テニスで上手くならない原因と対策|コーチ選びと自主練習法も解説

【PR】この記事には広告を含む場合があります。
「テニスを始めてしばらく経つけど、どうしても上達しない。練習しているのに周りとの差がどんどん広がっていく…」
「テニススクールに通っているけど、全然上手くなっていない気がする。何か効率の良い練習方法とかあるのかな?」
「一生懸命練習しているのに、試合になるとうまくいかない。どうすれば練習の成果が試合でも発揮できるんだろう?」

これらの疑問や悩みを解決する記事です。

書いている人
リョウジ

テニススクールの運営に10年くらい携わっていました。(テニスコーチ・ストリンガー・フロント・事務)自分のテニス経験を通してわかったことや気づいたことをこのブログでまとめられたらと思います。

リョウジをフォローする

本記事を読み終えると、なぜテニスが上手くならないのか、その原因や改善策が具体的にわかります。

どうすれば上達できるか、明確なステップを理解し、モチベーションが高まります。

この記事でわかること
  • テニスで上達しない原因が理解できる
  • 効果的な練習方法がわかる
  • 上達が早い人の特徴がわかる
  • コーチの選び方のポイントを知り、適切な指導を受けられる
  • 自主練習の方法や道具を活用するコツがわかる
スポンサーリンク

テニスが上手くならない原因

どうしてテニスが上手くならないんだ…

テニスを続けているのに思ったように上達しないと感じることは多くのプレイヤーが経験する悩みです。

テニスが上手くならない理由はいくつかの要因が考えられます。

このパートでは、テニスが上手くならない原因について解説します。

技術的な問題

テニスの技術が上達しない理由として、以下の点が挙げられます。

【振り遅れ】
ボールに対して正しいタイミングでラケットを振れないことが原因。振り遅れは振り始めるタイミングが遅いだけでなく、テイクバックの準備自体が遅い場合が多い。
【両肩のターンが足りない】
両肩のターンが足りないと、インパクトまでの助走距離が足りず、体が開き過ぎてボールに力が伝わらない。その結果、腕だけで打つことになってパワーが出ない。
【手打ち】
腕だけでボールを打つ「手打ち」では、ボールに十分なパワーやコントロールが得られない。手打ちは、足が棒立ちになっていることが多く、下半身の力を利用できずバランスも崩れやすい。

メンタル面での要因

テニスが上手くならない原因は、メンタル面も大きく影響します。

特に、初心者や中級者に見られるのが極端な出力です。

【速い球へのこだわり】
強すぎる力でボールを打つと、コントロールを制御できなくなる。速い球にこだわるあまり、フォームが崩れ、インパクトの位置が定まらないまま打ってしまう。結果としてミスが増えていく。
【振り切れずに入れにいく】
コートに入れることを優先しすぎると、最後まで振り切らない入れにいくスイングになる。本来、インパクトに向けてスイングは加速していくが、入れにいくとスイングは減速していく。その結果、自然なスイングが崩れていく。
リョウジ
リョウジ
力加減は技術的な要因とも言えますが、不安定なメンタルにも影響します。

練習の内容と頻度

練習の内容や頻度によって、テニスが停滞してしまうこともあります。

【ミスマッチな練習内容】
今、自分が必要としている練習でないと、なかなか上手くならない。テニススクールのグループレッスンで起こりやすい。初心者向けのクラスは基本ショットを覚えることから始めるので課題は共通だが、上のクラスに進級していくと、生徒さんの課題は違ってくる。そのため、ミスマッチな練習になる確率が上がっていく。
【練習不足】
定期的な練習をしないと、技術が定着せずに上手くならない。時間が空いてしまうと、打ち方を思い出すのが精一杯で、上達せずに練習が終わってしまう。

上達するためのトレーニング方法

テニスが上手くなるには、どんな練習をしたらいいんだ?

テニスで上達するためには、ただボールを打つだけでなく、効果的なトレーニング方法を取り入れることが重要です。

効率的に練習を行うことで、確実にステップアップできる環境を整えましょう。

基本的な技術の磨き方

テニスの基本技術を磨くことが、上達への第一歩です。

基本をしっかり押さえることで、より高度なプレーに繋がります。

以下に、基本技術を磨く際のポイントを示します。

グリップの確認

適切なグリップを覚えることは、テニスの基礎中の基礎です。

フォアハンド、バックハンド、サーブなど、各ショットに応じたグリップになっているか確認しましょう。

特に、サーブやスマッシュといったオーバーヘッドショットは、打っているうちにグリップが厚くなりやすいです。

コンチネンタルグリップで握っているか、まめにチェックしておきたいです。

リョウジ
リョウジ
グリップを間違えていると、練習してもその時間が無駄になってしまうこともあります。

フットワークの改善

テニスは、「足ニス」と呼ばれているほどフットワークが重要なスポーツです。

適切な位置に移動できるフットワークは、振り遅れやミスショットを減らしてくれます。

サイドステップ、クロスステップ、スプリットステップなどの練習を重点的に行いましょう。

リョウジ
リョウジ
フットワーク込みの素振りが効果的です!

