広めにとり、膝を軽く曲げ、上体を少し前に傾けることで、いつでもすぐに動ける準備をします。
ラケットは体の前で構え、ラケットヘッドを少し上げておきます。
フットワークの重要性
移動時は、足の裏を軽く使って小刻みに動き、バランスを保ちながら相手のショットに対応します。
また、ボールを打つ直前には両足を地面にしっかりとつけ、安定した状態でショットを打つことが重要です。
フットワークが良ければ、より早くボールに近づき、適切な位置でショットを打つことができます。
基本的なフットワークには、サイドステップ、クロスステップ、バックステップ、スプリットステップ、スライドステップがあります。
リカバリーの動き
ショットを打った後は、すぐにコートの中央に戻るようにします。
相手の次のショットに備えて、素早く反応できるポジションに戻ることで、試合全体の流れを有利に進められます。
テニスの基本ショットとその打ち方
テニスは様々なショットを使ってプレーを展開するスポーツです。
このパートでは、フォアハンドやバックハンド、サーブ、ボレー、スマッシュといった基本的なショットの打ち方とそのコツを解説します。
これらのテクニックを身につけることで、安定したプレーができるようになります。
フォアハンドストロークの基本とコツ
フォアハンドストロークは、利き手側に来たボールをワンバウンドしてから打つショット。
テニスで、最もよく使われるショットの一つです。
自由度が高く、力強いフォアハンドですが、正確な動作が求められます。
- 【テイクバック】
- ボールが来る前に、ラケットを後方へ引き、体全体でボールに向かう準備をする。早めのテイクバックを意識することで、余裕を持ってショットを打つことができる。テイクバックで手のひらを下に向けると、インパクトでラケット面が上を向くのを防ぐことができる。
- 【スイング】
- ボールが来たら、体重を後ろ足から前足に移しながらラケットをスイングする。ラケットを下から上へ振ることで、ボールにトップスピンがかかり、安定したショットが打てる。
- 【フォロースルー】
- ラケットを頭の高さまでしっかりと振り切る。ラケット面は左を向く。これによりスイングの力がボールに伝わり、スムーズで安定したショットが打てる。
バックハンドストロークの基本とコツ
バックハンドストロークは、非利き手側に来たボールをワンバウンドさせてから打つショット。
初心者にとって、バックハンドストロークはフォアハンドストロークより少し難易度が高いショットです。
ただ、自由度の高いフォアハンドよりフォームを固めやすいのがバックハンドの利点。
両手で打つ両手バックハンドと利き手で打つ片手バックハンドがあります。
初心者には、安定がしやすい両手バックハンドをおすすめします。
- 【テイクバック】
- ボールが1バウンドするまでに、しっかりと横を向いてテイクバックを完了させる。
- 【スイング】
- 体重移動を意識しながら、ラケットをスイングする。両手バックハンドの場合は、左手のフォアハンドをイメージして振り抜く。
- 【フォロースルー】
- スイング後、ラケットを立ててラケット面を右方向へ向ける。打ち終わった後も体のバランスを保つ。
サーブの基本とコツ
サーブは、試合の開始やポイントを決める重要なショットです。
右利きの場合、左手でボールを上げて、頭上でボールを打ちます。
正確なトスとリズムがポイントです。
- 【トスの上げ方】
- 非利き手をまっすぐ伸ばし、打点に向かってトスを上げることが大事。狙ったところにトスが上がらなかったら、もう1回やり直す。
- 【サーブのリズム】
- 1・2のリズムで打つ。1でトスとテイクバックを同時に行い、2でボールをとらえる。
ボレーの基本とコツ
ボレーはネット付近で打つショットで、スピード感が求められます。
ノーバウンドで直接とらえるため、速い反応とコンパクトな打ち方が重要です。
- 【ラケットセット】
