元テニスコーチが6歳の娘にテニスを教えてみた【1日目】

こんにちは、リョウジです!

テニスコーチをやめて3年くらい経ちましたが、6歳の娘にテニスを教えることにしました。

親子だと甘えてしまうこともあり、自分の娘に直接テニスを教えることは今まで考えていませんでした。

自分がそうだったように夢中になれることは自分で見つけるものだと考えていたので、わたしが好きなテニスをやらすつもりもありませんでした。

娘もテニスをやる気はまったくありませんでした。

しかし、自分が娘に教えられるのはテニスしかないと最近になって気づきました。

多少テニスができるようになれば、何かの役に立つのではないかと考えたのです。

その思いをそのまま娘に伝えてみたら、意外にも娘はテニスをやってみると言ってくれました。

娘にテニスを教えるとき気づいたことをこの記事に残します。

自分が初心者の子どもを教えるときの備忘録になればいいかなと思います。

いつまで続くかわかりませんが…

元テニスコーチが6歳の娘にテニスを教えてみた【1日目】

下記の環境で娘にテニスを教えました。

【場所】自宅の部屋(5.5畳)
【時間】2時間
【ボール】スポンジボール(ブリヂストン)
【ラケット】ラジカル19(ヘッド)

今日は雨が降っているので、自宅の1室で行いました。

晴れていても外は暑いため、最初は自宅で十分かと考えました。

時間は特に決めていませんでしたが、結果的に休憩時間を合わせて2時間練習しました。

時間制限がないので、実際のレッスンと違って気が楽です。

娘は勝手にいなくなり休憩をとっていたので、わたしからは休憩時間を設けませんでした。

ボールは直径9cm近くあるスポンジボールを使用しました。

元テニスコーチが6歳の娘にテニスを教えてみた【1日目】

大きくてとらえやすく、家の中でも衝撃は少なくて済みます。

打っても部屋の壁に当たって返ってくるため、ボールは1球で十分でした。

元テニスコーチが6歳の娘にテニスを教えてみた【1日目】

クローゼットに向かって打たせた

ラケットは自宅にあった19インチのジュニアラケットを使わせました。

元テニスコーチが6歳の娘にテニスを教えてみた【1日目】

ジュニアラケットはこれしか持っていなかったので…

現在のモデルはこちらです。

本来身体の大きさを考えると21インチ以上のジュニアラケットが妥当なのですが、狭い部屋でラケットを振り回すことを考えるとちょうどいい長さでした。(ただし両手打ちだとグリップが短すぎて手がはみ出します。)

わたしは必要なときだけ普段の27インチのラケットを使いました。(ミニミニラリーのときだけです。)

練習内容は深く考えず、その場の雰囲気で決めていきましたが、大体の流れは下記のとおりです。

  1. ラケッティング(20分)
  2. グランドストローク(70分)
  3. オーバーヘッド(20分)
  4. ミニミニラリー(10分)

ラケッティング(20分)

最初はボールとラケットに慣れるためラケッティングを行いました。

  • ワンバウンドでボールの下からつく
  • 2人でミニミニラリー(ワンバウンド)
  • 地面に向かってボールの上からつく
  • ノーバウンドでボールの下からつく

娘は初心者なのでどのラケッティングもまともにできません。

ラケットヘッドだけを振るためラケット面が安定せず、まったく続きません。

後ろから手伝ったり、言葉で「ラケットを振るのではなく膝をやわらかく使う」とアドバイスしましたが、変化はあまりありませんでした。

1回もしくは2回ラケットでボールを当てるたびに空いている左手でボールをキャッチさせようともしましたが、小さな手では逆に大きなスポンジボールをつかめませんでした。

唯一「2人でミニミニラリー」(2人で交互にボールの下をワンバウンドでつく練習)だけは、わたしが打ちやすいボールを送れるのでうまくいきました。

慣れてきたら、ラケット面の表と裏を交互に使わせました。

ラケッティングは反復練習が必要と改めて実感…

グランドストローク(70分)

次に行った練習はグランドストローク。

時間制限がないため、基本練習をじっくり取り組みました。

  • フォアハンド(ハンドトス)
  • ミラードリル(サイドステップ)
  • フォアハンド(サイドステップで前進)
  • フォアハンド(サイドステップで後退)
  • バックハンド(ハンドトス)
  • バックハンド(サイドステップで前進)
  • バックハンド(サイドステップで後退)
  • フォア⇄バック(ハンドトス)
  • フォア⇄バック(サイドステップで前進)
  • フォア⇄バック(サイドステップで後退)

ボールを打点の真上から落としてトス打ちしたかったのですが、部屋が狭いため断念。

元コーチが6歳の娘にテニスを教えてみた【1日目】

狭い空間で打たせたので自分がそばに立つのは難しい

テニススクールでもおなじみの斜め前からのハンドトスでまずは練習しました。

ハンドトスで教えたのは主に下記の5つです。

  • グリップの握り方
  • 打点の位置
  • テイクバックの位置
  • フィニッシュの位置
  • タイミング

最初はフォアハンドストロークのグリップの握り方を教えます。

ラケットが19インチと小さく軽いので片手打ちで教えました。

しかし、テイクバックでラケット面が上を向いてしまい、毎回グリップの握りとラケット面の向きを修正する必要があります。

ボールが地面にバウンドしたときに「1(イチ)」、ボールをとらえるときを「2(ニ)」と声をかけながら、タイミングも練習。

「1」でボールを待ちきれずフォワードスイングを開始してしまい、小さな助走から手だけで打っていました。

次にミラードリル。

サイドステップを「カニさん」に例えて教えます。

自分の動きを真似してもらったり、自分が真似したり…

サイドステップを覚えたら、娘の後ろからボールをトスして前にサイドステップしながら打たせます。

次は下がって打つ練習。

最初は娘がサイドステップで下がってからボールをトスするようにしました。

フットワークに慣れてきたら、下がると同時にボールをトスします。

次に両手バックハンドストロークをフォアハンドとほぼ同じ流れで教えました。(ミラードリルは1度やったので省きます。)