フォームの反復練習

ボールのスピードやパワーに頼らず、しっかりとしたフォームを身につけることが重要です。

体全体を使ったスイングを、適切なタイミングで開始するように心がけましょう。

手打ちを避けるために、広めのスタンスをとり、腰を落として打つようにします。

リョウジ
リョウジ
簡単な球出し練習や素振りを繰り返して、まずはフォームを固めます。フォームが固まったら、ラリーやゲームの経験値を上げて応用力をつけましょう!

メンタル強化の重要性

技術が向上しても、試合の場面で発揮できなければ意味がありません。

そのため、メンタル面の強化は非常に重要です。

テニスはメンタルスポーツとも言われるため、プレッシャーや緊張に打ち勝つ力を養う必要があります。

冷静な判断力

試合中に焦らず、状況に応じた判断ができるようになることが求められます。

また、練習中から、自分の弱点や相手の動きを冷静に分析する習慣を身につけましょう。

リョウジ
リョウジ
対戦相手を見ずに、自分のテニスばかり気にしていると、なかなか試合に勝てません。過去のわたしもそうでした。

ポジティブな思考の習得

失敗したときに落ち込まず、次のポイントに集中できるメンタルを育てることが大切です。

ミスをしても、失敗を恐れずにラケットを振り抜きます。

ただし、ボールをコントロールできるスイングスピードを意識しましょう。

また、自分にポジティブな声かけをし、失敗を学びのチャンスと捉えるマインドセットが有効です。

イメージトレーニングも取り入れ、成功するイメージを繰り返し描くことも重要です。

効果的な練習メニューの組み立て方

効果的な練習メニューを組み立てることで、テニスの上達は加速します。

計画的な練習メニューを実践し、バランスよく上達しましょう。

練習メニュー
  • STEP1
    ウォームアップ
    怪我を防ぐため、練習の前に軽いランニングで体を温め、ダイナミックストレッチで動ける体を作る。
  • STEP2
    基礎練習
    ストローク、ボレー、サーブなどの基本的なショットを中心に、球出しで反復練習を行う。特に、苦手なショットを重点的に鍛える時間を設ける。
  • STEP3
    ラリー練習やドリル練習
    特定のショットやシチュエーションを想定したラリー練習やドリル練習を取り入れ、実戦で使える技術を磨く。
  • STEP4
    ゲーム形式の練習
    実際の試合を想定したゲーム形式の練習を行い、実戦に近い状況で判断力やメンタルの強化を図る。
  • STEP5
    フィジカルトレーニング
    テニスに必要な筋力や持久力、フットワークを向上させるため、自重トレーニングやランニング、ダッシュなどのトレーニングを行う。
  • STEP6
    クールダウン
    最後にクールダウンを行い、体の疲労を回復させることも重要。軽いジョギングやスタティックストレッチで筋肉をほぐす。

これらの要素をバランスよく取り入れ、継続的に練習することで、テニスの技術は着実に向上していきます。

また、定期的に自分の進歩を評価し、練習メニューを適宜調整することも大切です。

リョウジ
リョウジ
テニススクールでも、上記の流れでレッスンテーマを設けて行うことが多いです。

テニスが上手くなる人の特徴

テニスが上手くなる人は、自分たちと何が違うのかな?

テニスが上達する人には、いくつかの共通点があります。

彼らは、ただ努力するだけでなく、ポイントを押さえて練習したり、工夫をしています。

このパートでは、テニスが上手くなる人の特徴や上達のコツについて解説します。

上達が早い人の共通点

テニスで早く上達する人には、いくつかの技術的な共通点があります。

これらを意識することで、あなたも上達のスピードを上げることができます。

体全体を使ったダイナミックなスイング

肩をしっかりと入れて全体を使ってスイングする人は、ボールにパワーを加えやすいです。

腕だけで打つのではなく、体全体を使ってダイナミックにスイングすることが重要です。

振り出すタイミングがいい

上達する人は、適切なタイミングでラケットを振り出すことができます。

これにより、振り遅れやミスショットが少なく、安定したショットが打てます。

リョウジ
リョウジ
肩を入れた深いテイクバックからでも間に合うのは、振り出すタイミングがいいからです!