- 軸足を出しながらラケットを準備するのが鍵。右利きの場合、フォアボレーの軸足は右足、バックボレーの軸足は左足になる。ラケットセットと軸足をしっかりと決めると、ボールを打つタイミングがとりやすくなる。
- 【踏み込みながら打つ】
- ボレーは球速の速いストロークに対して面を作り、短時間で合わせにいくショット。ラケットのスイングは小さく、ボールに向かって足を踏み込みながら打つ。
スマッシュの基本とコツ
スマッシュは、高い位置からボールを打ち下ろす強力なショットです。
相手が、頭上に山なりのロブを上げたときにスマッシュを使います。
- 【テイクバック】
- 足を引いて横向きになり、テイクバックを済ませる。左手を横斜め上に伸ばし、右肘を90度に曲げてラケットを立てる。
- 【ボールが落ち始めたら振り始める】
- 高く上がったボールが落ち始めるタイミングでラケットを振り始める。スイングスピードはゆっくりから徐々に加速させる。
テニスの練習メニュー
テニスを上達させるには、基本ショットの反復練習が欠かせません。
それぞれのショットに適した練習方法を取り入れることで、確実に技術が向上します。
このパートでは、フォアハンド、バックハンド、サーブ、ボレー、スマッシュに焦点を当てた練習メニューを紹介します。
フォアハンドの練習方法
フォアハンドはテニスの基本となるショットです。
以下の練習方法で、安定したフォアハンドを習得できます。
- 【トス打ち練習】
- パートナーもしくは自分が、打点の真上から手でボールを落とし、リラックスした状態でフォアハンドを打つ。フォームやタイミングを確認しながら、丁寧にボールを打つことが目的。
- 【球出し練習】
- ネット越しからパートナーやコーチから球出しをしてもらう。そのボールをフォアハンドで繰り返し打つ。ボールの軌道を予測して、移動とスイングのタイミングを意識することで、遠くから飛んでくるボールを打ち返せるようになる。
バックハンドの練習方法
バックハンドもフォアハンド同様、練習を積むことで確実に上達します。
- 【トス打ち練習】
- パートナーもしくは自分が、打点の真上から手でボールを落とし、リラックスした状態でバックハンドを打つ。自分でバックハンドを練習する場合、左手でラケットを持ち、右手でボールを落とす。ボールを落としたら、すぐに右手をグリップに戻して打つ。反復練習で、打点の位置や体の使い方を身につける。
- 【球出し練習】
- ネット越しからパートナーやコーチから球出しをしてもらう。そのボールをバックハンドで繰り返し打つ。ボールの軌道を予測して、移動とスイングのタイミングを意識することで、遠くから飛んでくるボールを打ち返せるようになる。
サーブの練習方法
サーブは、テニスで最も重要なショットの一つです。
自分のリズムで、正確にボールを打つことが求められます。
- 【トスの練習】
- サーブの精度を上げるには、正確なトスが不可欠。ラケットを持たずに右手を上げ、そこに落ちるように繰り返し左手でボールを上げると、安定したトスを身につけられる。
- 【テイクバックしたところからの練習】
- 通常のサーブのフル動作ではなく、テイクバックしたところからスタートし、短い距離で打つ練習をする。この方法で、サーブのリズムやタイミング、ボールへの当て方に集中できる。まずは、サービスライン近くから練習し、少しずつベースラインに戻りながら、距離を伸ばしていく。
ボレーの練習方法
ボレーは柔らかいタッチが求められるので、ペアで行う練習が効果的です。
- 【手出しとボレー練習】
- 1人が手でボールを出し、もう1人がボレーを打つ練習を行う。手出し役は、ボレーが打ちやすいように優しいボールを出す。ボレーを打つ側は、正しいフォームとフットワークを意識して、相手にやさしくボレーで打ち返す。ラケット面を作り、正確にボールを返すことを目指す。
スマッシュの練習方法