そこで気づいたのは、両手打ちのほうが圧倒的に良かったことです。

テイクバックでのラケット面も、フィニッシュに向かうフォロースルーも両手のため安定していました。

テイクバックから身体を使って一気にスイングができています。

バックハンドストロークの練習が一通り終わると、再びフォアハンドストロークに戻り、両手打ちで一から練習してみます。

案の定、両手打ちのほうがフォアハンドストロークは安定して良くなりました。

最後に、フォアハンドストロークとバックハンドストロークを交互に打たせながら、グリップの握りとスイングを馴染ませました。(グリップチェンジ練習の代わりに。)

オーバーヘッド(20分)

グランドストロークの練習が終わったら、サーブとスマッシュのベースとなるオーバーヘッド(頭の上)ショットを練習しました。

  • 打点の確認
  • 手のひらで打つ
  • ラケットで打つ

まずは打点の確認です。

ラケットを置いて、手のひらで打たせます。

娘には昔ボールを投げるときにやらせたことがあるウサインボルト選手のポーズを天井に向けてやってもらいます。

打点の位置にわたしがボールを準備します。

準備したボールを娘に手のひらで叩かせます。

慣れてきたら、わたしが小さくトスアップしたボールを手のひらで叩かせます。

サーブのように高いトスではなく、打点付近から出す小さなトスです。

すぐに手を出せば、腕が伸びたところでボールを叩けます。

最後はラケットを持たせ、ウサインボルト選手のポーズ(ただしラケットは立てる)からわたしが小さくトスしたボールを打たせました。

すべての練習が終わった後にどの練習が一番楽しかったか娘に聞くと、オーバーヘッドでボールを打つ練習が一番楽しかったようです。

ミニミニラリー(10分)

最後は、ラケッティングのときに練習した「2人でミニミニラリー(ワンバウンド)」をおさらいしました。

グリップや打ち方は一切気にしなくていいと伝えます。

片手で打っていましたが、だいぶ繋がるようになっていました。

娘にテニスを教えたときわたしが気づいたこと

娘にテニスを教えたときわたしが気づいたことを書いておきます。

娘にテニスを教えたときわたしが気づいたこと

久しぶりにテニスを教えてみて気づいたことは下記のとおりです。

  • テニスを教えることは楽しい
  • ラケッティング以前にボールを使ったハンドアイコーディネーショントレーニングも必要
  • フォアハンドストロークは片手打ちより両手打ちのほうがよかった

テニスを教えることは楽しい

「自宅の部屋・時間制限なし・自分の娘」という初めてのシチュエーションだったこともあり、テニスを教えることはやはり楽しいと感じました。

最後まで練習に付き合ってくれた娘にも感謝です。

ラケッティング以前にボールを使ったハンドアイコーディネーショントレーニングも必要

ラケッティングやショット練習の際に、手を使って難易度を落とそうとしましたが、返って難しくなることが多かったです。

自分基準で考えてしまいました。

6歳の娘には、テニス以前にボールを使ったハンドアイコーディネーションドリルが必要だと感じました。(突き詰めるとボールも使わないコーディネーションドリルも必要になると思いますが…)

テニスのレッスンでなぜこういったコーディネーションドリルを行う必要があるか娘を通して改めてわかりました。

フォアハンドストロークは片手打ちより両手打ちのほうがよかった

6歳とはいえラケットが軽くて小さかったので、最初フォアハンドストロークを片手打ちから教えました。

しかし、両手打ちのほうが体全体を使った迷いのないスイングができていました。

確かにこのくらいの年齢のジュニアには、最初両手打ちから教えていたのを思い出します。

テニスを教えたとき娘が楽しんだこと

テニスを教えたとき娘が楽しんでいたのは、「ラケットを振り抜いてボールを打つ」ことでした。

グランドストロークやオーバーヘッドでボールを打つとき、娘は生き生きとしています。

娘の中では「テニス = ラケットでボールをひっぱたく」なんだなと感じました。

ジュニアたちがつなぐ練習より野球のようにボールを飛ばして楽しんでいたのを思い出します。

テニスを教えたとき娘が退屈したこと

逆に、テニスを教えたとき娘が退屈したことは「地味練」でした。

理由は簡単で、ラケットでボールをひっぱたくことができないからです。

上達するため、もしくは難易度を落とすために行った地味練では、気がつくと娘はどこかに行って休憩し出します。

ラケッティングの難易度を落とそうと、空いている手でボールをキャッチさせたり…

ラケットを使わず、手でボールキャッチさせたり…

ボールを使わず、壁に向かってラケットで素振りをさせたり…

今後、地味練をやるならゲームのように楽しくできる工夫が必要だと感じました。

また、ラケッティングやスイング中、後ろからラケットワークを手伝うのもイマイチ…

自分で打つほうが断然楽しいという気持ちが伝わってきました。

最後に…

1日目には下記について触れませんでした。

  • アイドリング
  • スプリットステップ
  • ボレー

足を細かく動かして待つアイドリング。

相手がボールを打つときに行うスプリットステップ。

そして、ノーバウンドで打つボレー。

ボールを打つ楽しさをベースにしながら、少しずつ教えていきたいと思います。