リズム感がある

リズムよくフットワークを使える人は、試合中でも安定したパフォーマンスを発揮します。

無駄な動きが少なく、ボールとの距離感をスムーズにとれるのが特徴です。

適切な力加減

必要以上に力まず、適度な力加減でボールを打てる人は、コントロールとパワーのバランスが取れたショットを打てます。

力任せに打つのではなく、ボールとのタイミングを意識しつつ必要な力を加える感覚を養いましょう。

自分を活かすための工夫

上手くなるためには、自分に合った工夫をすることも大切です。

以下に、上達を加速させるための具体的な工夫を紹介します。

自分に合ったプレースタイル

テニスにはさまざまなプレースタイルがあり、自分の身体能力や性格に合ったスタイルを見つけることが重要です。

プレースタイルは、大きく分けると下記のとおり。

  • ベースライナー
  • ネットプレーヤー
  • オールラウンダー

守備的なプレーヤーなら、粘り強くつなげて相手のミスを引き出すベーライナー。

短期決戦が好みなら、積極的にネットに出るネットプレーヤー。

ベースラインでもネットプレーでも戦えるなら、何でもできるオールラウンダー。

実際には、3つのプレースタイルをより細かく分類して自分に合った戦い方を見つける必要があります。

自分の強みを活かすことで、試合でも自信を持って戦えるようになります。

適切なラケットやガットの選び方

自分に合ったラケットやガットを選ぶことも、上達に直結します。

ラケットは軽すぎると手打ちになり、重すぎるとコントロールが難しくなるため、自分に合ったものを選びます。

一般男性は300g、一般女性は280gを基準にするといいでしょう。

また、いろいろなガットを試して自分に合うものを見つけましょう。

ガットの太さやテンションの高さでボールの飛びやコントロールのしやすさが変わります。

リョウジ
リョウジ
適切なギア選びが、技術を最大限に発揮する助けとなります!

テニススクールに通っても上手くならない場合

テニススクールにずっと通っているのに、上手くなっている気がしない…

テニススクールに通っているにもかかわらず、なかなか上手くならないと感じる人も少なくありません。

原因は個々に異なりますが、多くの場合、練習環境や練習方法に改善の余地があるかもしれません。

このパートでは、テニススクールに通っても上手くならない場合の対処法について解説します。

コーチ・クラス・スクール選びのポイント

上達のスピードに大きな影響を与えるのが、コーチの選び方です。

良いコーチやクラスを見つけることが、効果的なレッスンを受けるための第一歩です。

良いコーチの特徴としては以下の点が挙げられます。

良いコーチの特徴
【適切なフィードバックをくれる】
良いコーチは、技術的なアドバイスだけでなく、なぜその動きが大切なのかを丁寧に説明し、具体的な改善策を提案してくれる。「もっと速く振って」「力を抜いて」などの抽象的な指導ではなく、問題点を的確に指摘し、修正方法を教えてくれるコーチを選ぶ。
【個々のレベルに合わせた指導ができる】
クラス全体に対して一律の指導だけでなく、一人一人のレベルや弱点に応じたアドバイスを行うコーチは上達を加速させる。自分の成長を感じるには、パーソナライズされた指導が必要。
【モチベーションを高めるサポート】
良いコーチは、単に技術を教えるだけでなく、モチベーションを高める指導ができる。褒めるタイミングやアドバイスの仕方により、選手のやる気を引き出すことができるコーチは貴重。
【最新の指導法や技術に精通している】
テニスの技術や指導法は常に進化している。最新の知識を持ち、それを適切に生徒に伝えられるコーチを選ぶ。

また、良いコーチに巡り会えても、他の生徒さんのレベルが自分とかけ離れていると、練習の効率が悪くなります。

通常のグループレッスンでは、コーチと打ち合う時間より生徒さん同士で打ち合う時間のほうが長いからです。

自分よりレベルが高い生徒さんばかりだと、萎縮してしまい、本来の力が発揮できない場合があります。

自分よりレベルが低い生徒さんばかりだと、ラリーがなかなかつながらず、物足りなさを感じるでしょう。

コーチだけでなく、周りの生徒さんが自分のレベルに近いかも見ておきたいポイントです。

良いコーチやクラスが見当たらないんだけど…

そう感じたら、他のテニススクールも検討してみましょう。

テニススクールでは、無料もしくは1,000円くらいで体験レッスンを受け付けています。

レッスンの雰囲気や施設を確認できるので、在籍しているテニススクールと比較するのにもってこいです。

リョウジ
リョウジ
入会するつもりはなくても、外の世界を見る意味で体験レッスンの利用をおすすめします!