スマッシュは高く上がったボールを叩き落とす強力なショットで、練習を通じてタイミングをつかむことが大切です。
- 【テイクバックしたところから練習】
- 横向きでテイクバックしたところから打つことで、落ちてくるボールにタイミングを合わせて打つ練習を行う。パートナーに高いボールを出してもらい、ボールが頂点を過ぎて落ち始めたタイミングで振り始める。このタイミングをつかむため、繰り返し練習し、スムーズに振り抜く感覚を身につける。
- 【正面に構えたところから練習】
- スマッシュのタイミングがつかめたら、正面に構えたところから練習する。スプリットステップの後、テイクバックと足を引いて横向きになることを素早く行い、落ちてくるボールにタイミングを合わせて打つ。
実戦で使えるテニスの基本戦術
テニスを上達させるためには、技術だけでなく戦術も重要です。
特に、試合でどのコースに打つか、どのように動くかを考えることが、勝敗に大きく影響します。
このパートでは、シングルスとダブルスで使える基本的な戦術について解説します。
シングルスの戦術
シングルスは1対1で行われるため、広いコートを一人でカバーしなければなりません。
そのため、効率的な動きと戦術が求められます。
- 【クロスとストレートの使い分け】
- シングルスでは、「クロス(斜め)」につないで打つことがベースになる。クロスショットはネットの低い部分を通し、長く打ってもコートに入りやすいため、ミスを減らすことができる。一方、ストレートは相手を走らせて、急激な展開を生み出すのに有効。
- 【打ったら戻る】
- ボールを打った後、相手の打てる範囲の中央まで戻る。戻ることで、相手が次にどこへ打ってきても対応しやすくなる。また、移動距離が短くなり、無駄な動きを減らすことができるため、効率的にコートをカバーできる。
- 【相手の弱点を攻める】
- 相手のフォアハンドとバックハンドの強弱を見極め、弱い方を集中的に攻めることで、相手にプレッシャーをかけることができる。
ダブルスの戦術
ダブルスはペアで戦うため、シングルスとは異なる戦術が求められます。
ペアワークとポジション取りが勝利の鍵です。
- 【クロスとストレートの使い分け】
- 後衛がつなぐときは、クロスにいる相手後衛へボールを打つのが基本。状況に応じてストレートや山なりに打つロブを使う。ストレートは相手前衛の隙を突くのに有効。ロブは、ペースを落としたり、相手の陣形を崩すときに使う。
- 【前衛はボールと同じように前後に動く】
- ダブルスでは、前衛の役割が重要。前衛はボールの動きに合わせて前後に動き、相手が打つボールに対応する。特に、相手のロブや浮いたボールに対して素早く動き、チャンスがあればボレーやスマッシュでポイントを取りにいく。前衛がしっかりとボールに対応することで、後衛の負担が軽減され、チーム全体の攻撃と守備が強化される。
- 【ポジションのチェンジ】
- ダブルスでは、状況に応じて前衛と後衛のポジションを左右に交代する。これにより、相手の予測を裏切り、新たな攻撃パターンを生み出したり、空いたポジションをカバーしたりする。
初心者向けの自主練メニュー
テニスを始めたばかりの方にとって、自主練習は上達を加速させる重要な時間です。
時間や場所に制約があっても、基本的な動きを反復することで確実に上達できます。
このパートでは、初心者向けに取り組みやすい自主練習メニューを紹介します。
素振り
テニスの基礎として欠かせないのが、正しいフォームを身につけるための素振りです。
素振りはラケットがなくても、体の動きを確かめる練習ができます。
- 【鏡の前で素振り】
- 鏡の前で、動きを確認しながら素振り。フォームを視覚的に確認することで、正しい動きをしている自分がイメージできる。
- 【フットワークを意識した素振り】
- 素振りするだけでなく、足の動きにも注意を払う。テニスでは、ショットを打つ前に適切なポジションに移動することが大切。素振りの前後に移動を加えることで、実戦に近い動きを体に覚えさせることができる。ボールが来るのをイメージしながら行うと、さらに効果的。