プライベートレッスンの活用

グループレッスンでは、自分に合った指導が行き届かない場合が多いです。

特に、自分の弱点や技術の細かい部分を徹底的に改善したい場合は、プライベートレッスンを活用するのが有効です。

マンツーマンでの徹底指導

プライベートレッスンでは、コーチが自分だけに集中して指導してくれるため、短期間で技術的な問題を改善しやすいです。

例えば、サーブのフォームやフットワークの細かな修正を集中して行うことで、大きな効果が期待できます。

自分のペースで進められる

自分のペースで学べるのもプライベートレッスンの利点です。

わからない点があれば、何度でも質問でき、自分に合った進度でレッスンを進めることができます。

自主練習の重要性と方法

スクールやレッスンだけに頼るのではなく、自主練習を取り入れることも上達には欠かせません。

特に、個別の練習時間を確保することで、技術を体に染み込ませることができます。

壁打ち

壁打ちはシンプルでありながら、非常に効果的な自主練習方法です。

壁を使って、球出しやラリーの練習が手軽にでき、正確なフォームやタイミングを鍛えることができます。

時間や場所に縛られずに練習できるのも魅力です。

テニストレーナーの活用

近くに壁が見つからない場合、市販されているテニストレーナーで壁打ちに近い練習が可能です。

ボールが自分に戻ってくる動きを再現し、スイングや打ち返しの練習ができます。

テニストレーナーを使うことで、球出しやラリーの反復練習をいつでも行えます。

動画撮影によるセルフチェック

本気で上手くなりたい方は、自分のプレーを客観的にチェックできる動画撮影を活用するといいでしょう。

三脚を使えば、スマートフォンで簡単に撮影ができるため、自分のフォームや動きの癖を確認できます。

横からや後ろからが撮影しやすいので、定期的に行い、改善点を見つけましょう。

周囲と同レベルに近づき自信を取り戻すには

早くテニス仲間と同じレベルでゲームを楽しみたい…

テニスを始めたばかりの頃や、しばらく上達が感じられない時、周囲との差を感じてしまいがちです。

しかし、上達には時間がかかるもの。

焦らず、トライアンドエラーを繰り返しながら練習することで、少しずつ周囲とのレベル差を縮め、自信を取り戻すことができます。

そのための具体的なステップについて解説します。

トライアンドエラーを繰り返しながら練習していくしかない

上達するためには、失敗を恐れずに何度もトライアンドエラーを繰り返すしかありません。

一度で完璧にできるようになるわけではなく、試行錯誤を重ねることが大切です。

以下のステップに従って、着実にスキルアップを目指しましょう。

試行錯誤を重ねる3つのステップ
  • STEP1
    現状を正確に把握する
    まずは自分の現状をしっかりと理解することが重要。苦手なショットや動きは何か、どうしてその技術が上手くできないのかを冷静に分析する。自己分析をすることで、具体的な改善点が見えてくる。わからないときは動画撮影する。
  • STEP2
    仮説を立てる
    次に、自分のプレーを改善するための仮説を立てる。例えば、「スイングが遅れているのはテイクバックが遅いからかもしれない」「肩の回転が不十分なせいで、ボールに力が伝わらない」といった仮説を立てることで、どこを改善すれば良いかを明確にする。
  • STEP3
    新しいフォームやスイングを試す
    立てた仮説に基づいて、実際に新しいフォームやスイングを試してみる。最初はうまくいかないことも多いが、何度か試して体にその動きを覚えさせることが重要。この過程を何度も繰り返すことで、少しずつ技術が向上していく。

ある日できなかったことができるようになる瞬間がやってくる

地道な練習を続けていると、ある日突然、それまでできなかったことができる瞬間が訪れます。

この「できるようになった瞬間」を感じると、大きな自信につながり、さらに成長への意欲が湧いてきます。

それまでモチベーションを保つには、以下のことに気をつけましょう。

  • 小さな進歩も見逃さず、自己評価する
  • 長期的な目標と短期的な目標を設定する
  • 他人と比較せず、自分の成長に焦点を当てる
  • 練習の過程自体を楽しむ姿勢を持つ

まとめ

最後に、まとめておきます。

まとめ
  • 技術的な問題、メンタル、練習不足が、テニスが上手くならない原因。
  • 上達には、基本技術の習得、メンタル強化、計画的な練習が欠かせない。
  • 技術の習得だけでなく、自分に合った工夫も上達には重要。
  • テニススクールで上手くならない場合は、練習環境や自主練習の工夫が必要。
  • トライアンドエラーを繰り返しながら練習することで、できなかったことができるようになる。

よくある質問

Q&A

Q 上達を実感できない時の対処法は?
A

上達に時間がかかることを理解し、小さな成長を認識することが大事です。具体的な目標を設定し、一つひとつクリアしていくことでモチベーションを維持しましょう。

Q フォームを改善するためのアドバイスはありますか?
A

コーチに定期的にフォームチェックを依頼し、ビデオ撮影で自分の動きを確認しましょう。見本となるフォームを見つけて、動きを比較することも有効です。

Q 試合中の緊張をどう克服できますか?
A

深呼吸やルーティンを取り入れて落ち着くことが大切です。試合前に十分な準備をすることで自信がつき、緊張を和らげることができます。

タイトルとURLをコピーしました