壁打ちの練習方法
壁打ちは、限られたスペースでも行える効果的な練習方法です。
壁に向かってボールを打ち返すことで、ラケットの使い方や打点の感覚をつかむことができます。
- 【トス打ち練習】
- 初心者の方は、打点の真上から落としたボールをワンバウンドさせてから打つのがおすすめ。テイクバック・スイング・フォロースルーを確認できる。壁に当たって返ってきたボールは、打たずに止める。
- 【球出し練習】
- 壁にボールを送り、返ってきたボールを球出しのつもりで打つ練習。飛んできたボールにタイミングを合わせて打つ練習ができる。1打打ったら、打たずに止める。トス打ち練習でフォームを固めた後におすすめの練習。
どちらの練習も、壁にターゲットを設置すると、コントロール力と集中力を同時に養うことができます。
テニストレーナーでもOK
もし壁打ちが近くにない場合、テニストレーナーを活用するといいでしょう。
テニストレーナーはゴム紐でボールが繋がれており、打ったボールが自分に戻ってくるため、狭い場所でも手軽に練習ができます。
壁打ちと同じように、「トス打ち練習」と「球出し練習」がおすすめです。
スペアボールもあります⬇︎
テニスに必要な用具と選び方
テニスを始めるには、適切な用具を選ぶことが大切です。
用具がプレーの質や快適さに大きく影響しますので、自分に合ったものを選びましょう。
このパートでは、ラケット・テニスシューズ・ウェア・テニスボールの選び方について解説します。
ラケットの選び方
ラケットはテニスを楽しむための最も重要な道具です。
選ぶ際には、いくつかのポイントを押さえておきましょう。
- 【ラケットの重さ】
- 一般男性は300g、一般女性は280gくらいのラケットがおすすめ。軽すぎると手打ちになり、重すぎるとタイミングが取りづらく、ボールをコントロールしにくい。
- 【フェイスサイズ】
- フェイスサイズ(ラケットの打つ面)は、大きいものほどボールに当たりやすく、ミスが少なくなる。初心者は、100平方インチ前後のフェイスサイズが適している。
- 【グリップの太さ】
- ラケットのグリップは、自分の手にしっくりくる太さを選ぶことが大切。グリップサイズ②が標準。男性で手が大きい方は③も検討する。
テニスシューズの選び方
テニスシューズは、足元を支え、プレー中の動きやすさを左右します。
テニスはフットワークを多用するスポーツなので、快適で足をしっかりサポートできるものを選びましょう。
- 【アウトソールのタイプ】
- コートの種類によって、シューズのアウトソールを選ぶ。オムニ・クレーコート用は、砂で滑らないようにグリップ力を高く設計。オールコート用は、ハードコートに適している。インドアのカーペットコートには、カーペット用が適している。自分がプレーするコートに合ったシューズを選ぶことが大切。
- 【足の形とサイズ】
- 足の形で、合うメーカー・合わないメーカーがある。試し履きをして、動いてから止まったときに足の指先が痛くないかを確認する。足の形やサイズが合うと、フィット感が高まり、快適な状態でテニスができる。
- 【テニス用ソックスを履いて試し履き】
- テニスをするときのソックスを履いて試し履きをする。足が大きくなった午後以降に試し履きをする。
ウェアの選び方
快適なプレーをするためには、動きやすいウェアも重要です。
選ぶ際には、通気性や伸縮性に優れた素材がおすすめです。
- 【吸汗速乾性】
- テニスは長時間動くスポーツなので、汗をかいても快適にプレーできるよう、吸汗速乾性のある素材のウェアを選ぶ。汗を素早く吸収し、乾きやすい素材は、体温を一定に保つのに役立つ。
- 【動きやすさ】
- サーブやボレーなど、テニスは多様な動きを伴うため、腕や肩が動かしやすいデザインを選ぶ。特に伸縮性のある素材を使用したウェアは、体にフィットして動きの邪魔にならない。
- 【UV対策】
- 屋外でテニスをする場合は、UV対策も重要。UVカット機能付きのウェアがおすすめ。
テニスボールの選び方
コートをレンタルしてテニスをする場合、テニスボールを用意する必要があります。
使用目的に合わせて選ぶのがポイントです。
- 【プレッシャーボール】
- ボールの内圧とゴムの力で弾むのがプレッシャーボール。プレッシャーボールは試合で使われるボールで、時間が経つと弾まなくなる。試合やテニス仲間でゲームをするときに使う。
- 【ノンプレッシャーボール】
- ゴムの力で弾むのがノンプレッシャーボール。使い続けてもボールはある程度弾んでくれる。長く使用できるため、球出しやサーブなどの練習用ボールとしておすすめ。プレッシャーボールと比べると、打感が少し硬い。
テニスが上達するコツ
テニスを始めたばかりの初心者でも、少しずつコツをつかんでいくことで、テニス仲間と対等にゲームを楽しめるようになります。
このパートでは、上達するための方法と取り組み方を紹介します。
基本技術の習得は反復練習で身につける
テニスの上達には、基本技術の習得が不可欠です。
基本技術とは、フォアハンドストローク・バックハンドストローク・サーブ・ボレー・スマッシュといったショットのことです。
これらのショットをマスターするためには、反復練習が必須となります。
テニスは、一度覚えた技術がすぐに身につくとはかぎりません。
繰り返し練習することで、体に各ショットの動きを忘れないようにします。
例えば、フォアハンドのスイングを何度も練習することで、無意識でも正しいフォームで打てるようになります。
テニスのルールは簡単なゲームから
テニスのルールは、少し複雑に感じるかもしれません。
初めは簡単なルールから始めると、少しずつ理解を深めることができます。
ゲームを楽しみながら少しずつルールを学べば、自然と身につきます。
初めは、1ゲーム先取もしくはタイブレークなどのショートマッチでルールを覚えるのがおすすめです。
サーブが入らなければ、アンダーサーブや球出しからスタートしてもOKです。
ポイントのコールが難しければ、「0・15・30・40」ではなく、「0・1・2・3」を使いましょう。
少しずつテニスのルールを取り入れると、実際の試合形式に近づいていきます。
まずは、サーブのルールや得点の数え方から覚え、1ゲームでの練習に慣れてきたら、ゲーム数を増やしていきましょう。
無理なくステップアップすることで、最終的にテニスの試合を楽しめるようになります。
まとめ
最後に、まとめておきます。
- テニスはサービスから始まる。得点やルールが独特だが、基本を理解すれば誰でも楽しめる。
- テニスの上達には、正しいラケットの持ち方、姿勢、フットワークが重要。
- 基本ショットは正しいフォームと反復練習で確実に上達する。
- シングルスでもダブルスでも、クロスショットとポジションが試合の鍵。
- 初心者でも素振りや壁打ちなどの自主練で効率的に基本技術を習得できる。
- ラケットやシューズなどの用具選びが、プレーの質や快適さに大きく影響する。
- 反復練習をしつつ、ミニゲームで徐々にルールを覚えていくと、テニス仲間とゲームを楽しめるレベルになれる。
よくある質問
- Q テニスの基本的なグリップの種類は?
- A
テニスのグリップには、コンチネンタル、イースタン、セミウエスタン、ウエスタン、バックハンドイースタン、バックハンドセミウエスタンの6種類があります。
- Q テニスの基本的なフットワークは?
- A
テニスでは、ボールに対して素早く動くフットワークが重要です。サイドステップやクロスステップを使い、常にバランスを保ちながら動きます。
- Q テニスの試合でのマナーは?
- A
試合中のマナーとしては、相手を尊重し、フェアプレーを心がけることが大切です。また、ポイントが終わったら速やかに次のプレーに移ることも重要です。